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さくさく読めた。しかし、僕たちはまだ恋をしてないから続くほのかに漂うラノベ感。高校生が主人公だとそうなってしまうんだろうか。そのほのかに漂うラノベ臭が、どうもダメです。
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私が好きな作家さん、中村航さん。
大好きな人が好きな作家さん、中田永一さん。
その2人の合作の作品を、待ってる間に偶然、ほんとに偶然見つけた。
こりゃあ買うしかなかろう!と思って、ハードカバーだけど買ってしまった。
内容は、あ、この2人こういうの書くんだ!って思ったところもあったけど、小説を書くことと、それぞれの人生が重なってて、色んな気づきを与えてくれた。七瀬の短歌は特にいい。
笑って泣いてさようなら。
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子どもの頃は、弟にいろいろなお話を作ってあげていたのに、ある時期からお話を作れなくなった光太郎。
高校の図書室で七瀬先輩に声をかけられ、廃部寸前の文芸部に半ば強引に入部させられる。
文芸部は、半ば伝説の二人の個性的な先輩のもと、各自が好みの小説を書くことになっていた。
光太郎が書けなくなった理由、髪を伸ばしている理由、少しずつ分かっていくのだが…
光太郎と父親の会話から急展開するのだが、内容が超ヘビーなのに、あっさり話が進んで、ちょっと納得できないなあ。
最後の登場人物たちのその後の紹介の仕方も唐突。
そもそも、この二人の競作ってどういうことなのかなあ?
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青春小説の気鋭のふたりの共作、しかも少し変わった手法で書かれた小説ということで読んでみました。真っ正面からの真っ直ぐな青春ものの真っ向勝負という感じですね。王道という王道を敷き詰めた感じです。ひとつひとつの要素や展開パターンを羅列すると、どこかで聞いたことのあるものがズラズラと並ぶと思いますが、そこは青春小説気鋭のふたり、そこを王道の上を行く王道で、スタンダードのそのまた上を行くスタンダードで作り上げました。
小説を書こうとする少年が主人公なので、小説を書くということは? という部分にも触れています。それはまた小説の魅力ということにも繋がり、これから小説の世界に踏み込もうとする主人公たちと同世代の読者に訴えるものがあるのではないでしょうか。小説っていいものなんだよという声が聞こえてくるような気がします。
主人公やヒロインの性格はかなり難ありに思えるのですが、それもまた青春のある姿。利己的でありながら他人や社会と対峙して自己を錬磨していく。痛々しいけれども必死。臆病だけれど正直。そんな姿に自己を投影するのも青春小説なのでしょう。青春をとっくに過ぎた身には、微笑ましくて羨ましくて歯がゆく写る姿でもあるのですけどね。
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本を読むのが大好きだから
本も書けたらいいなと思うけど
実際、書こうと思っても最初の一行が書けない。。。
だから、この小説を通して、
作家もいろいろ勉強して
作家になっていくんだなという過程を見れて
おもしろかった。
それにしても、久しぶりに青春物読んだ~。
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ふたりの作者の合作小説であるが、違和感なく、すんなりと読めてしまった。文芸部に入部した主人公だが、最初は乗り気ではなかったものの、部員たちとの関わりの中で、徐々に小説を書いていくうちに文章を書く事の面白さを感じ、作品を完成させていく。廃部寸前の文芸部に対し、課題を達成できないと廃部になる危機を感じた部員たちが部の存続をかけた部誌の作成に俄然意欲を燃やし、文芸の面白さを生徒たちに伝えていく思いと文芸部の力を発揮しようと奮闘する姿が伝わってくるのが良く、応援したくなる。まさに青春らしさ溢れる爽やかな読後。
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めも。
理科系作文技術
プロットとは、小説、戯曲、映画、漫画等の創作物における枠組み、構成のことをさす。
シナリオ理論
人に惹きつけ、感動させ、夢中にさせる。
物語というのは神秘だ。
シナリオ理論を使いこなすには、まずは自分の心と対峙する必要がありそうだ。
彼女は「好きって丸わかり 〜じれったい私の二人の先輩〜」という青春恋愛小説を書くことになる。
よかった!
