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ビジネスで当たり前と言われていることを逆に孫子に当てはめてる気がしなくもない。
ビシネスで戦わずして勝つのは難しいしね。
振り返りにはなるし、全体的には参考になる。
原文もないので、原文読んだ人のガイドブック的な位置付け。
付録も色付きだけでいいかな。
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孫子の兵法についてというより、
経営戦略についての本。
経営戦略に「孫子の兵法」がそのまま活きるということ。
自分も詳しくなかったが、確かにビジネス上にも使えそうな
考え方がいくつも載っていた。
戦争もビジネスも根本的な考え方は一緒で、
どちらも如何にして確実に勝つか?
また、如何にして被害を最小に食い留めるか?
に尽きる。(極端にいうと、どうやって楽して勝つか?)
どちらも攻勢をかける前に、よく自分・相手を知ることが大事。
【参考になったこと】
・大きな勝利は90%が自分以外の要素で決まる
「まず勝ってのちに戦う」
「戦上手は、勝敗の要因を勢いの作用に求めて兵士個々人の
戦闘能力に求めない」
・勝利の確率を高める5つの条件
戦うべきか?
始め方
心を一つに
敵の不備を突く
リーダーが有能である
・始まってからの努力よりも重要なのは、
「最初から問題が起きないようにすること」
「始める前に周りと大差を付けておくべき」
要するに段取り勝負である。
・リスクを回避するために準備すること
①万一の場合へ別案を準備しておく
②前日までにリスクを限界まで解消しておく
③目標を複数持ち、並行して追いかける
④早く着手して、リスクを事前にあぶり出す
⑤一つではなく、いくつもの強みを育てておく
・常に自分のポジションを意識すること。
また、自分がどんな状態に置かれているのかを
冷静に考えること。
・未知に飛び込めば、やがて既知になる。
失敗を恐れずにとにかくやってみること。
もちろん、リスク考慮や撤退プランを立てたうえで
やってみるのが大事。
むやみやたらにやってはいけない。
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●「孫子」を貫く5つの要素
1)大きな勝利は90%があなた以外の要素で決まる。
2)相手に実力を発揮させない方法
3)敗北者の行動には共通点がある。それを避けるべし。
4)兵を本気で戦わせて200%の実力を発揮させる。
5)戦うことではなく、勝つことが最終目標である。
●弱い自分から、全力を引き出すために
人間は弱い生き物。なぜ失敗するかと言えば、自分が強い前提で動くから。弱い自分に勝つ方法は2つ
1)自らを窮地に立たせること
2)追い込まれる前に全力を出す習慣をつけること
●全体の8割は常に負け組である。
パレートの法則:全体の中で優れているのは常に2割。自分がいま、立っている場所でうまくやっている人をまず見つける。成功している人はどこにいて、どんなことをしたから勝ったのですか。勝っている2割と、負けている8割の境界線を見抜く。不思議なことに、負け組である8割は不満が少ない。理由は欲しいものに手を伸ばそうとしない人たちだから。逆に言えば、手を伸ばすより、今に満足するほうが簡単なのです。勝ち組の2割はいつも不満を抱えている。欲しいけれど、まだ手に入れていないものに向かっているから。
●求める結果と最初は反対の道を選ぶ
達成感が欲しければ、まず未達成のイライラに耐える。
安心が欲しければ、不安に飛び込み克服する。
お金持ちになるには、まず貯蓄の苦しさを味わう。
縮めたければ、まず伸ばし、
弱めたければ、まず強め、
奪いたければ、まず与える。
勝者は手に入れたいものの、逆をまず味わう。
ところが負け組の8割は・・・
安心感が欲しいとき、最初から安心を求める。
●失う恐怖と不安を利用して、自分を突き動かす
