電子書籍
一流の通訳
2015/12/28 21:22
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投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も通訳を勉強しているので、この本を読んで長井さんは本当に素晴らしい通訳なのだと改めて感じました。それと同時に、長井さんにも駆け出しの頃があったのだと身近にも感じました。
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ほとんどが、著者の人生の回想録だった。
最後の二〇頁ぐらいで、「伝える極意」について書いている。しかも、コミュニケーションは双方向のものだから、相手の気持ちになることが大事、と。それはよくいわれることだと思うので、残念でした。
著者の翻訳家人生で思ったこと、翻訳のむずかしさについての部分はちょっと興味深いところもあったけど。
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NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていたのを観て、どういう方なのかさらに知りたくなって購入。
半分以上は著者自身の経歴や半生記といった感じ。タイトルから、コミュニケーションの具体的なノウハウと期待しがちだが、どちらかと言うと言語にかかわらず伝えるために必要な姿勢を、自身の経験から語っているという内容でした。
やっぱりこの人の仕事に向かう姿勢は憧れますね。
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通訳の仕事ー相手の話を聞き、理解し、分析し、翻訳し、発話する という仕事だが、特に相手の気持ちに立つということが大事という。基本的なコミュニケーションを大切にしている著者の誠実な仕事ぶりが窺える。
コミュニケーション術というよりも著者の仕事論。
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NHKのProfessionalで長井さんを知り、
本屋さんで直接手に取ることができなかったので、amazonにて購入。
細かい通訳の技法ではなく、
語学を武器に
聞く↔︎話す(訳す)というとてもベーシックなコミュニケーション
そしてそこにはコミュニケーションを取っている相手を知りたい、何よりベーシックな事が繰り返し何度も書いてありました
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名スピーチは小沢一郎モナ男。 あとがきで文字起ししてくれた○○さん感謝と・・ゴーストライターじゃないおw
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良書。
通訳は、単に訳すのではなく、伝えること。確かに、コミュニケーションは伝えることだ。伝えたい事がぶれないこと。
歴代首相のエピソードは、単に読み物としても面白い。
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誰かに、気持ちを伝えるというのは、一朝一夕でないと改めて納得した一冊。
日本の第一線で、活躍されている通訳の方が書かれた本。同行した政治家の方とのエピソードや、コミュニケーションで、大切なことと言ったことが書かれています。
当初は、世間一般のコミュニケーションの本かなと思いましたが、通訳の視点からのそれですね。本書に小沢一郎のエピソードが登場しますが、彼への見方が少し変わったかも。論理的にしゃべることは政治家にとって、必要な力のような気もします。
誰かに伝えたいコンテンツを持つ。伝える熱意を持つ。論理的に、構成力を持って伝える。通訳に限らず、コミュニケーション一般で大切だと実感。それに加えて、相手を知ることも大切。
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【ベテラン日英会議通訳】
長井鞠子 著『伝える極意』読了。
サミットをはじめとする多くの重要な国際会議で日英通訳を務めた著者が、通訳としての経験を通じて、「伝える」ことの難しさについて述べています。
日本語でスピーチをする時、敢えてわかりにくく、ニュアンスをたくさん含ませて、いかようにも取れるような表現を使うことがありますが、そういう場面で、その内容を伝えなければならない、通訳としての苦労が具体的に書いてあって面白いです。
理解できなければつたえられないが、通訳は理解できないからといってその部分を飛ばして理解することは許されない、といった厳しい覚悟についても述べていました。
オススメです(^O^)/
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本書の著者である長井鞠子氏のことを知ったのはごく最近、彼女が紹介されたNHKテレビの「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見たからであった(2014年3月3日)。彼女は日本の同時通訳の第一人者であり、多くの政治家や財界人にファンがいるとのことであった。なにより驚くのは、彼女が通訳するときには話者の感情が乗り移ったかのように、非常に情熱を込めて通訳することである。平たく言えば、熱心ということであるが、人を動かすのはやはり情熱であるので、翻訳された言葉に生きた力が漲っているように聞こえるのである。
そして本書にはたまたま大学図書館の新着本コーナーで出会ったのであるが借りずに早速Amazonで発注し、先日読了したのである。本書はタイトルにあるように「伝える極意」を教えてくれる。著者によれば、相手に伝えるためには3つの要点があるという:
1.「伝えたい」内容があるか
2.それを伝える熱意があるか
3.それを分かりやすく伝えるための論理性・構成力があるか
である(p. 21)。
私自身は上の1番が最も大事だと思っている。何か言いたいことがなければ、そもそも、話をしようという気にはならない。他の人に知ってもらいたいことが自分の中になければ、何も発信できないのは当然であろう。その点で、日本人はとにかく受け身的ではないだろうか。ただし発信するコンテンツを持つためには、それなりの努力が必要である。
また、2番の熱意も劣らず大切である。淡々と喋っていたら、聞き手は聞く耳を失ってしまうだろう。小泉首相の人気が高かったのは、彼の情熱的な話し方にも一因があったと思う。あるいは安倍首相の第一期(2006~2007年)は淡々としていたが、今回の安倍首相にはパッションが感じられるので、支持率が高いのではないだろうか。
3番については、やはり話をするときは、ストーリー仕立てを上手にし、論理的な展開、説得力のあるストーリーを作らないと、聞き手はよく理解できないであろうことはすぐに察しがつく。
サミットの会議も含めて、多くの国際会議の同時通訳を務めてきた長井氏は、会議で居眠りをする日本人が多いことを嘆いている(pp. 118-119)。そしてなぜそうなのかを考察し、日本人は「会議はつまらないもの」と考えているのではないかと言う。そこからさらに日本人のコミュニケーション事情を考察し、「みなまで言うな、言わせるな」という日本文化が、双方向的な議論をさせない風土を醸成しているという。誠に同感である。
本書第5章「言葉を伝えるための『5つのヒント』」ではタイトル通り、上手なコミュニケーションのためのヒントが与えられているが、これはこの小論で採り上げるには紙幅が足りないので、関心のある向きは是非、本書をひもといていただくことをお薦めしておきたいと思う。
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仕事の流儀を見て長井さんのファンになり読みました。通訳としての様々な経験が紹介されていて面白かった!でも仕事の流儀の方が、より面白かったかなー。
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通訳として仕事をした政治家たちに触れた文章に、臨場感あり。長井さんの見方に同感する。
自分の仕事に対する厳しい姿勢。進行形進化形。言葉を仕事とする者の一人として見習いたい。
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要人通訳の第一人者も働く動機は「世のため、人のためになりたい」だと、あとがきで語る。膝を打つぜ! なぜ働くかって、生活のためw、自分のできることを広げたいためではあるけど、やっぱ世界のお役に立ちたいのだ。
こんな誠実なお人柄だから、コミュニケーション論も明快。こういう方が世界の平和を守っているのだなあ。
VIPのこぼれ話も楽しい。
娘に読ませよう。
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テレビで見て、「素敵な人だなぁ」と思い、
ちょうど発売されてた本も読んでみました。
本の内容は、実際に仕事に役立つ、
英語の勉強に役立つ、というよりは
人としてどうあるべきかというところが大事、
っていうことなのかなと思いました。
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伝えることの大切さ。メモ:「life」や「love」、人間の根幹に関わる部分ほど文化的、社会的な意味が濃くなるので訳するのが難しい。ダジャレや笑いの通訳は困難。感情移入できないセンテンス、会話を巧く訳すのは難しい。