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ただのギャグかと思いきやシリアスなところもあり……、思っていた以上に面白かったです。
廃部危機!な野球部復活をかけてがんばる子たちの話です。ありきたりな話かもしれない。でも、そもそもの廃部危機の理由とか、主人公の過去が徐々に明かされていくところは、結構、印象深いです。
なにより、中村がいろんな意味で強烈で、いるだけで笑える。野球部にいそうで、いなさそうな……中村。
熱いよ、中村!
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まぁ、この作品の構成要素の8割方中村だと思う、うん。サブタイも中村の言葉だし、お笑いのほぼ全てを中村が独占してる。中村すごいよ中村。ちなみに主人公ではない。
ちなみに構成要素残りの1割強は校長。理由は読めばわかる。
ある理由で野球を辞めてしまった主人公・桂木が(もちろん中村の)勢いに流されて野球を再開してしまうというすんごいありきたりな設定なのだが、中村の目立ち方が半端ない。
どうやら女子も高校野球に出れる設定みたい。いきなり万能少女とか出てくる。そこを弱小野球部がどう向かっていくか・・・かなりアツイです。
試合もしっかりあるけど、どっちかというと中村メインのコメディーな感じ。
最後に、去年のえんため大賞作品と比べると正直イマイチ・・・というより去年が神すぎただけだが。
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ギャグがズッルズルに滑っているのはまだいい。改行が無駄に多いのもまだいい。よくないけど。「努力してレギュラーやってたけどあっさり天才に追い抜かれてむなしくなったから野球やめた」という設定の主人公が、一年半野球やってなかった主人公が、監督もいない素人ふたり含むなチームで甲子園の常連校相手に投げ勝てるってどうなの。それこそ、昔の主人公並みの努力をプラス三年以上続けた奴らがゴロッゴロいるもんじゃないの常連校なんて。主人公もはや天才サイドやん。でもって、甲子園常連チームを背負っているのに公式戦でわざとデッドボールするライバル。ないわー。試合まで散々練習しただろうに大事な試合当日になって伸びていた爪が割れる主人公。ないわー。マジで色々ないわー。イラストと口絵はすごくかわいいけど、小説なので小説のみの評価です。
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表紙とかから言ってこれはギャグものかぁと思ってたら結構青春モノだった。各キャラの個性が分かりやすく、最初はウザいなぁと思ってたのも後半以降は好感が持てた。これからの展開も気になるところです。野球モノです。
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このラノベをなんと表現していいのかわからない。
同じファミ通文庫のタイトルを借りるなら
「バカと野球と寝癖ボーイ」
これが一番しっくりくるか。
物語の中に中村(主人公ではない)というやつが出てくるのだが、どう考えても彼がこのラノベの主役。
この男がいなければどんなにつまらないものになっただろう。
説明が面倒なんで知りたければ読むべし!
サブタイトルは「ねっとりぐちゃぐちゃセルロイド」
もうわけわかんないでしょ(笑)