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ホームズの名作短編を集めた一冊。石田さんの訳のホームズは冷静な時や外面や面白い事件に出会って感情が高ぶっている様子がはっきりと描かれていて好きだなと思う。常に勝利し犯人を捕まえているように思うホームズだけれど、アイリーン・アドラーにしてやられているし、依頼人を失うという事もあって人間味溢れるホームズが見れる。当時のロンドンの様子も描かれており、物語と共に想像出来て楽しい。
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シャーロックホームズの冒険
なんだか本格的な推理小説を読んでみたかったのでまずはシャーロックホームズシリーズを読んでみようと思った。物語はパターン化できそうだが、目を引くのはホームズの推理の精密さと観察力。ワトソンやクライアントの様子を一目見ただけでそこに至るまでの状況を言いあててしまう。からくりは実に簡単だが、聞かれるまでは思い浮かばない。そのような観察力は日ごろから物事に対して観察し、答えを出すところまでを訓練しているからであるとか。多くの人は観察こそしているが自分で答えを出すという習慣がない。かつて僕に運転を教えてくださった教習所の教官は危険予測ということではまるでホームズのようだったことを思い出した。彼は毎回の教習で答えを出すところまで脳内で訓練をしているといっていた。日ごろの訓練が天才を生み出す好例だ。バレーの球の軌道の予測もそうだが、万人に共通する上達の秘訣なのだろう。そんなホームズのロジカルシンキングを象徴する言葉がこれだ「不可能なことを除去していけば、残ったものがいかにありえなそうなものでも、真実である」。ホームズシリーズはまだまだ読み進めたい。
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12の事件を描いた傑作集。
結末まで覚えている話が少なくて、新鮮に読めた。
ホームズの推理を聞いて「何で?」から「あ、なるほど」までの過程が心地いい。テンポも好き。
見て、自分で結論をだす。このスキルを身に付けたい。
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名探偵の金字塔を現代の作家による再翻訳で生まれ変わり。
様々な翻訳がある中、平易な文で読みやすいとのことで
購入。えすとえむさんの表紙も素敵だったので、それも後押しとなった。翻訳としては他の古典調のものに比べて大分読みやすくなっており、現代の我々と変わらぬ口調となっている。特にアイリーンアドラーの手紙は、その明朗さが滲み出るものとなっており非常に良かった。
ただ、あの謎のジェームズは上手くカットされていて残念笑
やはりホームズは他のミステリーと異なり、事件の持ち込まれる時のワクワクドキドキ感が違う。悲壮感や恐怖もあるが、それをどんな風にホームズが解くのか、それを思うと夢中に読んでしまう。正直ちょっとががっかりするような結末もあるのだが、しかしそのドキドキはどの事件でも味わえるので、無駄だったとは思わない。
以下はお気に入りの短編ごとの感想。
•ボヘミア王のスキャンダル
ホームズの前に、彼の計画を全て見破りそれを出し抜く女性が現れ、今までの女性への考えを改める話。その為、今まで一緒くたであった【女性】が彼女だけ【あの人】と特別視に至る。ホームズシリーズ上、非常に有名な話のため、アイリーンアドラー=ホームズシリーズのヒロインとする向きもあるが、登場がこれ一度きりであったこと、彼女が既に結婚していることも考えれば、ホームズにとってはやはり記憶するに値する人というのに留まるだろう。
アイリーンアドラーに焦点が当てられるが、ホームズの探偵ぶりも素晴らしいので、そこも是非楽しんで欲しい。
これか名作なのはやはりアイリーンが写真を残し、ホームズがそれを所望するところだなぁ。アイリーンはボヘミア王の為とか言ってるけど、あれはホームズ宛だと私は信じている笑
・唇のねじれた男
これは全然思いつかなかったので、1本とられたと感じた。
ミステリーとしてはその奇抜さから、星五つ。
そして物語の入りと結末が相対していることが分かり、
コナンドイルの小説家としての技量がよく分かる短編でもある。
・ぶな屋敷
特筆すべき謎はないが、ホームズが好感を持った女性が登場。凛とした姿と理路整然とした物言いは、ホームズでもきっと一瞬心が動いたはずだと思いたい。最後の数行で、二人の仲について、ワトソンがヤキモキしていたようで、結局何も進展せずガッカリしているが、それなら後押ししなよーーーと叫びたくなった笑 ワトソンの後押しから上手くいったのでは!?(・Д・)
アイリーンアドラーよりハンター嬢の方がお似合いだと個人時には思う。
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人生で初めてのシャーロック・ホームズ。多分初めて。
事件描写が丁寧で、自分も読みながら推理。見ることと観察は違う。全くの別物。ホームズのような観察眼に憧れる。
真実は案外知らない方が良いかもしれない。
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とにかく読みやすい翻訳!ほとんど不自然さもなくスラスラ読める。
