紙の本
会話に違和感・・・
2014/12/29 22:20
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投稿者:ななこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ途中ですが、殺人動機も弱いし、展開が短絡すぎる気がします。
そして、気になって仕方がないのが、登場人物の会話です。
四大卒で百貨店外商部に勤務する仕事のできる女性が、いくら切羽詰まった状況だとは言え、親友に向かって「あんた」なんて言うでしょうか?私は庶民ですが、友だちを「あんた」と呼んだことも、友だちからそう呼ばれたこともありません・・・。なんだか続きを読む気が失せてしまいました。
他の方のレビューが良かったので買ってみたのですが、今のところイマイチです。
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DV夫を殺して、アリバイ工作して・・・って、なんか先が読めちゃう。でもこの詰めの甘さ加減が、実際の殺人事件に近いのかも。この手の話なら桐野夏生のOUTの方が断然面白い。
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一気に読みおえてしまう、という意味では面白い小説だった。火曜サスペンス的な面白さ。けど、読み終わってみるとどうってことの無い話だったな、と言う感想。何か、驚くような真相が明らかになるとか、捻りと言うものがあるのかと思って読み進めたけど特にそれも無し。殺人計画も明らかに杜撰で、案の定そこが綻びとなっていくのもどうかと思う。大学同級生2人の視点を前半と後半で分けているのも特に効果的とは思えないし。登場する中国人達の描写は、あるある、で面白かった。
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今年もたくさん面白い本を読んで来たけど、これも、ホントにたまらん一冊でした。
まぁ、奥田さんの小説だから、面白くない訳がないわな、と割と軽く思いながら読み始めたんだけど、すみませんすみません、アタクシなめてました、奥田さん面白すぎ!
タイトルやジャケットからして女の友情と裏切り、みたいな感じを思い浮かべるけれど、これがいい感じの裏切りの始まりで。
物語が走り始めたら読むほうも立ち止まることはできない。先へ先へと息を切らして必死で付いて行く。
読みながら、真っ当な人間なら同情を持つことはあっても絶対に責めたくなりはしない「被害者」の家族にさえまったくの共感できない私って…と自分の正義を疑ってしまったり。
そして、この華僑たちの図太さとたくましさにも呆れつつ救われたり。
ドキドキしながら、胃をきゅんきゅんと縮めながら、共犯として走り続けた読後の疲労感。はぁ、気持ちよかった。
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面白くて本当に一気読み。
序盤から引き込まれ、そんなプランで良いの?と証拠が残らない?と数々の不安要素が残る中で話が進んでいく。カナコの章でその不安が一気に爆発しさらに加速していくと同時に面白みを増す。追い込まれる感じが読み手にもじわじわと広がりゾクゾクする。 もう寝ないと明日に響くと思いながらもページをめくる手が止まらず、ひたすら引き込まれ、ラストが気になって仕方なかった。
本当に面白かった。ラストも満足。
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久しぶりに面白い作品に出会えた。
導入から畳み掛けるようにストーリーが展開されていって最後は寝るのも忘れて読みふけってしまった。
一人の人間がいなくなるということ。
その非日常性が現実味をもってありありと迫ってくる様子はシリアスで緊張感のあるものだった。
欲を言えば、
もっと他の終わり方があったかもしれないという可能性と、カナコの妊娠による心情が完結していなかったので、
続編があれば読みたいなという感想を持ちました。
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(2015/6/16読了)
カナコの章になってからの、読書スピードったら、はんぱない!読了後、ぞわぞわと全身総粟だち!!
逃れられない結末になると、諦めて読んでいたので、なお一層だった。
↓内容に書かれている通りに、私も共犯者となった!
(内容)
ナオミとカナコの祈りにも似た決断に、やがて読者も二人の“共犯者”になる。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美。夫の酷い暴力に耐える専業主婦の加奈子。三十歳を目前にして、受け入れがたい現実に追いつめられた二人が下した究極の選択…。「いっそ、二人で殺そうか。あんたの旦那」復讐か、サバイバルか、自己実現か―。前代未聞の殺人劇が、今、動き始める。比類なき“奥田ワールド”全開!