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あまり起伏のない青春小説でした。
読んでいる私が大人なので、あまり起伏が無いように感じましたが、現実にあったら充分衝撃的な出来事がいくつか入っていると思います。
好きな作家さんの別名小説を初めて読みましたが、やはり別名の作品なのだなと強く感じました。
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中学生の頃、好きでよく読んでた中村航そしてイラストは宮尾和孝が中田永一と共著してるヤングアダルト。
内容はまあヤングアダルトな感じで物足りないけど、読みやすくて最近の小説の流れも含めて(ラノベとかBLとかが子どもにも触れるくらいメジャーになってる)触れてる感じ。
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共作、ということにあとで気づいた。
展開早かったけれど、十分一人で書いたと思える出来栄え。
乙一氏目当てだったけれど中村氏の宇宙兄弟のアンソロジー好きだったので、他作品も読んでみたい。
出生の秘密はあったけれど乙一氏にしてはそこまで深くないなぁ、と思ったけれど(彼は深い暗い部分をサクッと表現するけれど)
その部分が中村氏だったのだろうか。
とりあえず、OBの心臓が強いなぁ、と。。。
正に鈍感力というか。。。
『僕はきっと、この場所のことを、自分の原点として幾度も思い返すだろう。』
自分で自覚できる瞬間としてこういった体験をできることは本当に貴重だと思う。
きれいにまとまった作品だな、という感想。
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読んだ後じんわりあったかい気持ちになりました。芸術表現への向き合い方として、絶対的な答えのない御大と原田さんの対立も良かった。全体として、七瀬先輩と主人公以外のキャラクターが掘り下げられなかったのが残念でしたが、現代風の表現で読みやすく、一気に読んでしまうほど面白かったです。
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自分は、最近本が好きで小説を書いてみたいとなんとなーく思っていたので手にとってみた一冊だった。小説を書くことがなんて大変なこともわかり、またみんなで小説を書くことでの主人公の成長に心打たれた。
部員の優しいフォローなどのチームワークがとても素敵に感じた。
原田さん、御大さんという先輩に対して自分は周りの噂で御大さんのような人は、一方的に悪い人と決めて関わりませんでしたが、御大さんは悪いところも多いですが、とてもかっこいい1面があり魅力的だった。原田さんは表だけを見ると尊敬できる人ですが、、やはり人間は地位や評価だけでない。自分も地位などで力ずくにしてしまうのなということにも気づけた。
また読みたい一冊だった。
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小さな少年が勇気を持って一歩踏み出す。
自分も何か頑張らなきゃって思う。今いる環境の中で戦っていきたいと思う。
アオハルだなあ
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先に娘が読み始めたが、どうもあんまり読み進めていないらしい。
読んでたら、面白い? と聞かれたので、そうでもないけど、読み始めちゃったからやめるのもいやでなあ、と答えたところ、わかるわかる! と。
そんな会話をしているときは、実はふたりとも、これがとある作り方で作られている、なんて知らなかった。
作者自身が共同開発した物語作成支援ソフトを用いて作られているのだという。それを使って「僕は小説が書けない」を書くというアイロニー。そのソフトが、どのぐらいの部分まで関わっているのかはわからないし、合作の具体的な分担もわからない。
どんな物語もロジックで想像できるであろうし、しかしロジックをまったく無視した才能や信仰がつきぬけるかもしれない。それは、本書の中の登場人物同士の争い、ひいては主人公の葛藤でもある。本書は、内容も作り方もそれをテーマに挑んでみた実験作、なのかもしれない。
しかし、物語とはいえ、皆キャラが立ちすぎているし、分別というか頭が良すぎるというか。キャラが立っているのに薄味。何故だ。
僕自身は小説を書きたいと思ったことはないし、小説の、ということではないが、才能よりも耄碌を感じだすオッサンには、ストーリーよりも、その設定がどうにも切ないのであった。
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部活、恋、青春!
中村航さんの作品らしいちょっと腑抜けた感じの主人公が、嫌いじゃないなぁ。
物語を作るソフトを使ったと見たけど、どういうものだろう?展開とか?普通に違和感なく楽しめたけど、それを使えば素人でもそれなりの話を作れるのかな??