新年、元旦に一年の目標をリストにする人がいるがたいてい思い通りに達成できない。新しいことに手を伸ばすという意識だからです。~~したいというポジティブなリストでは人生は変わりません。そこに不安がないからです。逆に、得るのではなく「失う恐怖」を考えると達成できます。~~になった状態を失いたくない、と考えるのが正解なのです。目標がかなった状態を思い浮かべ、それを失わない方法を考える。あの夢が叶わなかったら困る、と考えるのです。
●事前に勝負をイメージし、勝つ条件を積み重ねる
戦うのであれば、勝つ条件を少しでも多くすることです。事前の見通しを行い、勝てる条件を積み上げておく。勝負をかける前に、勝つ条件を一つでも増やすことが孫子の流儀あのです。
●勝者が磨くべき5つの基本要件
1)彼我の戦力を検討したうえで、戦うべきか否かの判断ができること
2)兵力に応じた戦い方ができること
3)君主国民が心を一つに合わせていること
4)万全の体制を固めて敵の不備につけこむこと
5)将軍が有能であって、君主が将軍の指揮権に干渉しないこと
*戦い方とは現代で言えば「はじめ方」に当たります。はじめ方の工夫をこらすお、敗北の可能性を減らすことになるのです。
●3倍早���準備するなら、奇跡や幸運なに勝てる
正しい勝負を選んでいるほうが勝つ。
常に準備をしているほうが勝つ。
始め方に工夫をるほうが勝つ。
味方をしてくれる人が多いほうが勝つ。
優れた軍師がいる方が勝つ。
世の中は、意外に当たり前のとしか起こりません。
孫子の不敗とは、幸運に頼らない体制を創り上げることです。
●相手を味方に引き入れたら、負けはありえない。
小売りのコンビニ・フランチャイズも典型的な味方ビジネス。
加盟店にお金を投入してもらい、自社製品を販売してもらう。
戦うとは「時間・労力・お金を投入すること」でした。
味方にするとは、相手の「時間・労力・お金」のいずれかを投入してもらうことです。
味方が多ければ多いほど、あなたは天下に近づきます。
●5つの方法で依存を排除して、孫子の不敗に近づく
1)万一の場合へ別案を準備しておく
2)前日までにリスクを限界まで解消しておく
3)目標を複数持ち、並行して追いかける
4)早く着手して、リスクを事前にあぶりだす
5)一つではなく、いくつもの強みを育てておく
※信頼できるビジネスマンは、依存を避けて盤石を目指す
勝つ能力を備えている者ほど、多くの準備が必要と考えている。
希望的観測をする人は、準備をおろそかにする危うい人だといえるでしょう。
●肉体と精神の健康のため、選択肢を一つでも多くみつける。
仕事でもプライベートでも、常に選択肢を増やす道を歩むべき。
生活を変えなくとも、選択肢を一つでも多く見つける精神を持つべき。
それが肉体的、精神的な健全さを保つことになる。
●孫子の最大の効能の一つは、選択肢を無限に広げてくれること
追い込まれ、視野が狭まることは弱さの象徴。
孫子は古代から現代まで2500年間、指導者に選択肢を与えてきた。
戦い方の幅を広げる、撤退する、そもそも戦わないetc。
自分で見つけなくとも、視線を変えれば選択肢はあふれている。
●壁を打ち破る間接的アプローチ
「戦争は、しょせん騙し合いである。たとえば、できるのにできないふりをし、必要なのに不必要と見せかける。遠ざかると見せかけて近づき、近づくと見せかけて遠ざかる。有利と思わせて誘いだし、混乱させて突き崩す。」
「充実している敵には退いて備えを固め、強力な敵に対しては戦いを避ける。わざと挑発して消耗させ、低姿勢に出て油断を誘う。休養十分な敵には奔走に疲れさせ、団結している敵は難問をはかる。敵の手薄につけこみ、敵の意表を突く」
●はじめは処女のごとく、終わりは脱兎のごとく
できる営業マンは、お客様の話をさえぎらないと言われます。
まず、相手の立場をとことん知ることから始めるからです。
この人は、単なる売込みが目当てだと思えば誰もが警戒します。
この人は、自分のことしか考えていないと思えば誰もが警戒します。
この人は、自分の偉さを証明したいのだと思えば誰もが不信を感じます。
相手が心を開く前に、自分の武器を振り回そうとしないことです。
※警戒させない、警戒していないところを攻める
●詐欺師は小さな約束で心を開かせる
ほんの小さなこと、小さな約束を普通は軽視しがちです。
相手が一番油断していることだから。
