電子書籍
珠玉の短編集
2015/03/29 14:42
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投稿者:ぶーにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品はどれもおもしろかったけれどその中で特に「隣の町で死んだひと」「怪談六話」がおもしろかった。怪談六話は怖いというより悲しいエピソードがたくさん詰め込まれていて、何度も読み返しました。短い中によくこれだけ詰め込んでうまーくまとめられたなあと作者のストーリー作りのうまさを感じました。珠玉の短編集です。
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大幅加筆となっているから、ストーリーとかの流れも変わっているのかと思いきや、基本再録でした。ちょっと拍子抜け。それともざっと読んだだけだから気付かなかっただけで、実は結構違うのかなぁ???
巻末にちょっとおまけ。終電時刻の彼がでっかくなって出てきました。
原獣文書と少年魔法士の続きが読みたい・・・。
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再録本。このシリーズは好きだから、買うのに抵抗はなかった。
加筆修正はあまり気付かなかったかな。セリフが変わってる箇所がちらほら。
少し説明が増えた印象も。
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なるしまさんの話が好きだ。
ヴァイオリンの彼のその後が読めて、と、コールドスリープのカップルのその後も読めて、満足v
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前のも持ってるんだけど思わず買い直した。
終電時刻の続編部分と、合間にちらっとキャラのことが書下ろし。
何度読んでも、このシリーズ、短編の妙というか、これぞってかんじで好き。
ホラー苦手だけどこれはそういうの置いといて、好き。
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『怪奇』と名のつくモノに弱いんです・・・
下巻もあったケドどんなもんか分からんから
とりあえず上巻のみ購入。
短編で幽霊やったり幽霊じゃなかったりするケド
どれも少し『ホロリ』とくる・・・
怖かったり怖くなかったりするケド
どれも楽しく読めました。
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ココに載ってる『隣の町で死んだひと』の『隣の町』と言う「身近だけど身近じゃない でも完全に他人事ってほど遠くない 好きに噂は立て放題で 飽きたらすぐ忘れられる」色々と考えさせられる話でした。 全部の漫画の中で 何かを紹介しないといけなくなったら一番に紹介したいお話です。
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少年怪奇シリーズの再録。短編集。
隣の町で死んだひと、怪談六話、終電時刻、番町サカナ屋敷、終電時刻After(※描きおろし)
描きおろしを読んでの感想。辛いけど見えなくなってよかったんだよね、きっと。
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少年怪奇シリーズと銘打たれあすかにて不定期連載されていたシリーズが新装版で刊行されました。
なるしまゆりさんの魅力がこれでもかと凝縮された非常に贅沢な短編集です。
なるしまゆりさんは黄昏を描くのが上手い人だと思う。
非日常と隣接した日常、非日常に侵蝕され行く日常の描写がそこはかとなく不気味に、また哀切に表現されて胸に迫る。短編の主人公はいずれも多感な思春期の少年少女、彼らの心理描写もまた過不足ないモノローグで的確に表現される。
一番好きなのは「怪談六話」。
幼馴染でいとこ同士の少年と少女。
屋上から転落し意識不明となった少女との約束を果たすため、少年は戦場跡の公園に駆けつけるのだが……
凄いいい。凄い青春。これはもうなるしまゆりさんにしか表現できない世界観。
彼ら彼女らが大切な友達を守るため、大切な何かを守るため精一杯足掻き抜く姿は切なくて優しくて痛くて愛しくて胸がいっぱいになる。
面白い短編集をおさがしの方におすすめです。