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信じたことをやり抜く。
彼はそれをした人。
人から学ぶ姿勢があった人。
黒船に侵入しようとしたのち、自首したのは
荷物を載せた舟が当局に確保されてしまっていて、
そうせざるを得なかったから。
この点、正直で不器用な彼だから、その性質が
ために自首したという記述をした人がいたが、
こちら書籍の方が本当っぽい。
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残された手紙や文献を読み解き、歴史の実相に迫る内容ですが、調べたことをのべつ幕なしに書いているため、まとまりがなくかえってわかりづらい。それにしても、幕末の志士たちの若さと行動力と知識欲のすごさよ!10代から20代の若者が天下国家を論じ、己の命を懸けて大義を守ろうとする姿に圧倒される。
封建社会では、武力(一揆やテロも含む)のみが最も手っ取り早い変革手段だったのは間違いなく、黒船来航という差し迫った対外脅威に対して、いいように列強に収奪された清国の二の舞を避けようとするわかりやすい攘夷論と、彼我の国力の差を認識したうえで最悪の事態を避けようとする開国派とに日本は二分され、過激なその論争の過程で多くの稀有な人材が失われました。さらに不幸だったのは、長い鎖国のせいで幕府に対外交渉力など望むべくもなく、不平等な条約(領事裁判権の容認と関税自主権の欠如)を一方的にのまされる事態が、さらに憂国の士の危機感をあおり、そして明治維新へと・・
吉田松陰の先見性の1つは、士農工商という世襲身分にかかわらず、有用な人材を適材適所で使うという身分制度の否定にありました。
閑話休題。
にもかかわらず、現状の日本の大臣は、素人の政治家が単なる当選回数や論功行賞のみで抜擢され、選挙で選ばれてもいない官僚にいいように使われて、武漢ウィルスという国難時にも専門知識の欠如により適切な判断が出来ない現状を放置したままです。今こそ、使えない議員の削減と民間専門家の大臣登用を真剣に議論すべきですが・・
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吉田松陰は、どんな罪人でも、身分が低くても、幼くても、女性でも、分け隔てなく接した。上からではなく、しっかり名前を呼んで、その人の良いところを見つけた。勉強熱心で、筆豆で、熱くて、魅力的な人物であったことが分かる。
今からたった190年前に生まれた。尊敬すべき人物である。