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あの遠い、夏の日みたいな
全てはギラギラうるさいくらいに眩しくて
手を伸ばせば、掴めると思ってたあの青い空。
恋をしても、夢を見ても、砕けても
それでも前に前に歩んで行こうと決めたあの日。
そんな遠い日の事を思い出す様な、ビターな小説。
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他の方の紹介と装丁が可愛らしかったことがきっかけで手に取った本ですが、内容も素敵でした。
自分の追いかけるものに対してひたむきな登場人物が非常に好感もてます。
もうひとつ入っているお話もすきです。
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ジャケ買い。中身はそんなに心に残るようなものじゃなかった…でも、テルミーの触れる感触・手触りはありありと伝わってきた。すごい。
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表紙とPOPに惹かれて買っちゃった。
パッチワークみたいな表紙。可愛く飾っておきたい 笑
ミュージカルとかにしたらおもしろそう、って思った。
短いセンテンスが、パリッパリッと小気味よく並んでて。
チャキチャキ話が進むから、読んでいて楽しかった。
『お縫い子テルミー』 と 『ABARE・DAICO』の2本立て。
ちょっとどこか幻想的な『お縫い子〜』のほうに、
めずらしく気持ちが惹かれてる。
「誰かに、あれは嘘だったんだよといわれたら、
覆す自信がない。自分の記憶なのに、手出しできない」
とテルミーが言うセリフが好き。
「すべて過去になってしまう。流れていってしまう。」
というセリフも好き。
ひとりになりたいと思うのは、周りに常に誰かがいるから。
少し昔、自分が口にしたことばと重なるセリフが出てきた。
びっくりした。
そうだね。すごく、都会的な悩みなんだろうね。
それから、
テルミーが大好きなシナイちゃんの
「しようか?」
という申し出を断る場面に、ぐっときた。
思う通り生きていくってなんだろうって、そう思ったなぁ。
ネガティブな意味じゃなくて、いい意味でね。
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ジャケに惚れたけど買って損は無しでした。好きだけどどうしようもない時ってあるよね。枕をもらって出て行ったテルミーの気持ちが分かる気がする。
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難しい字で気取った表現もなく、
読みやすくてとても繊細な表現で
書かれています。
表紙が可愛い!
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テルミーに共感しました。
上手くいっているとき「させていただいている」という考え方忘れたらいけない。
強がりだったとしても。
2007.11.19
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表題作は好き。テルミーの葛藤は恋愛と仕事どちらをとるかの葛藤、と単純には言い切れないとこがステキ。おそらくそういう一口に言ってしまえるような単純な理解を、作者はにくんでいる、というか、恐れているかのようだ。
恋する相手は、仕事そのものに恋しているような女装の歌手シナイちゃん。このネーミングすごいよなぁ。「しようか」と聞くけど、結局しないからシナイちゃんなのかなーとか思った。
「ABARE・DAICO」はだいぶおもしろいはずなんだけど、要素が多すぎてちょっとキレがないように感じました。
表紙は可愛いけど、私としてはテルミーの扱う布のイメージじゃなかった。
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「ABARE・DAICO」がどこかの昔の入試で使われてたです。
「お縫い子テルミー」の方は、まだあの頃はよく意味が分からなかったとです……(遠い目)
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すっぱりと短くテンポのいい文体が気持ちいい。地に足つけずに軽やかに生きる登場人物たちの強さが格好いい。凄く好きな本です。
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ついつい頭の中で「歌舞伎町の女王」がBGMで流れてしまうのは・・・
安易ですね(笑)私。
「お縫い子」
「テルミー」
タイトルに使われたどちらの言葉も
不思議な響きと存在感をもって呼びかけてくる。
中身もまさにそんな感じでした。
ひっそり単館上映されてる良質な、けど全く派手でない映画みたい。
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お縫い子のすごくかわいいお話。この世界観は結構好きだな。テルミーがお縫い子で、布を愛している感じもよかった。自分がハンドメイドにはまっていた時だったから、また良かった。
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とってもかわいらしくてしかたがないおはなし。
照美の飄々淡々としたイメージも、シナイちゃんに対する愛情も、とにかくまっすぐでためいきがでてしまう。
照美にいつか逢えたら、お洋服をつくってもらいたい。
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かっこいい話。気負わずに、がんばる女の子が一番だ。
当たり前にしかならないことは当たり前に受け止めてみる。
疑問や不服をちょっと、面倒だなあ、と思って放る。
残ったことだけ、黙々。
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本質的でシンプルなことばが心地よくて、
元気がでる。
でも現実はこんなエッセンシャルには進んでいかなくて
あたしもここまで本質的に割り切ることはできなくて
だからきっと夢物語。あこがれ。