なんか中途半端感…
2019/08/23 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きたさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題材となる「夢喰い」家系設定は斬新で引き込まれ感はあったから良かったんだよね。でも受の家系からくる「報われない恋愛」のままで終わったからなんか変。あとがきで続編あるかもよ的な事を書いてたけど多分出ないなこれ。ここまで「報われない」状態で止めたなら続けようないかと(笑)尻切れ蜻蛉作品に私は感じたから低評価。
投稿元:
レビューを見る
切ないファンタジー系のとても好きな設定でした。ただ、一冊でまとめるには手に余るストーリーだったかなと。
人からの好意を夢の中で食べてしまう「夢喰い」という能力を伯父から受け継いでしまった大学生の志信は、そのせいで自分が密かに想っている浅見に嫌われてしまうことに。
不思議で、切ない話。
自分のことを気にかけてくれたり親切にしてくれていた大好きな相手が、夢を食べたせいで突然冷たい態度になってしまうなんて、理不尽であまりにも辛いです。
志信は浅見が好きでたまらないので、何とかして元どおりになりたいと一生懸命頑張るのですが、その度に夢喰いの力に敗退してしまいます。志信のひたむきな想いが叶うことを願わずにはいられませんでした。
但し、志信と浅見は出来上がった恋人同士ではなかったので、それほど強烈な執着や恋情がわくものかどうかとちょっと疑問に思ったりもしました。
ページの都合もあるのだろうけれど、加瀬と浅見だけしか夢喰いの状況が具体的に描かれていなかったので、もっと他の例も見てみたかった気がします。
夢喰いに巻き込まれた二人の周囲の動揺や心配する様子ももっと知りたかったです。
壮大な設定なので、簡単にはおさまらないだろうというのは察しましたが…
ラストの描き方は妄想させるものがあり、しかも明るさを感じさせてくれる余韻があってよかったです。
投稿元:
レビューを見る
ラストがすごく良かった。
ハッピーエンドじゃないけど、希望がある悲恋って漢字で切なくて良かったです。