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古市さんの著書は絶望の〜から読ませてもらっている。
大学生の私にも読みやすく、普段意識しないいいところをついていて、なるほどな、と思うことが多かった。
とくに、シェアハウスについて。
知人が住んでいて何度か行ったことがあり身近な存在ではあったが、私はシェアハウスをわざわざ選択して住む理由が分からなかった。
古市さんのおかげでシェアハウスを社会的な目から考えることができ、シェアハウスを受け入れる気持が分かった気がする。
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著者が若者の代表であるとすると、私はおじさんのひとりだが、著者のいうことに賛同できることも多い。ちょっと論に無理がある感じもあり、たぶん、演出上そうしている気もするが、そこが若者なのだと思う。いろいろ批判もあるようだが、おじさんも若者もとりあえず、目を通してもいいんじゃないかなあ。
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面白かった(*'▽'*)
案外昔も今も言ってることが変わらないのだよ、的な話など。
文章は軽くて、かつ、面白かった。
著者と同世代のせいか、確かになーと思うことが多々あった。
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昔ながらの社会問題ならば、国や地方自治体などの古くて大きな組織単位で対応していけばいい。だけど、行政の対応待つのではなくて、自分たちで自分たちで勝手に解決できる社会問題も多い NPOフローレンス
何かどうしても解決したい問題があるなら、自分ができる範囲で動き出せばいい。危機の時代だからこそ、解決策はそれくらいしかない
炎上 日常を支配するのは、論理的に正しいとか、証拠から考えて正しいといった正しさでなく、よくわかんないけど、そうなんじゃないのというもっともらしさである
言い換えれば、相手からどうみられるか、相手にどう思われているかが全てということだ
真実はいつも一つなんていってしまえるのは、名探偵コナンくらい
炎上しない話し方 ネガティブな話をしない、差別的な発言をしない、犯罪を肯定するようなことはいわない、批判は慎重に、話し相手を錯覚しない、他人に関わるコメントは根拠と説明を十分に 「誤解されない話し方、炎上しない答え方」
就職ランキング入するのはBtoC企業ばかり
開沼博 フクシマの正義
レベッカコスタ 文明は問題が複雑になりすぎたときに崩壊する
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著者のリツイートマーケティングにまけてしまったorz
立ち読みで中身もざっくりチェックして、いったん、これは買わなくてもよし、読まなくてもよし、の判断を下したのにな…結局読んでしまいました。
ええ、彼の発言はいつもチクリ棘というか苦味があって面白いのよ。私、アラフォーのおばちゃんだけど、うんうん、君のいうことには共感するwってことも多くて、ツイートも面白~く読んでマス。
でもね、TLに流れてくるRTほどには手を叩いて共感できなかったのは、やはり世代の違いなのかな(;´Д`A
たとえば、心のノートは、ポエム、J-POPの劣化版だ、とか最高な皮肉で面白いんだけどさ。(民主党の事業仕訳で削減された7億円が、現政権でなんの間違いなのか復活しててオヨヨ)
ソーシャルに期待するな、とかもまさにその通り(ソーシャルな世界の住人は全体の中でいえばごくわずか、やっぱりTVや新聞メディアにはかないません)だし、テクノロジーとかいってしょーもないスマホ連動家電作るのってどーよ?とか、あえて言わなくても全くその通りだよ~気付いてない人っているの?って私は思うのだが、私よりおっさん世代は気づいてない????
