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こんな風に、ダイナミックに時代を動かしひとつの文化を支えた人たちがいたのだなあ。ニーズやポピュラリティに偏重しがちな時代においては考えられない博打うちだらけだけれど、それこそが本当は新しいものを生み出すパワーなのかもしれない。
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http://ike-chan.at.webry.info/200906/article_21.html
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自分の全く知らない世界の話なのに、当時の勢いとか活気が伝わってきました。今巨匠とされるマンガ家さんたちはこういった所から出てきたのか、とかこの作品はこうやって生まれたのかとか・・・とにかく新鮮な気持ちになれる一冊。
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「電子書籍時代を考える上で」
人々に喜ばれるコンテンツを作り出すための情熱と人脈そして根性の物語。
電子化というどこか冷たい響きが一人歩きしている感が否めない昨今、コンテンツ作りの裏側にあるパッションと人間臭さをビンビンに感じる一冊。
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[ 内容 ]
1950年代終わり、高度成長の入り口に立った時代の空気を察知した小学館、講談社は週刊少年誌創刊に向けて始動。
早くも激しい先陣争いを展開した結果、サンデー、マガジン2誌同時創刊に至る。
線の太く丸いメジャー漫画家の獲得、“さわやか”イメージ戦略、正統派ギャグ漫画路線を掲げるサンデー。
他方、マガジンは、原作と作画の分業体制、情熱的な“劇画”路線と巻頭グラビア大図解を展開―それぞれ独自の方針を掲げ、熾烈な読者獲得競争を繰り広げた。
本書は、両誌の黄金時代を現場で支えた男たちの人間ドラマに迫る。
元編集者の証言は、私たちにスリルと多くの知恵を与えてくれる。
懐かしい名作やブームの裏話も満載。
[ 目次 ]
第1章 夜明け前
第2章 先陣争い
第3章 危機を好機に
第4章 サンデー快進撃
第5章 TVマンガの時代
第6章 なぐりこみ劇画野郎
第7章 万博とよど号
第8章 しのびよる黒い影
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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先日、番組予告をしていたのに、見逃してしまった。でも、この本によれば、番組に使われたのは、取材したうちの二割だそうだから、読むだけでも十分かもしれない。グラビアを一度原寸大でながめてみたいと思った。
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毎週発行という厳しいスケジュールの中で、ライバル誌とせめぎ合いながら発行を続ける編集者の苦悩と感動が痛快に描かれている。
「作画と原作の分離」「競争原理の導入」「創刊時の原点回帰」「最後は直感を大切にした判断」など、サービスの立ち上げにも通じるヒントが得られた。
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何の巡りあわせか同日に創刊された少年サンデーと少年マガジン。創刊に至る経緯から15年間の抜きつ抜かれつの競い合いの歴史が語られます。作者はNHKのプロデューサーだけあって、テレビドキュメントを観るように楽しく読めます。
で、去年買ってあったこの積読本を読むきっかけは、何といっても「ゲゲゲの女房」。ドラマのアンチョコとしてもすごく役に立ちます。
夜明け前
先陣争い
危機を好機に
サンデー快進撃
TVマンガの時代
なぐりこみ劇画野郎
万博とよど号
しのびよる黒い影
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編集者たちの戦術と戦略の話や、裏話が満載のこの新書、どこを切っても面白い話ばっかりで、中身を紹介する余裕はない。昭和30年代と40年代前半、マガジンとサンデーを読んでいたものならば、絶対面白い。
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少年マンガ誌創成期のチャレンジ精神とライバル関係のしのぎ合いが当時の時代性を感じさせて熱い。文章も熱い。校了日が一緒だから編集長同士はたびたびお酒を飲み交わしていたというエピソードがかっこいい。
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2009年刊行。少年向け週刊誌マンガの創刊に始まり、その激烈な攻防を経て、一定の社会的認知を得ていくプロセスを活写。後に新興勢力として競合関係に至ったジャンプやチャンピオンの話しは少なめ。
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サンデーとマガジンの創刊から、やがてジャンプに王座を明け渡すあたりまでの歴史をまとめたノンフィクション。
知ってる話も結構あったけど、やっぱり面白い。
いろんな漫画家や編集者などの群像劇が最高。
この続きもやってくれないかな?
ジャンプの隆盛、チャンピオンの躍進とか。
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3/17は漫画週刊誌の日
1959年、『週刊少年マガジン』『週刊少年サンデー』が創刊。
その歴史や人間ドラマをさぐる一冊。
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サンデーとマガジンの苦闘ぶりや、漫画家と編集者のさまざまな個性が面白い。ひさしぶりに読んだが、また数年後に読みたくなるだろう。
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少年サンデーと少年マガジンの創刊からの15年間を、漫画文化の隆盛と共に振り返る。高度成長期の熱気を週刊漫画誌を舞台に追いかけており、当時の不安定ながらも希望と熱気に満ちていた社会の様子が伺える。
「結果的に成功した」話を題材にしているとは言え、関係者達がいずれも「必ず読者の心を掴む」と信念を持って仕事に取り組み、それが時に激しい賛否を生みながらも漫画雑誌を世に広めていっている。
人気漫画家の囲い込み、その逆に新人(現在では大御所)達を発掘したり粘り強く談判して作品を仕上げてもらったり。そして、今より遥かに規制が緩やかだったはずの当時でも、旧世代や保守派との軋轢を乗り越えて作品を世に出し続けていくエネルギーに圧倒される。
「頑張った先に希望がある」と思えた時代の熱気を時に羨ましく思いながら読み進めた。