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かわいかった!まずはこのヒトコト。
タイトル通り「変化(変身)」を題材にした話ですが、登場人物たちの変身する理由が優しくて心が温かくなります。
ほっこりしたい人にぜひ読んでもらえたら、と思いました。
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表紙の優しい雰囲気に惹かれて購入。
柔らかく、ほんわかするようなお話でした。
「大人のメルヘン」と銘打ってありますが、ティーン向けかもしれません。
ちょっとした地味な善行をする人のもとに「狐神」が現れ、好きなものに変身できるお札をくれる。
お札を受け取った人たちは、そのお札を使った先でしか見えない世界、親しい人の気持ちなどに触れていく、短編連作集です。
わたしも、昔、動物になりたいと思うことがありました。
自分のいとしいと思う動物(ペットなど)になら、素直な気持ちを打ち明けられる。だったら、誰か大切な人のそういう存在になって、その気持ちを受け留めてあげたい。
これは、そんな願いから生まれた話なのではないかな、と思いました。
文章も、難しい表現は使わず、気さくな感じになっています。
ただ、もう少し重みというか、現実感が欲しかったな、とも思いました。
全体の構成なども含めて、もうひとつ、という感じがぬぐえません。
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日比生典成のめたもる。を読みました。いろいろなものに化けることの出来るおふだを狐神のコンからもらった人たちの短編が3つと狐神コン自身の短編からなる短編集でした。短編の主人公たちはおふだを使って猫や犬に変身します。そして、犬や猫の立場から観察すると、話をしているだけでは分からないことがいろいろ分かってくるのでした。登場人物たちの気持ちのすれ違いが、おふだのおかげで解消していくのでした。ハッピーエンド過ぎなんじゃない、とツッコミたくなる物語たちでしたが、軽い読み物としては楽しめました。
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「人はどんなに姿を変えても、所詮は人。人の本質が変わるわけではありませんよ。」狐神様から願うものに化けることができるお札を貰えるお話。共通テーマで4作から構成されてますが…飽きる。1つ1つが薄い。1作で作ったほうが良かったのかなと思ったり。
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何にでも化けられるというお札を持ったキツネが夢に現れて、いろんな人にお札を渡していくというアンソロジースタイルのお話。
どれもすごく良い話なんだけども、「良い話だな」で終わっちゃう、あと一歩足りない感じの作品。
たぶん足りないのは何かしらのリアリティじゃないかな。
フィクションには、フィクション要素を上回るリアリティを上書きしないとどうしても陳腐に見える気がする。
いや、良い話なんだけどね?
手軽に良い話を読める作品だと思います。
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大人の童話 短篇集 狐のおふだ なりたいものに変身できる不思議なおふだ メタモルフォーゼ 男女の物語(お人好し過ぎる少年と猫 ランナーの少女と犬 狐と結婚した娘 嘘つき少女とライオン)
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大人向けメルヘン。、ということで読んでみたが、大人というより少し下の方向けな気がする。
結構な速度で読めるので暇つぶしにはいいかもしれない
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面白かった。
とても良い話だった。
胸いっぱいな話だった。
優しい気持ちになれる話だった。
温かい気持ちになれる話だった。
幸せな気持ちになれる話だった。
少し、大人になれたような気がする話だった。
大人のメルヘン――良いですね。
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まさかの短編集だった
時間潰しには軽くさらっと読めてよかったけど、もう一回読もうとは思わないかな
三話目が切ないお話だったけど一番好きかも
二話目も結構好き
捻くれた視点で見れば、綺麗事っぽい印象も受けなくもないし、ありきたりな感じでもあるんだけど、好き
ただ、自分が怪我してるのに犬に化けると走れるっていうのがね 現実的じゃなくて、ちょっと興醒めした
でも、歩くのも困難な状態から数年ぶりに、たとえ犬の姿でも走れたっていうのは気持ちくて嬉しいことだろうな
一話目は2人の様に細かく気付いて周りの目も気にせず対処するなんて出来ないけど、あの気付いたらやらないと落ち着かない感じは分かる
マユカと猫の関係は彼女の登場後すぐ分かったけど、年齢差にはビックリした あと何年かしたら年齢差は気にならないのかもしれないけど、小6が大学生に、とかマユカませすぎじゃない?
そして四話目
これまでとの差! これあんまし好きじゃない
いい事してれば、誰も見てないようで誰か見てるよってこと?
街中にライオンとか笑えるはずの場面なのになんか笑えなかったぞ
周りでは騒ぎが大きくなってたたからかな
After... は
美咲の嘘をつくのが治ってなくてうーんって思ったけど、それが彼女の個性と愛情表現の一つで、それを受け入れてくれる人が居るならOKなのかな?
最後の狐神の言葉に少しうるっとした
種族が違うから月でまた一緒になることが出来ないなんて
それでも八重さんは月から、コンは月を通してお互いを見て思ってたらいいな
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4つのショートストーリーからなる小説。一つ一つの話は独立してるけど、実はちょっとした繋がりがあるところが魅力的。個人的には2つめの話が一番好き。
読みやすい素直な文章だったけど、それを書くのは端から見てるほど楽じゃないよ。分かるか昔の俺。
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良い事をしていたら、ある日狐に札を貰った。
なんでも『変身』ができるらしい。
という話が3話。
多分狐本人(?)だと思われる話が1話。
どこれもこれも、ほんわかした状態で入るのに
シビアな状態。
最初の話だけが、まだ童話のような?
最後には、当然というか、3話分だけの後日談。
ほのぼのというか、ほんわかというか。
2話目の後日談、が何だかにやにやしてしまいます。
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なりたい姿を書くと何にでも変身できるというお札を狐の神様からもらった人々の短編集。
あらすじに大人のメルヘンとあるが、完全に童話。
面白くない訳ではないが、大人には少し物足りない。
児童文学と考えるとそこそこおもしろい。
第1話 真実の鏡
お人よしの主人公が猫に変身。
全体的に文体は軽く、出版のきっかけとなった第1話は少し痛々しい。
第2話から第4話を見ると何となく文体が変わっているので、執筆には結構間が空いていたのではないかと思う。
オチが見えるが、シンプルな面白さがある。
第2話 ランナー
事故で負ったけがにより、走れなくなった主人公と、将来を期待された長距離ランナーの幼馴染。
全4話の中では一番。
唯一物語から得られるものがあり、前を向いて走り出す二人の姿が爽やか。
世羅の背負ったものを知って、それに応えようとする主人公というだけでも元気が出るのに、「自分の姿で行け」と吠えるランは予想を越えていった。
てっきりランの力を借りていく展開だと思ったのに。
第3話 月の猫
昔話のよう。
どうして狐の神様がお札を配るようになったかを描きたかったのだろうが、悲壮感はあまりなく、インパクトが弱い。
辛い環境にいる人を救うためかとおもったが、だとしたら第1話は当てはまらない。
第4話 SPRING COMES IN LIKE A LION
主人公は、家庭環境が変わった幼馴染と再会する。
理由が自分でもよくわからないのだが、なんとくなく主人公たちに共感できない。
キャラクターに一貫性を感じないからか?
after……
登場人物たちの後日談だが、完全に蛇足。
動物をいじめる子供多すぎ。