今、若い世代は、貧困だったり保育だったり被災地支援だったり、あるいは途上国支援だったりとかで、非営利団体立ち上げて、さらにビジネスモデルとして成り立たせる仕組みを作ったり、おじさんたちでは到底なしえないようなことを、始めてるし、そういう形でしか、世の中のうねりは変わっていかないだろうという読みは同意。
この本の主題は、若者にクチだけだして既得権益は渡さないおっさんたちへの強烈な皮肉だということはわかるが、もちょっと若者も頑張ってるぜ~な空気が感じられたら、良かったのにな。あ、でも別に必要だと思って自然体で取り組んでるのだから。頑張ってないのか。
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古市さんも、もう二九歳なんやと驚いた。『絶望の国の幸福な若者たち』から四年って、早いなぁ。
現代日本の、「ズレた努力」を指摘した内容。リーダーが必要ないっていうのは、すごく共感した。
いつもの古市さんらしく、ちょこちょこ出てくる皮肉がおもしろい。
このひとがいうことは、「思ったよりも日本って悪くないんじゃない?」という無邪気な問いかけのようで、好きです。
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「おじさん」批判がいちいち的確で、読みながら凹む。でも言われないとわからないところが「おじさん」の悲しいところ。
でもこれを読んで「若者」をわかったつもりになるのは危険、と自戒。
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この二歩以上離れたところから対象を観察する感じの文章、とっても大好きです。この著者の間隔と感覚が合う人には、今回も面白い文章満載です。
ちょっと意外だったのが、選挙のくだり。本文の筋にあまり関係ないけど、この前の選挙で反原発派の立候補者の人達が選挙で皆選ばれると思っていたこと。結果はご存知の通り。
なんて言ったらいいのかな。中の人達の間では常識と思われていることが、全国規模で見るといかに支持が少ないか、という現実を突きつけられた訳で。
読む人を選びますが、個人的におすすめ。
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共感を呼ぶ一冊だと思う。
リーダーが求められている!これからの時代、学歴は関係ない!ノマドな生き方!最近の新人は使えないな!といった、どこかで感じていた違和感にサクっと切り込みます。
今更声高に世の中をガラッと変えるようなことは難しい、だから静かに自分の周りから変えていこう。というのが結論のようです。
古市さんの言っていることはすごく分かるし、共感もできるめんが多いんだけど、そこに全面的に賛成・肯定はできない。
「何が?」と聞かれると困るんだけど、多分そんなに冷めてちゃ変わるものも変わらいないんじゃないか。という気持ちが僕の中にあるからだと思います。
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この人の若者論?本は前から読みたかったので、新書で気楽に読めるかなと購入。自民党のキャッチコピー「日本を取り戻す」に関しては、日本じゃなくて民主党だろう…と前々からツッコミたかったので、筆者が書いていて激しく同意!笑
総じて面白かった。筆者と同じ世代だからこそ、共感するところもあれば、ふーんくらいに思うところもあって。結構くだけて書いてあるし、同世代にはおすすめの一冊。
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新書ならばと購入して一気に読んだ。私は今年で21歳で著者の古市は29歳と8歳離れているわけだが、彼の言葉はすっと腑に落ちる。彼は既得権益にしがみつく高年齢層の世代を「おじさん世代」と揶揄している。本書は自らの立場をおじさん世代と若者たちの間を行き来しながら客観的に日本の現在の問題の根拠に近いものを抉り出している。やや断定調なところが気になるが、2010年代の若者論が良く分かったような気になった。
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若者の視点から社会に切り込む。2040年の日本は興味深く読んだ。社会の変化を求める時、その期待はしばしば若者に集まる。しかし、実際に社会を動かしているのは「おじさん」たち。著者曰く、「おじさん」とは、いくつかの幸運か重なり、既得権益に仲間入りすることができ、その恩恵を疑うことなく毎日を過ごしている人のこと。そのパワーを適切に使うことができれば、社会はいい方向に変わっていく。
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「クール・ジャパン」、「ものづくり」至上主義…こういう言説に日頃感じていた纏りつくような「気持ち悪さ」を、快刀乱麻ぶった切ってくれていて痛快。最初の4章が面白かったな。あとはあまり共感しない。
「そもそも、国民的な経験に根差さない憲法や建国の理念は、結局国の形をなにも変えないだろう」 爆笑させてもらった。言っちまったよこの人w でも事実で、問題はその事実を受け止めた上でどうするか、にある。
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相変わらずばっさり言い切る物言いが面白い
最後の未来の日本を描くところは少し笑ってしまうほどリアル
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『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で若者の生態を描き、一躍脚光を浴びた新進気鋭の社会学者。彼の放つ言葉は、いつも軽やかで痛快である。本書においても、既得権益に安住しことごとくズレまくる日本の「おじさん」たちへ向けられた批判の切っ先が鈍ることはない。
「クール・ジャパン」や「ノマド」や「ソーシャルメディア」や「心のノート」に過剰に期待しすぎる大人たち。「若者に活躍してほしい」と言いながら、若手には何の権限も与えない企業。確かにどこかズレている。
「『おじさん』は『今ここにないもの』に過剰に期待してしまい、『今ここにあるもの』に潜んでいるはずの様々な可能性を見過ごしてしまっている」
ご多分に漏れず、「おじさん」は教会にもいる。ついに「絆」や「心」の時代が来たと色めき立ち、強いリーダーシップを持つ伝道者によって「リバイバル」が起こることを待望する。信仰の継承、青年伝道が大事と言いながら、青年の置かれた境遇にはまるで興味を示さず、「俺たちが若いころは……」などと昔話を繰り返す。若手に期待するそぶりを見せるかと思いきや、いつまでも「安住の地」に居座り続け、権限を委譲しようとしないお歴々。
社会は簡単に変わらない。希望は容易に得られない。かと言って、アナーキズムやニヒリズムに傾倒するわけでもない。そんな著者の、絶妙なバランスで静かに燃やし続ける「闘志」が、読む者の心に火を灯す。(松ちゃん)