一番油断しているところを攻め、相手の心を開かせている。
●勝利の定義を変えてしまう
セブンイレブンは低コストではなく「鮮度の高さ」を狙いました。それが勝利への道だと考えた。競合他社は、隠された意図に気付かない限り、対抗できません。
勝利の定義を変えることは、さまざまな場面で可能です。
幸せな結婚も、定義が分かれるところです。「なんでそんな男がいいの?」他の女性が驚くような男性に目をつける女性がいます。幸せに辿りつくことが目標なのだから。勝利の定義を効果的に変えると、目の前の壁がすっと消えることになるのです。
●孫子の時間術、時間に価値があるときを見抜く
自分の時間の使い方が多少うまくなっても、大した成果はありません。しかし自分の周りの機会を活かせるならば、人生は激変します。
●時間はいつでも同じ価値ではない。
目の前に機会があるときは、時間の価値は極めて高いのです。目の前に機会がないときは、時間の価値は極めて低いのです。価値の極めて高い時間を、どのように使うかで人生の勝負は決まります。勝機がある瞬間の時間は、すかさず行動する価値があるのです。ほんの数分、数時間、数日でも人生を変える機会があります。それは人生に何度も出現するものではないかもしれません。孫子は、時間に平等な価値を見出しませんでした。機会の有無と大きさで、激変する時間の価値を判断していたのです。
●優れたリーダーの視野
優れたリーダーは、組織全員の時間の価値を高めて勝利します。
勝てない部下の時間は、価値が低いものです。
勝てない部下を放置すれば、チームの時間もムダになるのです。
会社の栄枯盛衰は、組織内の人間の時間価値で決まります。
国家が繁栄するかどうかは、そこに住む人の時間価値で決まります。
優れた指導者は、国民が多くの機会をつかめる制度をつくるものです。
●時間の価値が低いとき、その過ごし方
どうやっても、現時点では機会がない目標もあります。
孫子は、そんなときこそ「不敗の態勢」を構築するときだと指摘します。
機会の扉が開く前に、扉の一番近くまで辿りついておく。
これが、機会のないときの正しい時間の使い方。
チャンスが目の前にないときは、チャンスをつかむ力を蓄えるときなのです。
人生には時に、予期しないことがあります。
それが幸運であればよいのですが、不運な出来事もあるのです。
自分が期待していた道ではない、思い描いていた人生ではない。
誰もが嘆き悲しみ、自暴自棄になるかもしれません。
しかし、それが孫子の兵法書にある生き方ではありません。
常に、時間の価値は「機会の有無」で決まるからです。
不運な出来事のなかにも、機会を見つけることができればどうなるか。
悲しみのなかにも、機会をみつけることができればどうなるか。
あなたの時間の価値は、不運によってむしろ高まることもあるのです。
あき���めや絶望に負け、この悲劇にはなんの機会もないと思えば時間は無価値です。
「時間」が人生を輝かせるのではありません。
「機会」が人生を輝かせるのです。
悲しみに圧倒され、機会を探す努力を忘れていないか。
悲劇や絶望の中に、どのような機会を見つけることができるか。
それがあなたの待つ時間を輝かせるか、無価値にするかを決めるのです。
●主導権を手に入れることに、最大の努力を注ぎ込め
勝者は戦場の3つの時間帯(1.主導権がまだ定まっていないとき 2.実際の戦闘 3.先頭の結果、大勢が決定したとき)を驚くほど意識しています。主導権を握るものが、そのあとの長い時間も、成功と幸せを手に入れるからです。
●物事を選ぶ、変えることが可能な時間に全力で戦う
幸運な機会、珍しい機会を手にしたとき、短期で勝敗を決する覚悟が必要です。
特別な機会という認識をもたず、だらだらと時間を過ごせば機会は消え去ります。
時間をいたずらに浪費すれば、チャンスと思えたものもチャンスでなくなります。
目ざとい他者が、あなたの前にあるチャンスの存在に気付くからです。
物事を選択できるときに、最大限の能力を発揮すること。
物事を変えられるときに、最大限の努力を注ぎ込むこと。
すべてが変えられなくなったあと、どれほど努力を注ぎ込んでも無意味です。
長い人生の中で、選択肢を与えられる時間帯はごく短いもの。
