紙の本
ものづくりと人
2016/09/06 01:52
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、企業やビジネスの参考書として力があると言えるかもしれませんが、私にとっては人生の教科書です。
なにが優先順位か。過去はどんなものか。
たくさんの名言がちりばめられています。
世界の中に、こんな考え方をものづくりとして生かしている社会があるだけで救われる気持ちになります。
夢を見つめなおせる本です。
電子書籍
ピクサーのチームのことがわかる
2015/09/17 19:01
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投稿者:KCKSS - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々な名作を生み出し続けているピクサーですが、その裏には様々な失敗もあったのだと読んで初めて知りました。映画製作者だけでなく、すべての組織に関わる人におすすめ出来ます。
紙の本
分厚い本ですが
2020/12/09 04:09
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投稿者:かつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い本ですが
創世記から載っているので読み応えがありました
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こりゃいい。わかりにくい文とかもあるけど良い。優秀な人材が揃ってるとか言う経営者は見習わないかんし、言葉を額面通りに受け取るんじゃなくプラセスを理解せんとあかんのよ。
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ピクサー映画を見返したくなりました。
クリエイティブな環境を守り、生かすためにピクサーも試行錯誤してきたことがわかるし、社員の反応も、普通の人間としての反応となんら変わりないんだなーと。
安定よりもバランス。
過去より未来を守る。
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ピクサーを特徴づける2つの基本的な考え
①Story is king.
何であってもストーリーの妨げになってはならない
②Trust the process
プロセスを信じよ
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ピクサーの経営陣とスティーブ・ジョブスとの友情、信頼のエピソードがとても印象的でした。ディズニーがクリエイティブな作品を生み出せず苦しんでいた時期など、色々と学ぶべきことがありました。
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所在:展示架
請求記号:778.77/C26
資料ID:11401593
最近では『アナと雪の女王』が世界中で大ヒットを記録し、更に世界中にその名を轟かせたピクサー。その映画制作の現場で学んだ体験や、ピクサー流アイデアの育て方、創造的組織づくりの秘密を語る!
選書担当:伴野
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ピクサーという会社がどのように生まれ、いかにクリエイティビティを生み出すか、その歴史や働き方について創業者が書いた本。
トイストーリー、モンスターズインク、ウォーリーなど実際の映画を製作する時の裏話もあって面白かった。
この経営者はとにかくスタッフをよく観察し、気遣い、信頼と尊重の念を持って接しているという事を強く感じた。
しかし、ちょっと長かったな。
以下、心に止まったくだり。
・社員の健康維持を脅かす戦略は避ける。
・映画を製作する上では物語が一番偉い。
技術やマーケティングはその手段でしかない。
・大きな問題も小さな問題も構造的には同じことだと理解できるようになれば、物事を冷静に見られるようになる。
・規則を作りすぎないこと。問題を起こさない95%の社員にとっては屈辱的。5%の社員のコントロールが目的で規則をつくってはならない。
・ミスを防ぐコストのほうが、ミスに対処するコストよりはるかに高くつく場合が多い。
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上司から頂いた一冊。ちょっと厚いけど、どんどん読めそう。ワクワクしてくる本です。
だいぶ前に読み終わりました。とても勇気をくれる本でした。最近、落ち込み気味なので、また読み返そうと思います。また、新しい元気をもらえるように。
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高い創造性を持った組織を持続させていくための経営論。
繊細な感受性を持ったクリエイターのやる気を保ち、卓越した映画を作り続ける会社を作るというプロジェクトの記録。
科学者らしい冷静で謙虚な態度が印象的。自身を含めどんな認識にもバイアスがかかっているという冷静な判断に基づく観察と、方法を意識した仕組みの作り方。
どんな本にも、読者にとって読むべきタイミングというのがある。今の私には本書は大きな示唆を与えてくれるものであった。
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前半は、何もかも異常でてきそうするのは無理だと考えていたが、何を考え何を実行したかを追っていくうちにそうでは無いかもしれないと思える。
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ピクサーの創業者がクリエイティブな作品を生み出し続ける個人、組織のあり方について書いている。
著者は本文で「複雑な概念を簡単なスローガン風にまとめると、「わかったような幻想」を抱かせ、その力を弱める危険が有ることは承知している」と書いている。だからこし、ディテールに拘って書いた結果、少々冗長に感じられるのではないか。ただ、おっしゃる通り、そういう単純化したものは、口にしやすくなる一方で、行動に結びつかなくなるというのはよくわかるので難しいところ。
個人としてのクリエイティビティというより、組織としてのが主。
〈問い〉
①クリエイティブな人の思考とは?
②チームでクリエイティブなものを生み出すには?
