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おっなんだ面白い。読みやすい。
しかし盛りだくさんだな。
なぜこんなことになったのかを見失いかけるほど盛りだくさん。
でも上手い。
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途中から読者が感じていくであろうズレ。それが最後に解明されるのですが…。なかなか巧いやり方だと思いました。読者に与えるズレの感覚は面白かったです。爽快感がありました。
ただ、密室トリック、殺人動機、祥子以外の人物描写の希薄さ等、納得いかない点も多かったです。
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ちょっと現実味の薄いお話だと感じてしまって、もうひとつお話に入りこめなかった。
途中は結構面白かったんだけど、読後感はイマイチ。
個人的にこういう叙述トリックは好きじゃないからかも。
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初読みの作家さん、ブクログでフォロワーさんの評価が高く興味を持った。今作が処女作でメフィスト賞を受賞している。以下ネタバレになりますのでご注意ください。
序盤から人称変化による叙述トリックの匂いがプンプンしている。恋人同士の男女がそれぞれ交互に出来事を紡いでいくのだが、二人の行動、出来事に微妙な差異があり、事件勃発時には全く異なる事象が展開される。このへんで時系列誤認のトリックが想起される。この展開は過去の読書歴からして驚くことではなく、どのように騙してくれるのか?そう簡単には…などと余裕もあったりしたのだが…
中盤以降二人が離れ離れとなっていくにつれ、事象に関わる人物が多く登場するのと、二人に起こった事件があまりにも違い過ぎる故、これは作中作のあるメタ構造では?とも思えた。これは大きな勘違いであったが…さらに殺人事件における密室まで登場してしまい、これは収集つくのか?どうやってまとめるのだ?と疑問に思うのだが、離れていた二人が再開することによって、かつてなかったほどの大量のパズルピースが、すべてハマり二重三重のどんでん返しが展開される。よくぞこれをまとめあげたな!という読後感を得た。これは物語の出来云々ではなく、作者の努力を称えたいという種類のものである。
詰め込み過ぎなカンジもする、強引さもあったかもしれない。ただ時系列や人称変化によるトリックはすでに20~30年も前に折原一、中町信らによって描かれているではないか!これだけではダメじゃないか。もっともっとやってやろう、という黒田氏の気概を大いにに感じたのだ。個人的に特筆事項は、密室殺人に物理的仕掛けまで取り入れてきたことだ。一歩間違えばバカミスになりかねなく、実際どうなの?と突っ込まれかねないが、それを押し込んでまとめ上げた努力を大いに称えたいと思う。
好き嫌いの分かれる作風だし作家さんだと思う、が自分は大いに気に入った。他の作品も読んでみようと思う。
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メフィスト賞受賞作。
結婚式当日、何者かに襲われた祥子。
トリック自体は好きなタイプのものだか、ある程度は予想がつくのと扱ってる題材が堪え難いので星3つ。
(図書館)
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黒田研二のデビュー作であり,メフィスト賞の受賞作。「私」という女性視点と,「僕」という男性視点から描かれる男と女の出会いから結婚までのエピソードと,結婚式の直前に発生する悲劇。そして,「私」の章と「僕」の章で描かれている内容が少しずつずれてくる。
プロットは,よくある時間のズレを利用した叙述トリックである。「私」の章で描かれているのは,「僕」の章で描かれているより1年前の話であり,「私」の章の主人公である祥子を襲ったのは,祥子が1年前に結婚しようとしていたフィアンセである三笠勇紀だった。
祥子は,勝田という小説家の隠し子であり,勝田が祥子の母がウェディングドレスに残した秘密を隠すために,三笠勇紀を利用して祥子を襲う。祥子はその復讐のために,一年後に「僕」を罠にハメる。
叙述トリックとしては,ややことば足らずの部分があり,よくできていると感心させるより,純粋にオチで驚かせようという感じの作品である。
登場人物の性格の悪さは好み。黒田研二の作品は,基本的に一癖も二癖もある人物が出てくるのがたまらない。
なお,建物の中が回転していたので,既に死亡していた死体が動いたと感じたという,アリバイ工作に使われた物理トリックはバカミスっぽくて結構好き。とはいえ,全体的に見ると,評価は★3くらいになるかな。