学生が部活動を選ぶ時間と、その部活に励む時間の比率。
進学する学校を選ぶ時間と、その学校に通う時間の比率。
仕事を選ぶ時間と、その仕事に従事する時間。
恋人と交際を始める時間と、それからの交際期間。
結婚を決めた時間と、結婚生活が続く期間。
選択肢がある時間は短く、その決定は長期に影響を及ぼすことがわかります。
何もかも終わったあと、自分が無為に過ごした時間を嘆くことになる前に。
物事が変えられる時間に、短期決戦で勝敗を決める必要があるのです。
●時間の経過で、勝者も型にはまる。
孫子はあくまで、戦場の現実に焦点を合わせよと教えています。
これまでのやり方ではなく、社会変化に一致する方法を選ぶのです。
敵の態勢も、社会も無限に変化するのですから、時の経過に負けないためには、環境に合わせて自ら変化すべきなのです。
●積み重ねたものがムダになるとき、飛躍を生むとき
頭が固くなれば、精神が硬直化すれば、自由な発想が失われます。
世の中の変化を学び、そこからチャンスを見出すことも難しくなります。
積み重ねた成功に、また一つ勝利を重ねる人は柔軟です。
すべてを瓦解させる人は、自己硬直という傲慢さに足元をすくわれるのです。
幸運な人たちは、ゆったりと構えて、人生の可能性をオープンに受け入れる。
不運な人たちは、ぴんと張りつめ、言われたことだけに閉じこもりがちなのです。
人がうらやむ人生を送る人は、機会を活かすことが上手な人です。
彼らは時給で仕事をする人をしり目に、機会で大きくのし上がるのです。
恋愛や結婚ではさらに差が大きくなります。
機会を最大限活かせる人は、充実した恋愛と結婚を自在に手にしています。
人生で笑う者は「時間効率」で物事を見ていません。
人生で笑う者は「機会効率」で物事を見ているのです。
●トップは戦場で視野を広げて、複数の点を改善すべき
孫子は徹底して「視野狭窄」を戒めます。
戦いで熱くなると、どうしても思考が狭くなります。
苦戦していると、目の前の戦場しか見えないのです。
視野を広げて、組織力を複数の要素で高めるべきと孫子は繰り返します。
●勝てる戦争を選ぶ
君主・トップに求められているのは、勝てる戦争を選ぶことです。
孫子は「部下に死力を尽くさせる」ことを統率の基本としていますが、これは負ける戦場に送り込み、必死にさせるという意味ではなく、勝てる戦場に送り込み、なおかつ必死に戦わせて勝利を手にすることです。
●管理とは・・・
管理とは、型にはまることではありません。
管理とは、上司の言う事を部下に聞かせることでもありません。
管理とは、厳しい型に社員をはめ込むことでもありません。
成果を最大化するというただ一つの目標に、すべての部下を団結させることなのです。
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現代社会のあらゆる問題に対して、孫氏ならどう考えるか?を体現したもの。
日々の仕事に対しての取り組み方や人生に対しての価値観など、刺激を受ける部分が随所に見られた内容だと思う。
実際の戦、兵法から現代の仕事に例えると?といった落とし込み方をしているが、前者は正直読み飛ばしても良い。
『時間が人生を輝かせるのではない。機会が人生を輝かせる。』
日々爪を磨ぐ意識を怠らずに頑張ろーっと。
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孫子ぱない。孫武の慧眼すごい。2500年前から現代経営を見抜いている。逆に2500年経ってもなお人の本質やパターンの変化は小さいということか。兵法なんて戦争するための物騒なものだろ!と訝しい思いがあったが、その本質は戦争しないためにあるものなんだ。リーダーはちゃんと勝てる戦場を選択し勝てない戦いはしない、そのためには己を知り敵を知ること。といった論理的かつ徹底的な分析思考は現代経営戦略と合致し、道理で経営者などがこぞって読む名著なのだなと腹落ちした。
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原書よりもはるかに分かり易かった。