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カタカナの女性二人の名前がタイトル。
店頭でもよく見かけたので気になってた。
こちらも知人に借りることが出来たので読んでみました。
タイトルで気になってただけで、どんな内容かも調べずに読み始めるというのが私のスタイル。
思い通りの人生を歩めていないと思いながら、夢を目指す方向に道を変えることが出来ず今を生きるナオミ。
その親友で幸せな結婚生活を送るカナコ。
その二人が再開し、事件に巻き込まれていく。
というか事件を引き起こしていく。
日本の警察はさすがだね。というか当たり前か。
警察でなくても結構細かく調べることができるし、技術革新のお陰で長らく鮮明な証拠が残ったり、GPS機能を使い追跡することも。
逆に犯罪に手を染める為のネタはインターネットにたくさん転がっている。注意点なんかも。
終わりは読めたけど、後半の展開がものすごく早くて、途中で止めることが出来なくなっちゃいました。
この後の二人は?
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奥田さんの作品は好きなので、内容をまったくしらないまま図書館でリクエストし、読み始めた。素人ができたようなふりして大変なことに手を出すと、やっぱり大変だよって話ですね。登場人物の心理とか、のめりこんでいく環境とか、うまくいくのかいかないのかドキドキする展開とか、とても楽しめました。最後はどうなるのかと思いきや、僕は好きな終わり方でした。
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空港で購入して、出張先の山形から福岡までの移動中に読破(笑)
5時間近くの移動を楽しく過ごせました。
前半…ナオミの 章の百貨店外商や華僑のくだりは、自分の仕事柄、頷けるシーン満載ですごく楽しく読めました。
また後半…カナコの章は、一転ハラハラドキドキ(汗)のサスペンス。
どんどんスピード感が上がって一気読みでした。
最後の落とし所は、予想と違い少し消化不良がありましたが…まぁこんなとこかなって感じ。
出来れば…上海で朱美社長絡みのラストシーンも楽しかったかなって思いました。
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久しぶりに奥田英朗のハラハラ系の本を読んだ。題名通り親友同士のナオミとカナコのお話。カナコが旦那にDVをされていることを知り、カナコを助けるべく旦那を殺す計画をたてるナオミとカナコ。殺人はもちろん悪いことなんだけど、DV旦那に怯える生活とはどれほどのものなんだろうと、、、そう思うとナオミとカナコを応援してしまう。どうか逃げ切って!!!と。最後までハラハラした展開で絶対捕まるでしょ!!っていう甘い計画だけどそこがまたリアルでおもしろかった。
それと二人の友情がすごい。お互いのためにここまで自分を犠牲にできるっていうのもすごいし、なによりナオミがカナコのために自分の手も汚すのが!家族でもないのに強い絆だなぁー!2人は殺人をしたんだから幸せになれないかもしれないけど、それでも幸せになって欲しい。
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アラサー女子二人の復讐犯罪小説。読み出したら止まらなくて一気読み。最後の一行までハラハラドキドキ。何故か犯罪者の二人を応援してる自分がいて物語に引き込まれる。極上のエンタメ、むちゃ面白かった。
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面白かった。あっと言う間に読んでしまった。スリルとサスペンスの連続でハラハラし通しだった。奥田英朗の本は非現実のようでありながらすごく現実味があるので感情移入しやすい。
読み終わったあと自分がヒロインのように冒険した気分になった。「女性作家では?」と疑うくらいに女性の心理描写が巧みでうならされる。
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いやぁ〜皆さんのレビュー通り面白かった!高かったけど買って良かった。もう、最後の方はドキドキハラハラ。いつ、捕まってもおかしくない状況を何回も乗り越え(実際は無理だろうけど)凌いでいく逞しさは天晴れで爽快感を感じた。この強さをカナコは持ってたなら何故旦那から逃げなかったのか?と思うが、警察はカナコを殺しはしないが、旦那はカナコを殺すというくだりを読んで暴力が日常だと、殺すしか自分が助かる道はないと思うのかもな。出国して逃亡した2人は多分どこの国でも強く生きていける気がする。読み終わるのが勿体無い小説でした。
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はなっからドキドキさせて、次が気になって仕方がなくなる作品。追い詰められた2人はどうなるのか、終盤は息するのを忘れるほどジェットコースターでした。