私は推理力がないので素直にワトソンと一緒にホームズの推理に時には驚き、感心し、とても楽しめた。
「花婿の正体」はタイトルの通り、そうきたか!と驚きがあったし、「技師の親指」は依頼人の不思議な状況に先が気になって夢中で読んだ。他の短編もどれも、なんで?どういうこと?と疑問符がつくような依頼ばかりで、ホームズの推理によってその疑問符がとれたときの爽快感は多くの人に感じてもらいたいなと思った。
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海外ミステリーに手を出すことはなかったけど、Kindle Unlimitedに登場してたので、読んでみました。いきなり長編はと思い、短編集この作品から。
このストーリーは、ワトソンの視点から書かれていで、自分も天才の横で、真相を教えてもらっている気分になり、初めてなのに読みやすいと感じた。「ボヘミアの醜聞」「赤毛同盟」が自分的には特によかった。
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シャーロック・ホームズの短編集。
海外の人命や地名などに耐性がまだ付いていないのと、
短編と言えど一つひとつの情報がぎっしり詰まっているので、
非常に楽しく読むことができた。
名前をちらちらと聞いた事のあったアイリーン・アドラーが出てきて興奮。
他の方も書いてらっしゃったが、見るのと観察するのは全くの別物、というホームズの言葉は刺さった。
トリックもいいが、その見せ方や描き方が素晴らしく、
発想もこの時代にして素晴らしいものだと感じた。
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シャーロック・ホームズシリーズ三作目
初期の作品十二篇を集めた
1.ボヘミア王のスキャンダル
生涯女性と距離を置いて、色恋にはまったく無関心なホームズが唯一認めた人物の事件
2.赤毛連盟
3.花婿の正体
4.ボスコム谷の惨劇
5.五つのオレンジの種
6.唇のねじれた男
7.青いガーネット
8.まだらのひも ※コナン・ドイルが一番気に入っていた作品
9.技師の親指
10.独身の貴族
11.エメラルドの宝冠
12.ぶな屋敷
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赤毛連盟と技師の親指は既読。ボヘミア王のスキャンダルと独身の貴族、エメラルドの王冠が好き。そしてホームズがチャーミングでたまらん。ワトスンのホームズ愛もいいなぁ。相方好き過ぎ笑。次は緋色を読みたい。
この時代の身分差っていうのがガッチガチに出てるのが良き。不平等やし身分が上なだけでプライド高いし身分が低いやつを見下すんだけど、きちんと自分をわかってる感がいいよね。独身の貴族の公爵が握手するシーン、好きだなー。嫌なやつだけどしっかりしてる。
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シャーロック・ホームズは小学生の時によく読んでて(子供向けのだが)、久しぶりに読んだ。
短編だがサクサクと謎解きしていくさまは痛快そのもの。
たまにシャーロック・ホームズのシリーズは読みたい。
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「19世紀ロンドン、科学者より鋭敏で幅広い知識を持ち、犯罪者より危険で変装の名手、警察をも出し抜く捜査方法で数々の難事件を解決し、王族からも絶大な信頼を得ていた人物がいた。その名はシャーロック・ホームズ。医師にして著名な推理作家コナン・ドイルが世に送り出した、不世出の名探偵とその助手ワトスンの活躍が、色恋にはまったく無関心なホームズも唯一特別と認めた人物の事件を含め、12の事件で描かれる傑作集。」
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★図書館だよりNo.74 「読書への羅針盤」
佃 諭志 先生(物質生命科学科)
➣記事を読む https://www.sist.ac.jp/about/facility/lib/letter.html#074
【所在・貸出状況を見る】https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/248449
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1.おすすめする人
→探偵小説がすき、イギリスに興味がある、
短編集がすき、推理小説のベースを知りたい。
2.感想
→シャーロック・ホームズの友人である
ワトスン目線で描かれる短編集。
推理小説を読み始めたいけど、
どれから読んだら良いかわからない人に
ぜひ読んでほしい。
この1冊を読むだけで、
全く違う人が書いた推理小説の中に出てくる、
シャーロックホームズの一節がよくわかる。
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シャーロックホームズ
昔から親父がいつの物かわからないくらい古い単行本を読んでいました。
私の中でのホームズはジェレミーブレット、本作でも彼を重ねて読みました。
題目そのものが良い味を出していて、内容もすごくおもしろい。