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ANAで24年間に渡って客室乗務員として勤務し、そのうち15年間は天皇皇后両陛下、皇室の方々、首相、国賓の特別機に乗務された著者による、「一流とは何か」を問う一冊。
タイトルからは、あまり品の良くない話を想像してしまいそうですが、内容はあくまで「一流とは何か」を著者の視点でまとめた一冊です。
記載されている内容は広く役に立つものですが、残念ながら全体的に内容が浅く、「この本でなければ得られない」というものがあまりありません。
そういう意味で、10代後半~20代前半の社会人になる前の方にとっては、とてもよみやすく、コンパクトに要点がまとまっている一冊と言えます。
本書で光るのは、「機内という半プレイベート?な環境で見られる具体的な事象・振る舞いの事例」がところどころに散りばめられていることです。
残念ながらそれほど多くを占めないのですが、一部にとても参考になる事例が紹介されています。
印字フォントサイズが大きく、ページ数も少ないので、これから社会人になろうとする方が、気軽に手にとってみるには良い一冊だと思います。
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本屋でタイトル買いした一冊。
内容はシンプルで読みやすかった。
本の中でも長々話す人は考えがまとまっていない
と耳の痛い話が書かれていた。
分かりやすいこと、すごいこと
=シンプルなんだと改めて感じる。
著書の内容とは全然関係ないが、
自分が一流か?との問いに関して、
今やっている分野でははっきり言ってNoだ。
Noの分野でも頑張り続けるのか?
Noの分野とYesの分野を繋げるのか?
はたまたYesの分野に戻るのか?
については、改めて考える必要があると考えさせられた。
出来るだけスマートに。
勉強になったこと:
・一流の人の共通点
謙虚で腰が低い
相手によって態度を変えない。常に穏やか。
明るい
臨機応変で柔軟な姿勢
人の話をよく聞き、自分の主張を押し付けない
立ち居振る舞いが美しい
イキイキと働き、仕事を楽しんでいる
自分のスタイルを持っている
人望がある
趣味や遊びも本気モードで楽しむ
学びの姿勢を持っている
・自分のプロとしての価値が何処にあるか?
自分のプレゼンスを常に意識すること、この2つが大事。
価値が今いる場所に無いなら、次に進むべし。
・他人の時間を奪うことが一番問題。
結論の出ない会議は開かないほうがマシ。
⇒ここについては個人的には違和感を感じる。
会議で結論が出せるメンツがそろえられないことに問題がある、
もしくは出席者が何も考えずに来ていることにも問題がある
と考える。
そんなつもりで書いているわけではないと思うが、
会議を開いた人が悪いみたいな言いっぷりに取れたが、
会議はみんなで作るもの。全員に問題があると考える。
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トップCAが顧客をどのように見ているのかを知りたくて読んでみたのだが、結構細かいところまで見ていることに感心した。まあ、それがサービス業のトップたるゆえんなんだろうけれど。
内容すべてに納得という訳ではないが、少なくとも、一流と二流の違いは、謙虚で、他人への思いやりの心があること、ということには大いに納得した。逆にいえば、地位が高い人に、偉そうで思いやりのない人が多いということなのだろうと思う。
エピソードでも書かれていたが、品性というものはとっさのときについ出てしまうものなのだろうと思う。自然にふるまえるように普段の心がけが大事なのだろうと思う。
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ANAで24年間CAを勤め、その内15年間は、VIP特別機のCAとして勤務する。40歳のころにはガンを煩い、一年間休職してしまう(CAは3ヶ月間業務から離れると、一番下の業務からやり直しとなる)が、また元の役職まで復帰した経歴をもつ里岡さんから見た、一流になれる人となれない人の違いについての著書。
一流になれる人となれない人の習慣や気配りのしかた、身だしなみについて書かれていたけど、一番響いたのは、一流になれる人は、今、自分の置かれた場所、立場、条件で、やるべきことに全力を注ぐことができるということ。
将来というのは、その全力を注いだ延長線上にある。自分の目指しているのはこれだけ!という意識が強すぎると、それだけにしか目がいかなくなってしまう。もっと面白いものや、もっといいチャン スが周りにあっても気づかずに見逃してしまう。
いずれにしても、やりたいことは先送りにせず、今やる!そして、今あること、今やるべきことに全力を注いで楽しんでいこうと思った。