一番心に残った教えを見つけようと必死に読んだけど、どれも素晴らしい考えで一つに絞れない。
あえて挙げるなら、
「意図を隠して攻め 、意図を見抜いて守ること」
これは確かに負けないなぁ、と思った。
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・「不敗」が一番大切
不利なときは戦わない決断をする。
・弱い自分に勝つ方法は二つ。
- 自ら窮地に立たせること。
- 追い込まれる前に全力を出す習慣をつける。
・失うものをイメージすると人はすぐ動く。
・数分の一の投資と労力で同じ結果を出す道を探れ
・あらかじめ勝利する体制を整えてから戦う。
・努力の汗をしている時点で二つのことを間違えている。
- 最初から問題が起きないようにすべき
- 初めから大差をつけておくべき
・ビジネスでは弱いものイジメも立派な戦略
・「依存」するものは敗者となる。
依存とは全てが都合よくうまくいった場合を前提とすること。
・勝つ能力を備えている者ほど多くの準備が必要と考えている。
・単なる勘ではなくチェックリストで勝算を高める。
・選択肢の多さとは、すなわち強さである。
・肉体と精神の健康のため、選択肢を一つでも多く見つける。
・「間接的アプローチ」は孫子兵法の神髄。
間接的アプローチとは
- 敵を驚かせる要素を強みにもつ
- 充実した敵の備えに正面からぶつからない
- 自分の意図を相手に悟らせない
・敵の意図がわかっている場合、守るが有利。
敵の意図がわからないとき、攻める側が有利。
・作戦の要諦は迅速を旨とする。
敵の隙に乗じ、思いもよらぬ道を通り、意表をついて攻める。
・時間の効率ではなく、「機会」に焦点を合わせて時間を使う。
・「主導権」がある時間を意識せよ。
特に主導権が定まってない時間が重要である。
・上司は部下に三つの「舞台」を用意して教育する。
- 統制力、勢い、体勢
・努力よりも「機会」の大きさで勝利は決まる。
大きな勝利の90%は自分以外の要素で決まる。
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1.なんとなく読みたくなったので手にとってみました。
2.この本は、「大きな勝利は自分以外の要素を利用して手に入れることができる」ということが大きなテーマとなっています。そして、原著に書かれていることを現代に置き換え、著者なりの見解を述べている一冊です。例えば、敵を新しい取り組み、戦い方を、始める方法、戦いを時間・労力・資本と置き換え、どのように日常生活を過ごしていくべきかということなどを述べています。
3.原著を読む前に読んでおくことで、イメージがしやすいと思いました。また、特に印象に残った言葉は、「成功より失敗から学ぶことが多い理由は、他人のやった失敗を避けることに直結するから」という部分です。私はこの文を、「失敗することで、自分に足りない部分や他人の失敗について実感させられるから」と解釈しました。
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表面をさらりと読めば、しごく当たり前の事を述べられている気がするが、そこは古くから読みつがれている兵法書である。私の目線が軍隊で言うところの兵隊のレベルであるからか、読めば読むほど奥が深い。
トップである君主、作戦指令を出す軍師、現場を動かす隊長がいかなる思想を持って戦に挑むか、これを現代のビジネスにどう当てはめ活かすかの指南解説書とも言える。
勝利に偶然の産物はない。十分に練られた計画・準備の上に成り立っていることに気づかねばならない。
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孫氏の兵法を実践版に落とした内容です。
特に組織論が参考になった。5つの基本問題と7つの基本条件を把握し、全てのシーンで
競合より勝っていれば事業展開はうまくいく。
ただ、言っていることは仰る通りの事だが、”勝ち”を見つけるのは至難の業。
P174以降から。
「どちらか」とは競合にあたる。
マネジメントする立場、会社経営する立場からしてもとても参考になる本だった