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読むのに時間がかかりました…。なんていうのか、女性差別的な状況がず〜〜っと半分ぐらいつづくのですよ。それで、なんか、さくっと読めなかった。狼犬の描写がすごくうまいなぁ…っておもいました。存在感とか、雰囲気とか、ビンビン伝わってきます。あたしも犬好きなので、狼犬に会いたい!感想としては…嫌いではないけど好きでもない。そんな感じかなぁ?
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狼犬とそれを追う女刑事・音道貴子。設定自体が面白い。女性が主人公だけどハードボイルドな感じです。私が本の虫になったきっかけと言えるかもしれない作品。
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音道貴子シリーズ第1弾。
女刑事の活躍があまりにおもしろくて、このシリーズを読み漁るきっかけになりました。
心理描写がうまいっ!!
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第115回(1996年上半期)直木賞受賞作。
深夜のファミリーレストランで、男が炎上し、焼死。
遺体には、獣の咬傷が…。
最初は、この咬傷よりも、発火の方に注目がいっていたが、同じ獣による咬殺事件が続発する…。
"男社会"な刑事の世界で苦労する女刑事・音道貴子は、偏見の固まりのような"皇帝ペンギン"こと滝沢保デカチョウと捜査をする事に。
昔から読もう読もうと思って、ようやく読んだ念願の作品。
やっぱり、私的には、某K氏とかよりも、こういう系統が好きらしいです(笑)。
音道刑事と滝沢刑事のやりとりが次第に変化していくも、最後は意外とあっけない(笑)。
でも、アレで良いんだろうなぁ。
完全に打ち解けちゃったら、それはそれでつまらないかも(笑)。
疾風については、もう、涙が出そうでしたね。
なまじ、頭が良いだけに、不幸だったよね。(T□T)
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テキた犬だ、っていところ、主人公が離婚歴のある美人..ちょっと入り込めない粗筋であったが...娯楽としてはOKか
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皇帝ペンギンの表現が大好きです(笑)男社会の中でも負けずに頑張る女刑事の音道に凄く惹かれました。最初はどうかな〜と思ったんですけど、読み始めると止まらずに最後まで行ってしまいました。
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正直言って乃南アサさん、私にとってはイマイチなんですが、これは違いました。ちょっと結末に抵抗ありまくりで読み返す気にはなれません…が、手放す気にもなれません。つまらないって事じゃないんですよ、むしろ逆です。
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疾風が登場するまでは冗長な感じ。でも追跡シーンで一気に盛り上がる。最後は本当に切ない。他の音道シリーズも読みたい。直木賞受賞作品。06.05.18
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解説:安原顯
関係:編集者・エディター 村上春樹や吉本ばななの
発掘者として有名。『パイルディア』『海』『マリ・
クレール』『リテレール』など雑誌も多数。
女性の心情描写が巧い。ストーリーというより
主人公の描写を追うように読んでしまった。
タイトルは好きなのだが、ちょっと話のイメージとは
ずれているかな、と思った。
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深夜のファミリーレストラン。
客として訪れた男が突如燃え始めた。
パニック。そして大火災。
その数日後、別の場所でサラリーマンが無惨にかみ殺された死体として発見された。
捜査に参加し、コンビを組むことになった音道貴子と滝沢、二人の刑事。
彼女らはそれぞれ、個人的な問題を抱えつつ、対立し、事件を追っていく。
二つの事件の共通性は、獣にかまれたと言うことのみ。動物にかまれ炭となった遊び人風な男と、人気のない道で誰にも気付かれることなくかみ殺されたサラリーマン。
そして、第3の殺人が起こる・・・。
これ、直木賞受賞作だから、ご存知の方も多いでしょう。
感想としては、どうしてこれが「直木賞」なんだろう。と。
真ん中まで読んだとき、「江戸川乱歩賞」の間違いだったかも・・・などと考えたものでした。
あれよあれよと読み進む内、夢中になってページを捲っている自分がいる。
読後感もすっきりしない爽やかさ。(内容が悪くてすっきりしないのではなく、色々な感傷が混ざった挙げ句のすっきりしなさとでも言い換えましょうか。)
あ、誉めてないか。面白かったですよ、とても。
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男社会の中に飛び込んだ女刑事が殺人事件を担当するお話。ミステリーに男女社会の問題がからまっててとても興味深い。
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物語にどんどん引き込まれていく。途中で読みとめる事が出来ない。まるで斜面を下った雪玉のように、読み進めるうちに感動は大きくなり最終的にどちらを応援すればいいのかわからなくなり感情が破裂する。作者に乾杯!
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深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した!遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか?野獣との対決の時が次第に近づいていた―。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。
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女流作家はあまり好みではないのですが、これは面白く読めました。いまとなってはラストシーンは思い出せませんが。まぁ普通に面白いです。時間があればもう一度読んでもいいかと。
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「未練」を読んで、主人公の音道貴子の描き方に興味をもって、次の作品と言うことで、直木賞受賞の本作を読みました。読みえるのに時間がかかりましたが、決して興味がなかったわけではなく、むしろ長時間持続的に興味が続いたものだと思ったくらい。
前半、男の炎上事件が発生、その被害者に残っていた獣の咬傷と同じ痕の狼犬による咬殺事件が続発。そのあたりから狼犬が主人公に。後半では、前半とがらりと様子が変った雰囲気で楽しめました。文庫本の表紙の絵も、最後になって分かりました。
音道貴子と言う女性刑事は、女性であることで男性社会の刑事の世界でいろいろと蔑視問題にぶち当たります。じゃ、男の刑事としてはどう付き合っていったらいいのか、単純に「女だから・・」と言う蔑視問題ではなく、特別視することの難しさもうまく表現させられていて考えさせられます。警察の中に「女性専用車両」などは作れないのですから。
他の作品も機会があったら読んでみよう。