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短編7作。
辛らつで容赦ないけれど、それでもそこにわずかな光が見えるのがせめてもの救いなのだろうか。
対岸にある「生」を思い知る。
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心中をテーマにした本。
必ずしも読んだあとにすっきりするような内容ではないけれど、もう一回。生きるってなんだろ。人を愛した先とはと考えられる作品。
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タイトル買いしたら見事にイエローモンキーの曲からだった。
音や気配、感覚の書き方がリアルなイメージがしやすい話が多くて良かった。
本当のことがわからないまま憶測を重ねて気持ちを整理していくのに共感した。
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死に纏わる短編集…と思っていたら、最後の作者のコメントで、心中に纏わる短編集だったのだとわかった。
テーマがテーマだけに、重い話も多い。
その中で私の印象に残ったのは、「初盆の客」。私のこれまでの三浦しをんのイメージとは少し異なった、少し古風な不思議譚。ちょっと怖いけれど、後味の良いお話で、良かった。
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遺言と星くずドライブがよかった。
三浦さんの短編には、びっくりするくらい「響くもの」があるな。
自分のメンタリティ?にずばこんっときてしまう。
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表紙や帯の紹介を見ると、素敵な恋愛小説だと勘違いするかも。
心中をテーマにした短編集ですよ、これ。
ちょっとファンタジックな要素もあるけれど、基本的には日常的。
「死」や「共に死ぬこと」を崇高なものとして描いていないので
個人的には好意を持ったけれど、やっぱりどう描いても暗いものに。
読んでる間はどうしても憂鬱な気持ちになってしまいました。
面白いと思えたのは『初盆の客』くらいかな。
あと、『SINK』は本多孝好さんっぽさを感じました。
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心中をモチーフにした短篇集、というか死の隣にある物語。すくいがあるのかないのかわからないけど、絶妙な読後感はさすがという感じ。「初盆の客」「君は夜」を読んで、以前にも読んでいたことを思い出した。初盆は祖母の初盆に里帰りした孫が留守番をしているときに訪れた客から、知らなかった祖母の過去を知るお話。君は夜は夢に出てくる江戸時代らしき前世とリアルが重なる物語。どちらもとても印象に残った。しぱらくたってまた読み返してみたい
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心中がテーマの短編集。
暗い。絶望感しか感じない話もある。
でもこれが生きるということのような気もする。
最後に何か好転する兆しが見える訳でもない。
でもそうやってこれからも生きていく(もしくはそうやって生きてきた)んだなと感じた。どうしようもないんだけど。
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死の短編集。
心中をテーマに小説を書くってどうなんだ。
どれもはっきり終わらせないところがいいのかもしれないけど
読後感はすっきりはしない。
新潮文庫の三浦しをんさんの表紙がどれもあんまし好きじゃない。
今回もまた残念でした。
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ポラリスが生のための話だとしたら、
これは「死」の話。
死に向かうものたちの話。
んん、前作のほうがよかったかな。
装丁と期待に胸を膨らませて買った分、ちょっと消化不良。
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http://takotakora.at.webry.info/201308/article_5.html
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テーマが「心中」の短編集だと作者が書いている。本人が言っているのになんだが、それよりも「強要される死」というのはどうだろう。心中という語感には、無理心中であっても「共に、一緒に」というニュアンスがあるが、いくつかの短編は全然「共に、一緒に」ではない印象。強要するのは人だけではない。それなら単に殺人や自殺教唆だが、病気や経済状況、家族環境など、そこに追い込まれていく心理状態を作り出す何かや、そこに生まれる不運や奇跡の感傷を冷たく柔らかくすくい上げている。
個人的にはもう少し希望があるものが好みなので評価を下げた。
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人によって死の在り方はちがう。
死ぬ運命も違えば、死の選び方もちがう。
死に対する想いもちがう。
読み終わって、なにが正しい、正しくないというわけではないと感じた。
そして、そこから自分がどう感じたのか、どう思ったのかが大切だと思う。
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「心中」をテーマにした短編集。「すべての心に希望が灯る傑作短編集」って紹介だったけど、全然そんなんじゃなかったし・・・。まぁ、好みの問題かもだけど、後を引くことは引くので、そういうのは嫌いではないけど、うーん、やっぱちょっとねw 後味が悪いのとも違うけど、救いや希望があるというわけでもない。いや、なくてもいいんだけど別に。やっぱ、好みの問題かなw 最期まで読んでから、角田光代さんの解説を読むと、再読してみたくもなる、かな?・・・という感じ。
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太陽のように白いボールは、
きみから放たれた輝く矢となって、
いまも深々とワタシの胸に刺さったままだ。
(森の奥/遺言/初盆の客/君は夜/炎/星くずドライブ/SINK)
(森の奥/遺言/初盆の客/君は夜/炎/星くずドライブ/SINK)