紙の本
このシリーズまとめて読むと面白いかも
2009/03/06 01:24
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストレートな表現のこのタイトルだけで、たぶんハッピーエンドだろうと思えるこのシリーズ。
ブラーナ帝国という架空の帝国を舞台にしたこの作品は、
前二作がページ数の割には一定の歴史観を持たせたストーリー展開で、結構面白かったので、三作目も購入しました。
時代は前二作と比べるとずいぶんと遡ります。
主人公二人が砂漠を旅するシーンがありますが、結構リアルな表現で過酷な砂漠の雰囲気が味わえました。
ただ、わき腹でずっと見捨てられていた父親(皇弟)からある日突然呼び出され、娘(皇女)として認められた上で、政略結婚の駒にされた・・という設定のわりに、ヒロインが環境適応能力高いですね。帰りたいと言いつつ、覚悟を決めちゃってる感も(笑)
反対にヒーローはかなりお悩み状態でした。
作者様いわく、「要領の悪い優等生」なんだそうです。
正統な世継ぎの王子で、責任感も能力もある。侵略したブラーナ帝国の手駒として敵国の進んだ教育を受け、その合理性や優位性を認識しながらも、殺された父王の記憶があるから素直に受けいれるのが難しい。
そんな二人だから、そうそう甘い雰囲気にもならず・・・というか、いつ恋に落ちたんだ?みたいな感じでしたが、最後、二人がかわす言葉がすべてでしたね。良い夫婦になりそうです。
このシリーズこれからも続くのか、ここで終わるのか微妙なところですが、個人的にはもうちょっと続けて欲しい気がします。
これから読むなら、シリーズ3冊まとめて読むのがお勧めです。
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『そして花嫁は恋を知る』シリーズの第3弾。
舞台は灼熱の砂漠。時代は5〜6世紀あたり。
主人公はブラーナ帝国でつい先日まで薬師をしていたユスティニア。
そのユスティニアの元に王弟からの使いが訪れ、彼女はワケが分からないまま王宮へ。
ユスティニアは王弟・クレイオスにこう言われる。
『私の娘として、ブラーナ皇女として、そなたはネプティス王国に嫁ぐのだ』
今までその存在さえ無視されて街娘として育ったユスティニアは父の命令により、
ネプティス王国へと嫁ぐことになった。
しかし、ネプティス王国へと向かう道中でブラーナの支配に反感を持つネプティスの反乱軍に誘拐されてしまう。
反乱軍のリーダー・ナティールは皇女との引き換えに王宮に捕まっている反乱軍の仲間の解放を求めるが・・・。
このシリーズは時代背景とか歴史とかの描写がしっかりと書かれていて安心して読めます。
今回の皇女・ユスティニアは薬師として街中で暮らしていた、にわか皇女。
なので皇女としての考え方とか義務とか、そういった考えはほとんど持ってません。
けれど、その分相手役のナティールがしっかりとそうした考えを持ってます。
でも、ナティールがユスティニアをどう想っているのかは分かりにくかったような・・・。
あ。でも途中途中で態度が変わってきましたし、初恋だろうって書いてあったし、
お互い、まだこの気持ちをしっかりと恋とは自覚してはいなかったんだろうな〜とも思います。
まぁ、『恋を知る』ですから、これで良いのかと。
初々しい感じがして爽やかでした。
もう少しラブがあっても良かったですけれどwww
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「そして花嫁は恋を知る」シリーズ3作目。
といっても独立しているので
1、2作目を読んでなくてもOK。
存在すら忘れさられ、普通に生活してきた主人公に、
にわか「皇女」に仕立てられ政略結婚しろ、と
言われるだけでも不条理なのに
その旅路の最中に誘拐されてしまうとは。
で、遭難して・・・その先にはお約束、な展開が。
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シリーズ3作目。
そして、花恋の小説が気になって店頭で初めてぱらよみしたのがこの本でした。その時は結局買わなかったんですが、なんだかんだでこれで今出てるシリーズ制覇です!
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1作目の500年前、2作目からは1000年くらい前のブラーナ帝国のお話です。今回は最初が明らかに敵同士で出会ってますが、最後はまあハッピーエンドで。
相変わらず、ラブ少ないです。
「恋を知る」ってのはいいんだけど、もうちょっと先くらいまで「知った」ってところで終わって欲しいですね。
今回、砂漠の話ですが、砂漠の話が長くてちょっと飽きちゃいました。嵐で離ればなれになるとか、ずぶ濡れで裸で暖めあうってシーンでも、もう少しラブっぽい感じになればいいのに、ものすごいクールなナティールに、ちとがっかり感が。
それにしても、また花嫁の父は死んでしまいました・・・。
今回は仲が良くない感じだったんで、死なないかと思ったんですけどね。
次も死んじゃうのかな?
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相変わらずラブ度は低いのですが、こういう反乱軍モノ(笑)が結構好きなので、読んでいて楽しかったです。
でもあんまり反乱軍にはいませんでしたが。^^;
主人公カップルが初々しい感じで好きです。
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二人旅って流れがとっても好き。そしてヒーローのビジュアルが好き。
作中で美少年美少年言われるだけはある…。
エピローグがあっさり目なのが少し残念です。
その辺の紆余曲折と恋愛面でもう一冊出来そうなのにな。恋を知ってからの話も見たかったので★4