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古来より、植物と会話ができる力を持ち、
老舗の花屋を営む花咲家の家族が織りなす、
ほっこり系のファンタジー小説の1作目です。
あやかし系の、児童文学作家さんらしく、
作品の世界観も、キャラクターも、作風も、
優しげな、ハートフル・ファンタジーでした。
最初のエピソードは、
今一つ、テンポに乗り切れず、
読むペースもあがりませんでしたが…、
キャラクターや世界観が馴染んだ、
2つめからは、とてもいぃ感じで…、
最後のエピソードでは、ほろほろと…。
「風早の街の物語」シリーズの中では、
あやかし系は控えめの現実路線ですが…、
そのバランスは、とてもよかったですね…。
植物と会話ができる力…ってのが、
何より、羨ましぃ限りです…(^―^)
長く読み続けていきたぃ作品でした…。
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ほんわかするものが読みたくなって、手にした本。
植物の声が聞こえる花咲家の家族の日常。魔法やファンタジーがあると信じたほうが楽しいという気持ち、わかるなぁ。植物の声、私も聞いてみたい。
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植物と話ができる一族。
花咲家の三兄弟 まりあ、りら子、桂。
それぞれが、死んだ母への思いを抱えながら、
植物やまわりの人との交流で癒されたり成長したりするかんじかしら。
金木犀が出てくるシーンでは、香りを思い出して、懐かしかったな。
1章のクリスマスローズが4章につながっていくんだねぇ。
泣いた人魚の絵が見てみたいなぁと思った。
最初、なんだか流れがつかめななくて読みにくいかと思ったんだけど、
3人の話をしているのかと思えば
装飾や唄子さんの長い挿入話があったりして、
その切り替えが難しかったんだな。と後で思った。
エンディングは切なかったけど、よかったな。
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草花とお喋りができる一族、花咲家シリーズ第1弾。村山先生らしい、とても心が温かくなる本でした。
村山先生の本は悪い人が出てこないので安心して読めます。優しい人ばかり…癒されます。
この物語に登場するキャラクターは全員大好きですが、特にお気に入りのキャラは草太郎パパと末っ子の桂くん。二人ともとてもチャーミングでした。
金木犀の香りから始まりクリスマスで終わる連作短編なので、今の季節にぴったりです♩
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植物と話せる不思議な力を持つ花咲家の人々の物語。優しい話が紡がれていて、何度か涙ポイントが。刺激はないけど、ほっこりする本でした。
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自分の考えを持ちつつ、周りの人の考え方もきちんと認めて、二択ではなく双方の考えをふんわり包んでまとめる。
大人だなぁ。花咲家の人達はみんな。
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花咲家の三人の姉弟を中心にその家族が描かれています。
悪い人はひとりも登場しないので、
読んでいても安心(?)できます。
みんな優しい人ばかりなのですが、
それぞれ心の中に寂しさや悲しさを持っています。
寂しさ悲しさを知っているからこその優しさなのでしょうね。
生きること、生きていることの素晴らしさが描かれています。
人としての生、植物としての生。
どちらも生きているからこそ感じられるものです。
読み終わったときに、
「生きているっていいな。
生きているから今があるんだな」
と、ただそう思いました。
村山早紀さんは「ちいさいえりちゃん」の作者ですが、
大人向けの作品も夢があって素敵です。
まだまだ読んでない作品がたくさんあるので、
これからも読んでいきたいですね(o^−^o)
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心にだって 強い弱いがある。
ほんの少し、
ほんの少しだけ、
今より強くなれたら、それでいい。
ほんの少しだけ、
今より優しくなれたら、もっといい。
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植物と会話ができる不思議な一族が住むまちの物語。
いろいろとシリーズを出されているのは知っていて気になっていましたが、本書が村山さんの初読みになります。
なんといっても素敵な設定に惹かれて。
読んでみたら、まるで大人のおとぎ話でした。
純粋さと優しさに溢れてて、心が洗われるようでした。
「大人の」おとぎ話だという所以は、痛みがあるから。
それは、大切な人を亡くした痛み。
途中すこし泣きそうにもなりました。
3姉弟も草太郎パパも、木太郎さんも唄子さんも、おもちゃ屋のおじいさんも、とにかく登場人物もみな優しくていい人たちなんですよね。
この本には、悪意が登場しないんです。
だからずっとにこにこしながら読んでいられる。それと同時に、こんな世界があったら素敵だなあと思わずにいられない。
私もちいさい頃は動植物と話ができたら、といつも夢見ていました。
だから、たとえおとぎ話の世界の中だとしても、こんな人たちがいてくれることが単純に嬉しい。
読んでいてどこか慰められるような、優しさに包まれるような感覚が味わえるのもこの本の魅力なのでしょうね。
いいシリーズと出会えました。
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2度目。植物と会話できる花咲家の話。途中木太郎さんと草太郎さんが混ざって混乱してしまった笑 花咲家の人々はほんとに皆優しくて、周りの人も優しいので、読んでてすごく癒されます。どれもいいと思ったけど、最後の話が1番うるうるきた。感動的でした。こんな風に会いたい幽霊に会えたらいいのに。
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風早の町で古くから「植物と話ができる」能力を持つ一族の話。それぞれ違った形で植物と接触でき、だからこそ優しすぎ、傷つきやすい家族たち。
あまりにも綺麗で優しすぎ、こんな人は居ないと思うと少し寂しくなります。
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花咲家の少し不思議な日常。花の声が聞けて、花を動かす力を持っていて、日々草花と共にしている家族がそれぞれ抱える悩みをゆるやかな流れで描いています。声が聞けて話もできてと羨ましい限りです。もし話が出来たら毎日楽しいだろうと強く思います。ラジオが聞きたくなります。ほっこりしたいときにおすすめです。
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ずっと、村山先生の描く優しい世界が好き。
大人になって、綺麗なだけじゃ成り立たない世界を知ってしまった今では、うっかりすると欺瞞を感じてしまいそうになるけれど。
いやいや活字の中だけは、理想郷も許される。そうでなくては…
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めっちゃメルヘンな絵本を大人向けにした感じかなぁー
と、思いきや!!!
すーっと設定も体に入ってきて、自然に読めました。
誰かに色んな思いを持ち続けて、人生は続いていくからこそ、死ぬまでは前を向いて、有川浩さんじゃないけど「倒れるときは前のめりで」くらいの気持ちで進んでいきたいなって、読了後思いました。
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花と会話が出来たり、能力を引き出すことができる不思議な力を持っている花咲家。
彼らが出会うちょっとした日々のお話。
連作短編集?かな。
花咲家の人々が、死んでしまった母優音さんのことが
心のどこかで引っかかっていて、
それは時として、生き方や考え方にじんわり結びついている。
少し翳のある小説だけど、
人のために何かしたい花たちと、
花や人を大切に思う花咲家の人々の話はどこか柔らかく温かさで満ちている。