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あれ?見覚えのある話と思ったら、冒頭部分をネットで読んでたということらしい。全般的に、これが新しい口語文体かもね、なんて変な感想を持ったのだけれど、紙の本を書く際にはちょっと砕けすぎと思われないかな?と気にするレベルの砕け方。しかし、一方でこれは紛れもなく「文字で表現する」ことを前提とした文体で、それは、音読してみようと試みれば実感できるでしょう。
内容は……いや、就活世代の子供を持つ親としてはノーコメントだ。
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若者論っぽいタイトルが、とてももったいない。就職、仕事についての話が主。
新書であるにもかかわらず、文字が細かくて、中身のある内容でした。
自分にとっても耳が痛い内容が多かったのだけど、こういう本が出て、いろんなひとの目に触れてほしいと思う。当事者の若者にとっても、大人にとってもそれは同じ。
これは、また読みたい本です。
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2014年7月初版
難波功士 著
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周囲からの承認が可視化されるメディア環境の中で仲間うちの承認を求めるあまり、大人からの「評価」から逃げがちな大学生。“就活”という経験はその病を抜け出すための対症療法の側面もある。
と。学生はもっと異物である大人・社会人と交わることで、人間関係における対人摩擦耐性をあげるべし。”承認されない=不承認”という体験をもっとすべきだ。
というような一冊。内容は、納得感あり。相変わらず読みづらい文章でありましたが…
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読んでて、ゼミの頃を思い出してた。
自分が大学生の時に塾のバイトをしてた時の生徒が大学生になり、その子達数人と最近会う機会があったが、確かに何か世の中(というか仕事)に関して変なフィルターをかけて見てるなぁ、潔癖やなぁと思ったことも多々。
就活自体の仕組みがどうこうというのではなく、仲間内での承認を求めてたりそれだけで満足してしまって自己満足して社会に文句垂れてる(大ニ病)んじゃなくて、早く社会で泥まみれになれるために(普通の大人となるために)就活というのは1つのツールとして有効活用出来るよという話。
今までのゼミ生のエピソードを交えつつ、話が進んでいく。
難波「軍団」ではなく「戦隊」という話もすごく懐かしかった。 今、実はパクらせてもらってます。笑
あのプレゼンも、今となってはホントにいい経験だったと思える。 パフォーミングアーツ系の能力をあんな間近で見る経験もゼミがなかったら無かったかもしれへんし。笑
就活の時の進路が働くこと全てではないし、とりあえず働いてみて、やっと自分の方向が見えてくるというのもその通りやと最近よく思う。
年上にそこまで気に入られようとするわけでもなく、組織として動くことをそこまで好まないのに、図体のでかい組織におると、仕事やキャリアはどんどんレベルアップしていくが、初めてそこでどういう方向に行くべきかやっと見えてくる。
それと、気づけば、「承認はあくまでも何かをやった結果であって、目的ではない」って考えて欲しいのは、長くお局的になってしまってる会社組織の人にも当てはまる気がした。笑
選択する側ではなく、選択される側、評価される側であることという視点がいつの間にか抜けてしまってる気も。
なので、もちろん、リアルタイムの大学生にも読みやすいと思うが、一度就活を経験して働き出して数年経った人が思い返して読むのにもええ本やと思った。