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とにかく滅茶苦茶だった。あからさますぎる「ユウ君」呼びと先の読めない展開にワクワクするというより疲れてしまった。本当に最後ちゃんと収まるんだろうかと不安になりながら読んだが、収まっているといえば収まっているが、滅茶苦茶だった。顔似てる奴どんだけいるんだっていう。そして悪魔の館のトリックはひどすぎる。
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メフィスト賞受賞作品。
キワモノかと思ったけど、意外と正統派ミステリーだった。あっという間に読み終えて、それまでモヤモヤしていたことが、きちんと繋がるのは醍醐味。ただ、同じような顔の人が何人も出てきたり、やたら大仕掛けなトリックだったり、ちょっと都合良すぎ?と思える面も。
男女それぞれの話が交互の章で語られる。それぞれ素敵な2人だったと思っていたのに、結婚式を境に離れ離れになり別の時空で生きてるかのように相手に出会えない。その前の雑談でパラレルワールドの存在を話していたこともあり、ミスリードを招く。今まで一緒にいた相手は本当の姿だったのか?お互いがお互いを探して見つけられず、当初の幸せだった頃の人物像からかけ離れてく。誰が悪で何が2人を遠ざけてるのか、結末まで目が離せなかった。
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大掛かりな装置やいかにも叙述トリック的な名前使いもありましたがが、程よい緊張感を保って最後まで楽しめました。ちょっと途中であれ?と思うこともありましたが、最後の種明かしはなかなかすっきりしました。
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2016年55冊目。
読み終えてみれば大好きな叙述トリックモノだったのに、何故ここまで読むのに時間かかったのか。扱ってるネタがあまり気持ちいいものではないのと、祥子のキャラクターが好きではないからかも。
途中で、ある程度は気づいたけど、やっぱり細かいところまでよく出来てるなーと。
うーん、でもやっぱりあんまり好きじゃないかなー、この作品^^;
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もうちょっと読み込まないとちゃんと理解できない…僕ってほんたうに頭が悪いですね!
ヽ(・ω・)/ズコー
何かミステリ物を読んで驚きたいナー、といった気分でしたので手に取ってみたんですけれどもまあ…面白…かった、かな? 少々自信がないのですけれども、ミスリードの仕方はうまいと思いますし、僕も夢中でページを繰りましたとも…!
ラストはなんかアレでしたが…てか、ミステリってどれもこれも読後感、こんな感じなんでしょうか? 一般文芸に比べればやはり人物描写などは劣るし…まあ、そこを求めても仕方がない、とミステリマニアの人たちはおっしゃるかもしれませんが…
ヽ(・ω・)/ズコー
しかも題材が題材ですよ! 女性の皆様なら心底嫌悪感を感ずるに違いありません…。まあ、僕は男ですからまあね…楽しめましたが(!)
ヽ(・ω・)/ズコー
そんなわけで著者の作品を読むのはこれが初めてですけれども、割かし良かったかと思います! 文章も端的に言って読みやすかったですし…ブッ○オフに別の作品が置いてあれば手に取りたいと思います(!)。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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祥子とユウ君の物語。ウェディングドレスに秘められた謎には、おぉと思ったが、ストーリー展開がややこしくて、最後に全てがつながるはずだったが、自分の中でつながらず。グロテスクな場面描写(レイプ、殺人、AV)なども多くて、気乗りしにくい作品、!
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内容紹介
「謎と論理がぐるぐる回るこの一発芸には目眩した」――東野圭吾
結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。鍵となったのは、あるビデオに関わる猟奇殺人と、母が遺したウェディング・ドレス。そしてユウ君と再会したとき、不可解なジグソーパズルは完成する。全編に謎と伏線が鏤(ちりば)められた第16回メフィスト賞受賞作
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章ごとに男女の視点が変わる章立て
同じ事件を語っているようで、なんだか違和感あり
時間的乖離があるのだろうとは容易に想像できたが、それ以上に様々な伏線が
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序盤の伏線、違和感を見事に回収。
無駄がなく綺麗にまとまっています。
まあ双子や顔が似てるって言うところで、中々怪しかったですけどね笑
時系列がずれているのも少しづつわかるようになっていて面白かったです!