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大学の先輩の酒井さんのページを真っ先に読みたくて、読み始めましたが、どの監督も面白かった。そして、『人間教育』が一番大事だとは興味深いです。
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プロ野球選手を辞め、多くの苦労をして、高校野球の監督を務める(た)6人の男たちの物語。大越基のことは知っていたが、残りの人たちのことは全く知らなかった。
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インタビューを受けた六人それぞれの幅はあるのですが
いかにもな体育会系的な感覚が受け入れづらかったです。
管理する為に全員の携帯を解約させたり校則違反したものを引きずり回して怒鳴りつけたり、
部を辞めた生徒にきつい言葉を投げつけたり。
締めつけが厳しい割にはイジメ、暴力があるのに気付いておらず
表沙汰になった時に処分された先生方に同情的に書かれています。
どの先生も、より野球を好きになって自主性を持って欲しいと言っているのですがそのやり方で?と疑問に思ってしまいます。
後原富氏は年数もあるのでしょうが教育者だなと思いました。
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野球を楽しむ、甲子園はあくまでも結果と言い切る佐野心の考え方に好感が持てた。一方で元プロだからこそ学校からは甲子園を当たり前のように期待され、それに応えねばならないというプレッシャーも切々と感じる。 スポーツが人を魅了するのは、ただ楽しむことに意味があるからではないだろうか。そこに学校や監督の利益を優先させては、子どもたちもやりづらいだろうなぁとただ同情する。まぁ、そんなにやわくてはスポーツなどできないのかもしれないが。
高校生からおすすめ。
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甲子園を目指す高校球児たち、しかし選ばれしその高校球児になることに金や大人の事情や嫉妬やなんやらという醜いものがうごめく。白球を投げ、打ち、おいかけて汗と土にまみれる球児たちの姿はカッコよいものだと思うのだが、裏にある醜いものを考えるととてもやるせない思いになる。
この本の主人公は、そういうものにまみれた世界(プロだもの、まさに野球で金を稼いでいたわけだ)で色々な経験をし、またそのいろんなものがうごめく高校野球の世界に身をおいたプロ野球選手出身の高校野球指導者たちである。
ある人は甲子園にでることを目指し、ある人は甲子園は通過点であると喝破し、ある人は甲子園を嫌う。しかし高校野球に携わる以上、甲子園はどこからでも見える富士山のようなものでありそれを無視する事には無理がある。
「風が強く吹いてる」を読んだとき、箱根を目指すランナーたちの姿に感動を覚えたし、そういう頂点あるいは聖地での戦いにあこがれる気持ちが分かったつもりでいた。だけどこの本を読むと聖地甲子園を目指す野球が果たして健全なのかどうか…。ビジネスがスポーツに裏から絡んでくるとろくなことはない。
ついこないだ読んだ「それをお金で買いますか」の事も思いだし、想像以上に考えさせられた本となった