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泣きっぱなしでした。九州弁がいいよね。でも、歴史的にはこのあと過酷な状況になるらしい。本当に続編が読みたいなー。
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後半は涙涙です
堰を作る作業、大きな石を川に沈める描写など実際に観ているようです
悪人が登場しないところも好きです!
読みやすく感動的な作品でした
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地味な話なのに読ませるよなあ(感嘆)しかし失敗した。「天に星、地に花」より前に読むべきだった。それが残念。
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「水神 下」
感動した!
無事に堰ができて水路に水が各村まで流れた時には感動しました!
今の私たちってこうやってなんでも人間の手で作り上げてきた昔の人たちの土台があってこそなんですね。
つくづく感心しました!
途中何度も危うい目に合うけど最後はハッピーエンドで本当に良かったです!
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筑後川の流域にありながら高地なため水に恵まれない土地.久留米藩の財政も苦しい中.5庄屋が全財産と命までも投げ売って筑後川大石堰の工事に乗り出す.武士,農民.商人たちの協力のもと大事業は成し遂げられる.3度は泣ける.この物語に悪人は一人も出てこないのが読後感を良いものにしている.
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水田の水不足に苦しむ村で、川から水路を引いてくる計画を立て成し遂げる話。
五庄屋の情熱に、菊竹さんの想いに、心熱くなりながら読みました。私がいま情熱を注ぐべきは何だろうとも考えさせられました。
そのとき自分の置かれている状況によって、何を考えるかまた違ってきそうか気がします。
時間を置いてまた読んでみたい1冊です。
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江戸時代初期、久留米藩で実際に行われた筑後川からの取水工事が題材。
登場する五庄屋も実在の人物で、「五庄屋物語」として知られるらしい。
もののHPでは水神とされたのは五庄屋だというが、本書では一人で工事中の事故の責を負った老役人になっている。
著者らしい丁寧かつ厚みのある筆致で、読了後の余韻にも十分浸れる。
著者が急性骨髄性白血病罹患の後に書かれた作品とのことで、ある意味より覚悟を持って書かれているのかも知れないと
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台地の田の水は人力で汲み上げるしかない。しかも村全体の田圃の水を。
物語はこの[打桶]から始まり、堰渠をつくりあげるまでの百姓達の物語
瑞穂の国と呼ばれるこの国を作った先人達の苦労に、知らず知らずのうちに目が潤んだ。
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涙なしでは読めない。
水神となった菊竹源左衛門。武士でありながらも、百姓の重要性を理解し、百姓こそが国の命運を握っている、と説いた。この言葉は恐らく、作者の今の日本の農業政策に対する、怒りの念も含まれているのだろう。
食こそが人間の礎であり、そのためには山や川に覆われた土地を開拓しなくてはならない。この本のおかげで農業や土木の重要性を再確認できた。そして、今の日本に最も欠けている点だと思った。
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素晴らしい。感動した。読後感も良い。
縄田さん絶賛も新田二郎賞受賞も大いに納得で
登場人物に対する抑制された愛情を感じた。
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江戸時代の農村の生活の苦しさと治水の有難さを痛感させられた。菊竹源左衛門すごい。筑後川を見に行ってみたい。
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下巻は菊竹様に涙…こんなに農民想いのお奉行様は居ないだろうけどたとえフィクションだとしても泣けます。水神、ってこの人のことだったのか。。嘆願書という名の遺書、心にきました。
大石堰出来て、こんなに大量の水を見たことがない村民が川の側に佇んで日がな一日眺めてる気持ちもわかるし、あの水流を何かに利用できないかと考え始める村民もいて、治水工事思い立って嘆願した五庄屋たちは救われただろうなと思いました。元助と伊八も田んぼが作れる。
藤兵衛さんもよかった…上巻でなんて嫌な爺と思っていましたが、耄碌してたと自分の間違いを認めてずっと苦しんでたんだな。。磔台の酷さをまざまざと目にしてたというのもあるんだろうけど。
この辺りの人たちの苦労を知っているから、町の商人も阿漕な事はしないのが良いです。阿漕なのはこの後の奉行…年貢高上げたらしいから。。
あとがきに「時代小説は武士や町人ばかり、舞台も江戸や大阪。この頃の人口は八、九割が農民だろうし大半は地方に住んでる」とあって、確かに、と思いました。多く記録残ってるだろうしドラマチックに描けるのは侍や町人なのだろう。でも農民を描いてもここまでドラマチックに出来るのは、このエピソードの魅力と帚木さんの筆力なのだと思います。
筑後出身の同僚はこの大石堰でなく、長野堰とかは見学に行っていたそう。どうやら大石堰は昭和28年の筑後川氾濫で壊れて建替られてるそうで……でも当時の石は近くに残されてるみたいなので見に行きたいです。
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ついに工事が始まった。大石を沈めては堰を作り、水路を切りひらいてゆく。百姓たちは汗水を拭う暇もなく働いた。「水が来たぞ」。苦難の果てに叫び声は上がった。子々孫々にまで筑後川の恵みがもたらされた瞬間だ。そして、この大事業は、領民の幸せをひたすらに願った老武士の、命を懸けたある行為なくしては、決して成されなかった。故郷の大地に捧げられた、熱涙溢れる歴史長篇。
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江戸時代の筑後川治水工事の話の後編。難工事ではなく、一冬の間に堰渠は完成。順調に話が進むと思われたが、試験通水で戻り水が起こり、死者を出してしまう。しかし、菊竹源左衛門によって、五人の庄屋は救われた。いい話でした。