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ジャンルでいったら歴史大河ファンタジーみたいな感じ
白狐魔記は全部オススメ!
主人公は狐。
その狐から見た日本の歴史とその時代を生きた人々についての物語です。
まず、狐の視点からというのが面白い。
切り口が変わっているので、その時代の人々の生き方へ関する解釈も個人的に変わっているなぁと思いとても読み応えがありました。
とにかく続編が待ち遠しくてたまらない
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斉藤さんの本は、読みやすい。メッセージが理解しやすいですね。
私も全巻読みました。
主人公は、狐。
白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになります。
仙人から白狐魔丸という名前をもらいます。
そして、戦国の世のなかで、戦い続ける人々と知り合い、人間とは・・ということを知ろうとしていきます。
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再読。やっぱり斉藤洋さんはすごい。文章は簡単で、本自体も薄いのに、どっさり中身がつまってる。なにより、面白い!!!
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小学校高学年向けと書いてあったけど、ずいぶんとかなに開かれているので、中学年くらいでも読めるんじゃないかな。
タイトルの通り、きつねが化けるまでのお話です。
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面白かった〜!
斉藤洋さんはイッパイアッテナは面白かったけど
エイのやつがつまらなかったから
好きかきらいかわからなかったけど
これはよかった!
こういう時代ものも書いてるんだ〜!
歴史オタクじゃないんですが、
歴史を扱った小説はすきです
これも白狐魔丸っていうきつねが化けられるようになる話と源平のたたかいがリンクしてて
面白かった!
あと4冊シリーズあるから読みたいな〜
たしかに動物は
話せなくても人間の言葉はわかるやつにはわかると思う^^
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白孤魔記シリーズの第1巻。
不可解な人間の世界を、生真面目なきつねの目で見た物語です。
人間に興味があり、独学で言葉を学んだきつねが仙人のもとで暮らし、やがて人間に化けれるようになります。
白孤魔丸と名付けられたきつねが人里で出会ったのは、兄に追われる源義経一行でした。
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白孤魔丸はきつねの身でありながら仙人の元で修行し、人間に化け人間の言葉を話せるまでになった。時は鎌倉、人間の世界を知るための修行として世に出た白狐魔丸は頼朝の追っ手から逃げる義経の一行に出会い・・・。
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人間はおろかでいつも自分たちの欲望のために戦い、殺しあっている…。人間のことは好きではないが、なぜか気になる存在。普通のキツネが、人間への興味から白狐魔山にすむ仙人の元で修行し、「白狐魔丸(しらこままる)」という霊力を持つキツネになり、人間に変身して過ごす。人間社会を冷ややかに観察しながらもその中で、歴史上の有名な武将と出会い、臣下たちと心を通わせながら「人間とは・・・?」の答えを探すお話。人間の戦に巻き込まれ疲れきって、白狐魔山に戻って来ては一休みし、目覚めると時代が50~60年とんでいる…。未来へ未来へとタイムスリップしていくところが珍しい。
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小学生の頃以来の再読。読みやすく面白かった。
白狐魔丸が純粋に様々な人間に興味や疑問を持ち、学んでいく姿が良い。
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白駒山の仙人のもとで修行を重ね、人間に人間の化け、言葉も話せるようになった白狐・白孤魔丸の物語。
人間探求のに旅にでた白孤魔丸が出会ったのは、兄・源頼朝から命を狙われ山野をさまよう義経ら7人の武士たち。「兄弟なのになぜ殺し合うのか?」人間の行動が理解できない白孤魔丸だが、義経らと行動を共にするうち、人間は何かを守るために戦うのだと気づく。
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表紙の武士の絵。タイトルに源平の文字。源平の頃の時代小説?と思いきや!ちょっとまって!この本は大河タイムファンタジーです。だって、主人公はキツネ。しかも、このキツネ、仙人の元で修行しちゃうんだよ!和風魔法使いの弟子!表紙の雰囲気に惑わされちゃいけないよ!
