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生徒が教師に恋してしまう学園モノ。
ただの学園モノではなかったです。深く考えさせられてしまうストーリーでした。
数学教師の結川に恋してしまった生徒会長の千早。生きる目的を見失っていた千早をやさしさで包んでくれ立ち直ることができたけれど、ある一線以上は立ち入らせてくれない結川です。
二人の出会いと別れが華やかな学園生活とともに生き生きと描かれていて、その後の辛い怒涛の展開がさらに衝撃的に感じられました。
辛くて悲しい事実も、愛という強い思いで乗り越えていくところが感動でした。
とても深い許しの物語です。
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あとがきで書かれているとおり、最初は普通に学園。なのにびっくり展開だったのもあるんだけれど、最初っから楽しく読ませてもらいましたね。なんか変わった学園で、攻の千早が生徒会長で学園祭のシーンなんかとっても面白いし、それだけじゃなくって心温まるホロリとしてしまうシーンもあるしね!良かった♪千早が受の結川の事をすごく大切にすごく好きってのが伝わってくるし、それを伝えることを我慢してるのも伝わってきてなんかきゅ~んってしたんだけれど、物語はとんでもない方向に進んでいきます。まさかの結川の存在が幻だったなんて~~!
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優しく、穏やかで、ぎりぎりと痛くて切なく、とてもきれいで、さびしく、じんと沁み入るような小説でした。
罪悪感はひとを臆病にします。卑小にします。だけど、それを乗り越えたらふわっと身軽に、幸せになれる。ひとを認められる。先生に救われた攻めくんと、攻めくんに救われた先生を追いかけながらそんなことを思いました。脇キャラの二人も応援したい。不思議な雰囲気も含め、とても好きです。
どうか、ずっとずっと幸せにすごしてください。