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ミステリーとオカルトとをうまく繋ぎ合わせたメタ小説!
やはり、メフィスト賞はこうでないとというべき作品。
小説という限られた表現方法の中で、いかに作者が読者を騙すか・・・そこに特化しているような小説です。
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これもまた叙述トリックを用いた作品。
リーダビリティが非常に高く、先が気になって一気に読んでしまった。
恐らく大抵の読者は途中で違和感の正体が何なのかに気付くだろうが(ヒントが散りばめられているため)、そこからさらに重ねて伏線が張ってあるので、この本を読めば必ず一回は驚くはず。
また、物語の舞台設定もいい。幻想とも現実ともつかない世界観に引き込まれる。
メフィスト賞受賞とのこと。これだけ筆力とエンタテイメント性が高ければ納得。他の作品も読んでみたい。
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黒田さんの作品は初めて読みましたが、予想以上に面白かったです。
序盤で、「パラレル・ワールド」というキーワードらしき言葉が出てくるのですが、「時間と名前の罠」は、乾くるみの「イニシエーション・ラブ」で経験済みなので、騙されません。
しかし、それがわかっていても、ラストまで一挙に読ませてくれる面白さです。
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なんとなくこういうことなんだろうと読みながら読んでいたら、
やっぱりそんな感じだった。
けどもなんだか先が気になる。読みやすい。
けど…あのトリックだけはちょっとなぁ
あとヒロインの方があんまり好きになれない
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エロ、猟奇、館モノで叙述トリック臭いものをかぶせるという
詰め込み型ミステリー
詰め込んだ分切れ味を欠く
主人公の女性の描き方が、男性として読んでてもイマイチ不可解で
登場人物のリアリティのなさは随一
駄作と言い切るのはちょっと微妙だが、受賞は謎
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普通。
メフィスト賞とったってポップが帯に描いてあったから買ってみたけど、普っ通!
感想も・・・・まぁ特になし。
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「結婚しよう」
祥子の部屋で晩御飯を食べていた時、ユウ君に突然言われた。
祥子は、その言葉を聞き動きが止まってしまった。
そして、自然と溢れる涙は、やがて号泣になった。
祥子は、結婚を承諾する。
根暗だと思っていた自分が結婚できるなんて・・・。
祥子は幸せの絶頂にいた・・。
彼は、意を決して祥子にプロポーズをした。
色々考えたのだが、口にしたのは「結婚しよう」と言う言葉だけだった。
号泣した彼女をみて戸惑ってしまうが「ユウ君・・・・本気だよね?」
色々と言葉を交わしてお互いが好きだと確認をして、祥子から承諾の返答がもらえた。
彼は、祥子との幸せな日々を想像するのだが・・・。
祥子は、自分の行く所になぜか同じ車が止まってるのに気づく。
まるで尾行されてるようだった。
母親一人に育てられた祥子は、母親の再婚相手をどうしても父親と認められないで一人暮らしをしていた。
母親は、一年前に亡くなったのだが遺言で結婚する時に箪笥の隠し引き戸を開けるように言われていた。
そしてそこにあったのは、母が再婚の時に着ていた手作りのウェディングドレスとティアラだった・・・。
彼には、双子の兄がいた。
兄には、婚約者がいたのだがその人は、自殺をしてしまう。
一年前、兄は「ちょっと出かけてくる」と言ったきり行方不明になった。
兄の机には、婚約者の名前が入ったビデオテープと文字が書かれていた古びれた切れ端だけが残っていた・・・。
結婚式当日。
二人っきりで、教会で式をあげようとしていた。
祥子は、ユウ君が結婚指輪を部屋に忘れたといって取りに出かけた。
教会で待ってると、ユウ君が事故にあい病院に運ばれたと知らせが入った。
ウェディングドレスを着ていた祥子は、そのまま病院に駆けて行く。
その途中で車に乗っていた、ユウ君の会社の同僚と名乗る人物に会いその車に乗った。しかし、車は違う道えと・・・・。
すっかり遅くなってしまった。
彼は、教会に駆け込み扉を開いたのだがそこに祥子の姿が無い。
そして教会の中には、見知らぬ男が二人いた。
彼らは、祥子と結婚の約束をして騙されたと言うのだが・・・。
あるビデオに関わる猟奇殺人が鍵を握る。
そして、祥子とユウ君が再び出会う時、真相が明らかになる。
第16回メフィスト賞受賞作品です。
これは、本当にやられました。
ここまでやられたのは記憶にございません
しかも後半の回答まで混乱しっぱなし〜
『謎と理論がくるくる回るこの一発芸には眩暈がした』東野圭吾
この言葉通り、頭のくるくるしてました。
これは、ミステリーの好きな人は、ぜひ読んでください。
強制したいくらいです
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一気に読んでしまった!
ユウ君と祥子のそれぞれの視点が交互に出てきて話は進みます。
何かがおかしい・・とは思うんだけど、はっきりとは分からなくて。
でも、それが最後ですっきり解決。
もう一度読んで、伏線を確認したくなっちゃいました笑
メフィスト賞受賞作品です。
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これはいいですね。
中盤までのパラレルワールドぶりをどう回収するのかと思ったけれど、納得のいくラストで、小気味いい「だまされた」感がありました。
タイトルにも騙された感じ。あはは。
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久し振りに新しい人にチャレンジした本。
実はちょっと読み難くて、なかなか進まなかったのだけど、
きっとこういうオチだろうと思っていたのとはまったく違ったラストに感激。
読み終わると面白かったなぁと思える作品でした。
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わりと予想したような話しの構図ではあったけれど
面白かったス。今まで読んだこの方の作品では一番かも。
トリックは…かなり大胆なトリックでやや疑問符…
ですが…まぁ…アリかと(笑)。馬鹿馬鹿しいけど活字の
中なら許される大胆さでしょう。
タイトルと内容がピタリと嵌まる瞬間が気持ちいいス!
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結婚を誓い合った男女の視点が、章ごとに
入れ替わるのですが、段々とその二人の状況に
違いが現れてくるのでおかしいなぁ?と思っているうちに、
悲劇が起こります。
その後読んでいくうちには、予想もついてきますが
ラストまで、ハッキリしない点もあり、気になって
一気に読んでしまいました。
最後の方まで読んでスッキリするので面白かったのですが
登場人物や、事件に関係のある会社「サンライフ」の
裏の事業がちょっと掴みにくかったり、
途中で出てくる少年が、随分ご都合主義的に
動いていたりするような気がしました。
あと、やはり、女性の自分にはこういう内容は
受け入れにくいかも…。
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視点が切り替わり、同じ事件のはずがかみ合わない事実が浮かび上がる。
こういうトリックあるよなと思いながらも、最後まで読みきれる。
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連続してトリック系のミステリーを読んでしまった
時系列と視点で惑わせながら進んでいくんだけど
伏線を必要以上に散りばめすぎて納得の行くラストではなかった。
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もっかい読まないと人物がごっちゃになってわからん。
最初グロくておどろいたー。二日酔いの朝から電車で読むべきじゃなかった。
展開が早くてぐるぐるしてた。入り乱れてたし。頭使った。