紙の本
五十土さん…!
2015/10/06 20:56
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投稿者:RYOKO - この投稿者のレビュー一覧を見る
瓶詰地獄編、素晴らしかったです。
このエピソードを読むために、『花もて語れ』に巡りあったのだなと心から感じました。
画から伝わってくる迫力、五十土の告白、メインとなる三人の想い。
女性から女性への片思いエピソードが好きな方は、
思い切ってこの巻だけでも買って読むことをオススメします。泣けます。
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久々にきました。
花もて語れは一、二巻のやまなしが衝撃的すぎて、あれを超えるものはもうないだろうな…と思っていたのですが、
久々にきました。鳥肌が。
なんだろう、五十土さんがハナを意識しだした違和感から、瓶詰地獄の謎解きと五十土さんの謎の種明かしが並行して行われていって、全てがシンクロしてのあのラストは完全に予想外でした。
そしてその後の藤色先生の言葉に思わず涙。
今まで読んできて本当に良かったと思える、大切にしたい一冊です。
次巻で完結なんて信じたくないです…!!
そんな感動の後に待ち受けていた、おまけ漫画の本の角煮とイラストのスク水藤色先生。反則でしょう…多いに笑わせていただきました…!笑
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子供の頃から人付き合いが苦手な、ハナと五十土さん。
ハナは他人を恐れて、空想の世界へ逃げ込んでしまうクセがある。
五十土さんは、家では現実から空想の世界へ逃げ込むけれど、現実から逃れられない学校では、周りの人間をよく観察してきた。
そんな似た者同士のような二人だが、朗読劇をする時に違いがでてくる。
この本巻では謎だった五十土さんが、ニューヨークからやってきた理由がやっとわかるし、夢野久作の『瓶詰地獄』を朗読劇に選んだのも、ある人達へのメッセージが込められている。
真実を伝えるには、このコンクールでの舞台がチャンスの場で、五十土さんの勇気と熱演に作品の観客共々、拍手喝采したい。