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症状に病名をつけるのが医者
状況から人々の飛びつくブームを作るのがマスコミ自分の周りにある環境の悪さのせいにしながら、
誰かが用意した環境によって逃げ道を得た
自分は、もしかしたらそうかもしれないと
飛びついた人に、チョッと待て。
本物はこんなだよ、と。
風邪薬と農薬の自殺については背筋が凍る。
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精神病といわれている中で
本当にその病気、病気ですか?
と、問いかける本です。
本当の精神病とはなんぞや。
いろいろな症候群があれど
本当に病気なのか?
うつといわれているひとが
すべて病気ではない。ということ。
精神的な病は、医者によってもだいぶ見会が違うのではないかと思う
見える病気じゃないからね。。
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過去のトラウマが現在の精神病の原因になるわけないじゃんみたいな
精神分析への異議申し立てがなかなか面白い。
やっぱり精神医学ってのは医学っていうだけあってハッキリしないことは言わないね。
ふつうの医学の、風邪の予防にはマスクを的な、精神病の予防みたいなのって何かないのかな。
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面白かったです。
学校で習ったこととか思い出しながら読みました。
精神医学って、知っているようで、知らない領域なんだよなぁ…
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心の病がちょっとある方がカッコイイ的な
そういう風潮はすごい気持ち悪いと思ってた。
でもそんな軽い程度のうちに話しあえる場も必要かなとは思うけどね
できればネットに固執せずさ……
毒にも薬にもならない本だったかな。温かさはないな。
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心の闇が関わっていそうなことについて論理を展開するとき、精神の症状名や病名などを記述し、それが根本の原因であるかのように説明する書籍が多くあります。
流行りの病名などを用いて説明されると、説得力が生じてしまい、それを鵜呑みにしてしまって本当のことを理解しようとする思考が止まってしまいます。
思考停止によって本当の解決が妨げられないように、この本を読んでおくと良いと思います。
特に1章〜4章が思考停止に陥らないようにするためのヒントになると思います。
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実に考えさせられる本。精神医学は曖昧性そのものであり、答えどころか"問題"そのものが曖昧だ。
精神病理説について考えたくなった。
人間は精神病と言う枠組みの中に嵌り込んで、自らを陥れているのではないだろうか。精神病そのものが人類を退廃させる―。
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現代日本で急増する「心の病」―。マスコミは、新たな社会現象に合わせて乱造された「病名」を喧伝し、悲惨な事件が起これば被害者を「PTSD」だと安易に決めつけ、「心のケア」を気軽に叫ぶ。だが、それは正しい診断なのか?その患者は本当に精神疾患なのか?精神医療の現場を混乱させる「心の病」ブームの実態を、治療の最前線に身を置く現役の臨床医師が撃つ。渾身の告発リポート。
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以前に読んだ『強姦の歴史』のように、精神的な傷ばかりか肉体的な傷まで無視された時代があったことを思えば「心の病」も無視してはいけない問題ではありますが、なんでもかんでも「心の病」としてしまう昨今、心のケアが叫ばれ精神科へかかるハードルが下がったことは本当に苦しむ人にとっては良かったと思う反面、マスコミに煽られた「心の病」の氾濫には疑問を感じていたところピッタリくる本がありました。
「心の病」の実態を臨床医の立場から真摯に書いています。
ブームにするだけではなく精神医学と関わる司法の整備は早急に必要だと思いました。
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精神科医による臨床報告書。
読みやすく、かつ学術的。的を得てる。
引用も多く、他の本も読んでみよう思える興味の広がる本。
第5章on the border はあたしにも当てはまりそう。
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読みやすい。要は、マスコミが騒ぎ立てることで心の病を意識するようになってしまった現代人へのアンチテーゼ。
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社会で問題になる精神面の諸々の問題を分かりやすくかつ正確に、そして生々しく解説している。
それっぽい用語を使ってかっこいいことを書こうという人は恥ずかしいことになる前にこれに目を通しておいた方がいい。
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だいたいの内容は裏表紙の解説を読めば理解できる。それよりも、なによりも面白いのは、おわりの数ページに記載がある『ジャルゴン』と『ネオロギスム』という病気についてだ。どちらも総合失調症の症状なのだ。言語中枢障害であるとか、言語処理の障害であるとか。彼らの発する言葉はとても不可解なのである。周囲がそれと気がつくことで病院に連れていくのが正解。ただ、時として、その言葉を聖なる言葉と思い神が降りたのだと言ったりする。それもこれも、行き過ぎてはいけないが、ほどほどならば誰も傷つけない。不思議な病気なのである。
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心療内科、クリニックが大流行りである。精神科の入院費の削減を狙った厚生省の施策の誤りで境界患者の増加を招いたのだという。確かに複雑で住みづらい世の中になってきた。年功序列でなく能力主義と標榜しつつ、一方で歪んだ個人主義を助長、他人のことは無関心。現実からの逃避とも見えるネット上の集まり、病院に行って病気を作る、等々。季節がら高校球児が口にする、人への感謝の気持ちが、大事な時代になってくる気がする。2014.8.6
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心の病は目に見えるものではない。
だから診断も治療方法も担当する医師の裁量に任され、それが正しいのか間違っているのかは他からはわかりづらい。
一見治療のように見えるカウンセリングが、逆に人格を破壊しありもしない過去を作り上げてしまうこともある。
カウンセリング治療による逆効果によって、アメリカでは多くの被害者が出たこともわかっている。
「偽りの記憶」を誘発したカウンセラー、病院は賠償請求を受けているのも事実だ。
犯罪加害者、特に大量殺人や猟奇殺人を犯すものの一部には脳に萎縮が見られるらしい。
MRIによって脳の側頭部を検査した結果、萎縮所見が出されたのだ。
ウゥルス性脳炎の後遺症ではないかと言われ、情動行動や性行動の変化が見られるということだ。
数多くの症例を具体的にあげ、それぞれの解説をとてもわかりやすくしていた。
医学的にはまだまだ謎の多い分野である。
どの状態になったら本当に寛解と言えるのか。
寛解状態になったとして再発の可能性はどれくらいあるのか。
たったひとりの医師の判断ですべてを決定してしまっていもいいのか。
研究の余地が大きな分野なのだとわかった。