投稿元:
レビューを見る
良くできた小説です。はった伏線もしっかり回収して物語のラストへと続いていきます。四分の三をすぎたあたりで結末が予想できる部分がありますが、それ以外は非常に良くできています。
国際的陰謀に巻き込まれた外交官沢木がゴルトシルト家の長い陰謀に終止符を打つために駆け回る。
投稿元:
レビューを見る
ヤバい!久々にヒットな作家に出会ってしまった。
去年出会った「楡周平」以来の衝撃が訪れました。
ネタはイギリスの香港返還。
なぜイギリスは簡単に中国に香港を返還したのか?
その答えの裏に潜む謎を追ったフィクション。
フィクションだけれども、国際情勢やインテリジェンスに
精通していないとここまでの内容は書けないと思います。
個人的にかなり好きな徹底的な調査を元にした小説です。
こんなにもスゴ本なのにおそらく絶版となっていて、
手に入れるのはちょっと難しいかもしれません。
古本屋で見つけたら、是非。
投稿元:
レビューを見る
なぜ香港返還は九十九年後という契約が結ばれたのか?という謎に、もう本当にびっくりな謎解きをしてくれた本。百年なら切りがいいし、イギリスにとってみれば永久に返さないのが一番いいわけだし…
なぜ九十九年なんでしょうか… ああ、言いたい!