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(1)誰に対しても穏やかで対等に。(2)立ち居振る舞いが美しい。(3)現状を言い訳にしない。(4)毎日がワクワク楽しいのが、本当の成功者。
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●一流の人の共通点
・謙虚で腰が低い。
・相手によって態度を変えない。誰に対しても穏やかで対等に接する。
・明るい。ユーモアや機知に富み、人を楽しませ、場を和ませることに長けている。
・臨機応変で、柔軟な姿勢。
・人の話をよく聞き、自分の主張を押し付けない。
・立ち居振る舞いが美しい。マナー、エチケットを熟知している。
・イキイキと働き、仕事を楽しんでいる。
・自分のスタイルを持っている。
・人望がある。
・趣味や遊びも本気モードで楽しむ。
・学びの姿勢を持っている。
●人間ができた人は、仕事もできる。これはセットのようなもの。
人間ができた人は、仕事を通じえ自分が社会にいかに貢献できるか、社会のために何ができるか、ということを考えています。その貢献が、必ずしもビジネスではなく、収入には結びつかないというケースもありますが、収入の多寡や社会的な地位はさておき、さまざまな分野で精力的に活躍しておられます。つまり、人間ができている人は、仕事もできる。これはセットのようなものです。
●どんなときでも、一定の質の仕事をするのがプロ。
●一流になる人は、そのときどきの自分の置かれた場所、立場、条件といったことを、自分ができないことの言い訳にしません。一流と呼ばれるようになるまでの「雌伏の時代」が誰しもあるわけですが、そういう時代もその状況の中で楽しんでいる。逆にいえば、そういう発想のできる人が一流になっていくのです。
●私は、目標だとか夢を具体的に持ちすぎていると、かえってそれにこだわってしまってマイナスに働くことが多いように思っています。「自分の目指しているのはこれだけ」という意識が強すぎると、そこにしか目が行きません。もっと面白いものや、もっといいチャンスが周りにあっても、気づかずに見逃してしまいます。自分の能力は、自分自身で思うよりももっと高いものだと思って間違いありませんよ。好奇心のドアは、いつも開けておく。そのことがチャンスを呼ぶのです。
●エグゼクティブの方々は、皆さん基本的に非常にタフです。周囲が多少ガヤガヤしていてもあまり気にされない方が多い。たいていの方は外的な要因への不満などをおっしゃらない。どんな状況にあっても自分は自分というスタンスで、すっと自分の世界に入り込めるようです。
●一流の人は、お坊さんの本を読んでいる。
ストレスを発散し、心をリセットする習慣を持っていないと、リーダーとしてのモチベーションを保てない。また、巻き返しを図るパワーが沸き立たない。自分の心を健全に保つための方法を持つことが求められます。座禅や瞑想は、その心のリセットに非常に効果的だと考えられているわけです。自分の心を整える術を知っているということは、現代のようなストレス社会を生きていくためには大切なことです。
●自分の関心事を公言すると、ご縁が舞い込んでくる。
●自分の心が動かされるものに対して、素直になる。感動するというのは、その心の動きに敏感になることです。自分の心の動きに敏感���なれば、人の心の動きにも気づけます。
●「もっと、もっと」の思考ではなく、「足るを知る」の思考。
「足るを知る」と、自分が社会に貢献できることは何か、どういう還元の仕方ができるだろうか、と考えられるようになります。そういう心境にたどりつくことが一流なのだと思います。
●「第一印象はやりなおせない」ことをもっと意識する
You never get a second chance to make a first impression.
●孤独に耐えられる人だけが、自分のモノサシを持つ
他人の価値観ではなく、自分自身の中に軸を持って、自分を見つめる、これも一流の人の大事な条件のひとつです。他人の意向、他人の価値観に合わせるのではなくて、自分と向き合う。人の意見を聞かないのではなくて、人に流されて自分を見失ってしまわないということです。誰かに依存して、つねに一緒にいないと落ち着かない、つねにつながっていないと不安いなるというのではなく、ひとりに慣れる。
一流が一流でいるためには、ひとりになることは必ず必要な時間だと思います。
●誰かに喜んでいただくということを大切にする
誰かに喜んでほしいという気持ちがあると、どんな仕事にも誇りが持てます。誇りと自信を持ち、やりがいを感じて社会に貢献できるということは、おもてなしの国、日本において大切な一流の条件ではないでしょうか。日本の「謙譲」という伝統は、おもてなしの精神と深いところで結びついていると私は考えています。それは、よその国では真似したくてもできない文化なのです。誰かに喜んでいただきたいという気持ちをもっと大事にしましょう。そうすると、いまやっていることに対して、もっと前向きになれます。