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▼あらすじ
山奥でひっそりとレストランを営む透也には、人には言えないある秘密があった。店には、自分の料理を認めたお客だけ。毎日は穏やかに過ぎていた。だが、そんな素敵空間は謎の男・仙堂の出現で壊されてしまう。料理に注文をつけ、自分を呼びつけるためだけに自宅のキッチンを大改造する始末。さらに、売り言葉に買い言葉で仙堂と抱き合うように。傲慢に見えた男に優しくされて、身体と共に心も懐柔された頃。油断した透也は、思わずアレを出してしまい!?
***
面白かったのは勿論のこと、純粋に楽しいと感じられる作品に出逢えました。
作者さんは透也(受)が猫と言うよりは犬っぽいとあとがきで言ってますが全然そんな事ないです(笑)
欲望に忠実で挑発的かと思えばデレデレの甘えたになったり…読んでいて非常に猫っぽい性格をした受けだと思いました。
仙堂(攻)のキャラも凄く良かったです。
紳士は紳士なのですが、例えるなら精神的な落ち着きがありつつもワイルドさを残した紳士、という感じでしょうか。
一言で現すなら男らしいクールな紳士です。
だけど、クールなだけじゃなくて意外と可愛らしい一面もあったりと見事に私の萌えツボを刺激してくれました(笑)
後は松尾マアタ先生の線の少ないシンプルでスタイリッシュなイラストも見ていて思わず溜め息が溢れるほど素晴らしかったです。
特に表紙のイラストなんて内容を知らなくても思わず手を伸ばしたくなるような…そんな楽しいイメージだと思います。
話も良し、キャラも良し、エロも良しだったので個人的には文句無しの★5つです。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが作品には「えっ!?」となるような面白い展開もあるので是非色んな方に読んでいただきたい作品の一つです。
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攻め:実業家・仙堂
受け:オーナーシェフ・透也
ある理由から山奥のそのまた奥でひっそりとアルコールを使わない料理を出すレストランを営む透也。
ある日、一度あったらどうしようもなく気になる存在になってしまった仙堂が食べに来て。美味しいと褒められるのが嬉しかった。そして出張を受け入れたその日、仙堂から誘われてベッドを共にすることに。
仙堂とのエッチはすこぶるよく、そのまま朝まで寝入ってしまう。本来なら朝まで寝てしまうようなのは猫系の透也にとっては招待がばれるかもしれないので危うくて。
透也が受けなんだけど能動的なのがいいです。
一旦離れるも、やっぱり欲しいとなって欲しがる透也は全部自分の意志でことに及ぶ。
猫系なのでひっそりと生きることを望むのかと思いきや、全く暗くならずに相手を欲し自分で自ら行動する。
そこが、すごくいいです。
「つがいになる、離さない」という意志の強さは良いと思います。
声は仙堂を安元氏、透也を立花さんでCD化希望です。
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やっぱりダメでした。。。
終盤まで、受はずーっとジメジメしてるし攻もなに考えてんだか分かんないしで。全体的に行き当たりばったり感というかね、一つネタバラシするたびに「これはこういう理由でー」って説明をしかも受のモノローグで入ったりするから、んなん大体分かるわっ!ってツッコミたくなるし、もっと前の関連した内容のときに伏線張っといてくれよーみたいなとこが多々あったなぁ。
結局、最初の「美味しい料理を出すコックとそのファン」って関係のままずっとだらだら行く感じ。最初から扱い的にお互い特別だったし、猫化も八百屋も嫉妬もって、どのハプニングも緩急がないから「まーそうだろうな」くらいの波で終わってしまって勿体ない感が凄かった。
残念。