③クリエイティブになるには?
②
・社員がアイディア、意見、批評を率直に言い合える創造的文化
・信頼あっての率直な議論という批評
・ブレイントラスト:社員が忌憚なく作品を批評する場。権限がなく、出た意見を反映するかどうかは、監督の判断に委ねられる。そこにこそ価値が有る。
・アイディアを提案する権利
〈ピクサーのクリエイティブを特徴づける考え方〉
1、物語が一番偉い(Story is King)
2、プロセスを信じろ(Trust the Process)
失敗作もビジネスの一部として、研究開発投資のように必要なもので、社員にも同じようにとらえるよう伝える。
作品のプロデューサーや会社の経営陣が、社員が抱く現状のやり方への疑問に対してオープンでないといけない。それは盲点の存在を認める組織文化から生まれた。自分には見えない問題の存在と、その解決策までを見つけられる部下がいることを上司が認めることが重要。
〈マネジメントについての考え方〉
1、人の近くは自らのメンタルモデルによってゆがめられ、目前にあるものを正しく認識することができない
2、人間の認識において、外から入ってきた新しい情報と、確立された既存のメンタルモデルの間に境目はなく、両方を一つの経験として認識している
3、自らの個人的な解釈に無意識にとらわれていると、頑なになり、目下の問題に対処する横領が低下する
4、仕事や生活を共にしている人のメンタルモデルは、互いの近さや過去の共有により、互いに深く(ときに絶望的なほど)絡み合っている
〈集合的な思考の意識転換を図るためのピクサーの手法〉
①全員で問題解決
②現地調査でつかむ本物感
③制約の力
④テクノロジーとアートの融合
⑤短編で実験する
⑥観察力を養う
⑦反省会
⑧学び続ける
③(全てではないが)観察力を磨くこと
アニメーターは訓練によって観察力が磨かれる。観客が無意識に些細な動きを捉え認識することを知っている。どんな動作が観客にどんな心理的感情を抱かせるかを知ることで、キャラクターの動きに意味を与えられる。これにより観客の感情的な反応を引き出すことができる。
→非常に科学的に感じた。
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問題は絶対起こる
言いやすい雰囲気
同じ目標を共有していること、そして優秀な人材が集まっているからこそ可能なのか、それとも、どんな集団にも当てはめられることなのか・・・
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芸術は技術を挑発し、技術は芸術に刺激を与える
トイ・ストーリー以降、新入社員全員にソフトウェアの使い方教えるプログラム「ピクサー・ユニバーシテイ」が導入されていました。一部のスタッフはすばらしい絵を描けたが、大半のスタッフは芸術家ではなかった。しかし、描画の訓練にはある重要な基本原則があり、それを理解してもらうためのワークショップをおこなっていました。お互いにトップのレベルを維持するがために新しいことを学び続けることの大切さに気づくための努力を積み重ねています。ジョン・ラセターが言う「芸術は技術を挑発し、技術は芸術に刺激を与える」は、ピクサーの融合の理念を明確に表しています。すべてがあるべきように機能しているときは、芸術と技術は反応し合い、新たな高みに互いを押し上げる。二つに思考に大きな隔たりがあることを考えれば、両者が足並みを揃え、同じ方向に向かうことが難しい場合もあります。けれども、その努力はつねに報われる。人の専門的なスキルやメンタルモデルは、自分と違う人と結びつくことによってその真価が問われている。技術を芸術の追求のために活用し、自らのメンタルモデルをつねに変化させ、改善させ続けることができれば、いつまでも新鮮でいられます。ピクサーはこれまでの経過でそれを証明しています。ただし活気に満ちた創造的文化を維持するためには、一定の不確実性を恐れてはならないと。それもまた受け入れなくてはならない。目指すべきは楽になることではなく、卓越することなのだと言っています。「ピクサーをディズニーに売ろうかと思っている」スティーブ・ジョブズが言った。数ヶ月後の2006年1月、ディズニーはピクサーを買収しましたが、ジョブズはキャットムルとラセターにピクサーとディズニーの両方の経営を任せることをディズニーに提案していました。ジョブズはアップルでの過去の間違いから学んでいました。1980年代初頭、アップルはマッキントッシュとリサというプロジェクトを進めていたとき、ジョブズはリサ部門の責任者を任されました。しかしそれは彼が望んでいた仕事ではなく、仕事のやり方もまずかった。チームを鼓舞するどころか、すでにマックチームに負けている、いくら頑張っても報われないと言い放ち、チームの精神をくじいてしまった。この合併を進めるならば、「ディズニー・アニメーションの人たちに負けたと感じさせてはいけない、自信を持たせなければいけない」といった。