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子供の夏休み課題図書だったので一緒になって読みました。タイトルや表紙とはうらはらに、歴史ものじゃなく、物語です…が、面白かったw
動物から見た人間感も結構好きです。続きも買っちゃおうかな^^;
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もう少し、時代考証がより忠実であればもっとはまりそう。
小学校6年生で歴史を学ぶし、そのぐらいの子どもたちに今度勧めてみよう。
2巻もとりあえず読んでみる予定。
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さほど期待しないで読み始めたんだけど、これがなかなか面白い!(笑) 人間という動物がどんな生き物なのかを狐目線で語ってくれちゃうというあたりが、なかなかいいなぁと思うんですよね。
「狐が人を化かす」とか「霊験あらたかな白狐」といった日本人が古来から大切にしてきた伝承をベースにしつつ、そこに源平合戦の「鵯越え」のシーンを挿入(しかもそれをあからさまには書いていない)してみたり、「義経千本桜」という歌舞伎演目に登場する「狐忠信」をいやでも思い出しちゃう「キツネと佐藤忠信の友情(?)物語」が描かれたりと遊び心も満載です。
この第1巻では巣立ち(独り立ち)を始めたばかりのフツーのキツネがどんな風に「人に化身できるようなフツーではないキツネ」になったのかにもかなりページを割いていて、その過程で人間の言葉を解するようになったり、人間に「狩られるもの」として追われたりと様々な経験をするんだけど、その一つ一つの経験の中でキツネが考えたり感じたりすることが実に「それらしくて」いいんですよね~。
かなり面白いのがキツネが白駒山でとある仙人と出会い修行に励む(?)日々の描写の部分です。 「人間を理解するために人間に化けられる狐になりたい!」という一途な思いでやる気満々のキツネをこの仙人が茶化したり冷やかしたりするんですよ。 でも決してキツネをバカにしているわけではなくて、そこにはキツネの想いを真正面から受け止めている懐の深さがあります。 人里で聞いたお坊さんの説教から「人間に化けられる狐になるためには人智を超えたような修行が必要」と思い込んでいる狐に対し、この仙人は
「ぼうずのようなきつねだな、お前は。 こんなところにくるより、寺にでも行った方がよかったのではないか? とは言え、この頃では、したい放題、やりたい放題の坊主が多い。 お前のような真面目な狐に来られては、坊主も迷惑するだろう。」
などとのたまい、「修行第一とそれを誇るようなヤツは厳しい修行を経たという自己満足に浸っているにすぎない」とバッサリ・・・・。 ことあるごとに「修行」というキツネを仙人は「坊主のようなヤツだ」と笑うんだけど、ちゃんとキツネの望みどおり、化身できるように導いてゆき、最後は「白狐魔丸」という立派な(?)名前まで授けてくれます。
この第1巻では修行の末にようやく自力で人に化けられるようになった狐だけど、最後のクライマックス・シーンまで、どうしても尻尾だけは消すこと(空にすること)ができずにいます。 その話が何気に説得力があると思うんですよね。
「狐の前足が人間の手に、後ろ足が足に、胴体が人間の胴体に、毛は着物に、そして頭と顔が人間の頭と顔に、それぞれ化身させることは、うまくできるものなのだ。 だが、尾はどうだ。 尾は何に変わるのだ?」
そしてこの問いの後、仙人が語ることは日本の宗教観の中ではか☆な☆り重要な「空」とか「無」という言葉で、「それがわかるには、お前(狐)はまだ若すぎる。」と言うんだけど、これってキツネに語っているのと同時に読者である子供たちに���語っていると思えちゃうわけです。 で、禅問答みたいな「空」や「無」の講釈の後、又仙人は言うんですよ。
「ほら、おまえの好きな言葉があったろう。 修行と言う言葉。 お前は修行が好きなのだから、尾が『空』に変わるように修行してみたらどうだ。」
などと仰います。 この緩急の付け方が実に素晴らしいなぁと感じました。
ふとしたきっかけで義経の都落ち一行と出会った白狐魔丸は多くの疑問を感じます。
平家を滅ぼしたと言われる大将でも平家を皆殺しにしたわけではなさそうだ。 人間の、それも武士と呼ばれる人々がする戦とはいったい何なんだろう??
兄弟に追われるとはどういうことなんだろう?? そんな人間の兄弟と言うものはどういうものなんだろう??
人殺しを平気でやった武士が、落ちのびる過程で騎馬を放ち、「長生きしろ」などと言うのは、どうしてだろう??
忠信の兄は屋島の合戦で義経の身代わりになって死んだという。 主人の身代わりになって死ぬのが、どうして幸せなんだろう??
思い起こせば、子供時代に KiKi は白狐魔丸と同じような疑問を感じたことがありました。 そして、未だにこれらの疑問に上手く答えられる自信はないんだけど、そうであるだけに知らず知らずのうちに白狐魔丸の気持ちを我が物としていることに気が付かされました。
忠信の首を賞金稼ぎの山伏どもから守り抜こうとする白狐魔丸の想いは「人間とは摩訶不思議な生き物よ」と考えていたキツネのものではなく、人間、それも武士っぽくなってきているように感じられます。 そして忠信の遺志を受け継ぎ、義経に偽装して賞金稼ぎどもを翻弄しているうちに、白狐魔丸は「尾を空に化身させること」ができるようになります。
まだまだ「霊験あらたかな白ぎつね」白狐魔丸としての人生(狐生?)は始まったばかりです。 彼がどんな風に「人間とは○○な生き物だ」という結論にたどり着くのか、興味は尽きません。 これは次作も楽しみな1冊だと感じました。 そのためにも今回、間違えて借りてきちゃった第3巻「洛中の火」に行く前に第2巻「蒙古の波」を読んでみたいものです。
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小学生高学年向けの本と侮るなかれ。
化身の術を仙人の元で学び、人に化けることが出来るようになった狐から見た歴史物語。
中でも、修行修行と息巻く狐と、やったら自然体な仙人とのやりとりは秀逸。
さあ、続きも読むぞ。