紙の本
夢中になれる話
2016/09/18 22:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いろにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
モナミを中心に起こる出来事と、世界の出来事が「シンクロ」していき、特に後半は、すごく引き込まれる話でした。キャラクターが個性的だし、ワクワクするストーリー展開で、はやみね先生らしい、素敵な作品だと思います。
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はやみねかおるらしい、ポップな文体。ただ先が読めてしまうこと、訴えかけてくるものがないということで、読み返したいとは思えない。でもこの設定で、続編は読んでみたい。
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最強最悪のドジっ娘モナミ。特徴的な女子高生が主人公で、彼女の日常がもうすでにおもしろいです。
それに加えて、世界の出来事が学校の出来事とシンクロしているというファンタジーの要素が根底にあるだけではなく、はやみねかおるさんらしいミステリの要素も含まれていて、最初から最後までわくわくどきどき楽しく読めました。
ファンタジーとミステリが融合した小説ってあんまりない気がするのですが、とにかく最高でした。
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登場人物のキャラはみんな濃くて良かった.主人公のモナミも元気で朝食をしっかり食べてる感じで好き.
はやみねさん独特の言い回しがいくつもあって読んでいて楽しかった!
学校と世界がシンクロするというファンタジーでありながら,はやみねさんのミステリーも加わって面白かった.
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何がなんだかわからないまま終わる、ドタバタ劇。設定はハルヒ感あり。なんとなく物足りないまま終わったけど、続編があるのかな。
はやみねさんの作品は大体こういう感じなので読みでがないんだが、きゅんとするポイントが入ってるからつい読んでしまう。ニトロを掴んでくれる丸男イケメン。
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〇 評価
サプライズ ★★☆☆☆
熱中度 ★★★☆☆
インパクト ★★☆☆☆
キャラクター★★★☆☆
読後感 ★★★☆☆
希少価値 ★☆☆☆☆
総合評価 ★★☆☆☆
モナミという少女の周りで起こる出来事が,世界の出来事とシンクロする。よって,未来に対する不確定要素であるモナミを守らないと世界が終わる…という設定のファンタジー・ミステリ。本当に子供じみたストーリーで,モナミの周囲と世界がシンクロしている原因は,モナミの住む町に太陽系を彷彿させる建物が,太陽系と同じ比率で存在していたというもの。太陽系を彷彿させる建物は物語の最初からポツポツと登場しており,一応,伏線はある。ではサプライズがあるかというと…そうでもない。いくら伏線があっても,これではそこまで驚けない。「ナル造」というあだ名のモナミの友達である権田原大造がモナミの命を狙う刺客だったというところは少し驚けるが,その程度
設定はかなり奇妙ではあるが,インパクトもそれほどでもない。それほど記憶に残らないのだ。キャラクターもそれなりには魅力的だが,飽くまでそれなり。モナミと丸男という主役とヒロイン,神田川永遠という悪役はそれなりの存在感があるが,どれもステレオタイプでどこかで見たような設定でしかない。
ただ,テンポよく話が進むので最後まで一気に読める。熱中して読めるというわけではないが,短時間で読めてしまう。これははやみねかおるの文章が読みやすいからだろう。
総合的に見ると★2だろう。愚にもつかない話ではあるが,読むのが苦痛というほどでもない。
〇 メモ
「真野萌奈美」=モナミという女子高生が地球を救うカギであるという設定のファンタジー要素が高いミステリ
モナミを中心に学校で起きることと世界の大事件が同調(シンクロ)している。そのため,モナミは命を狙われている。里で暮らす一族のサキミ(=未来を見ることができるもの)である妹から,「山の平和を守るため命に代えてモナミを守れ」という命を受け,丸井丸男という謎の男がモナミを守ることになった。
モナミが通う高校の生徒会長で野球部のキャプテンである安藤良介は,学校で改革をするために「ニトロ」を利用して学校を爆破しようとする。これが実現すると,シンクロして世界でも大事件が起こってしまう。科学部に所属する天才少女,神田川永遠は,「ニトロを作った」という。ニトロを仕掛けた安藤は,第三次世界大戦を願う謎の組織に拉致される。第三次世界大戦の勃発を防ぐために,モナミと丸男は安藤が仕掛けたニトロを探す。モナミは友人だと思っていた権田原大造に命を狙われる。丸男が大造を倒し,大造は学校を去る。モナミと丸男は,安藤が「ニトロ」をビニールハウスに仕掛けたことを見抜き,発見する。モナミは「ニトロ」を落としてしまうが,爆発しない。神田川は実際にニトロを作ったが安藤には渡していなかった。神田川は自分が持っている地球儀を壊そうとする。そうすることで,シンクロし,世界が終わるはずだった。しかし,世界は終わらなかった。シンクロの原因が無くなったからだ。シンクロの��因は,モナミが住む町に太陽系を示す建物があったからだった。しかし,そのうちの一つパチンコ屋の「太陽ホール」が「ホワイトホール」に変わったため,シンクロは起こらなくなった。
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作者の他シリーズに比べるとインパクトはそれ程無いが、主人公の独白とか登場人物の会話などが面白くてワクワクしながら読めた。舞台は主人公の通う学校とその周辺だけなのだが、広い世界で冒険しているような物語。
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久しぶりに読む作者の作品。軽快な文体と物語の要となるアイデアはとってもいい。登場人物もコミカルでステロ・タイプにデフォルメされているとはいえ、なかなか魅力的である。
にもかかわらず、もうひとつピンと来ないのは、せっかく魅力的な主人公のキャラが、物語のアイデアと上手く結びついていないからではないだろうか。彼女の破壊力や能天気ぶりが、「事件」解決ともっと濃厚に結びついていれば、傑作と膝を打つ物語になったんじゃないかと残念に思う。
これで終わったと思わせておいて、最後にもう一押しあるあたりもすごいなと思うが、ちょっとバランスが悪いようにも感じる。
続編もあるようだし、面白いのは確かだから、手を伸ばそうかどうしようか、ちょっと考えてしまう微妙な感じだ。
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ファンタジー寄りのSF。
とにかく、キャラが良くてテンポがいい。
モナミの性格が特に好き。
ギャグと謎と青春と、話がよく転がって、夢中になって読めた。
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ザ・はやみね作品の女の子という感じの主人公。
あとがきに「本格ファンタジー」の文言があって、目を疑いました。どちらかというと、SFの方がジャンルとして正しいような気がします。
読むのは2度目なのですが、初読の印象よりずっと面白く感じました。『令夢』や続編でモナミと丸男の解像度が上がったからかもしれません。
箸で天誅をかますモナミの勢いが好きでした。
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読みやすくてあっという間に読めるライトな学園もの。
内容的にはSF?ファンタジー?より。
学生におすすめしたい一冊。