投稿元:
レビューを見る
●「お葬式」と並んで紹介したいのが同氏作の「夏合宿」です。 こちらは夏合宿に行った先で奇妙なホラー体験をする少年の話。
なんといっても印象に残るのが、最後のシーン。怖い怖い幽霊が、最後の最後で落としてくれようとは、誰が想像していただろうか!という感じ。
読後の爽快感は、星新一氏よりもこちらのが強い気がします。スッキリホラーを味わいたい方にお勧め。
投稿元:
レビューを見る
角川ホラー文庫の一冊。すごく怖いというよりはどこかユーモラスさを感じるのは確信犯なのかな。(2002.7.3)
投稿元:
レビューを見る
怖い文庫本といえば、でおなじみの、角川ホラー文庫から出てるのに、軽い。読みやすい。面白い。夏にぴったりの短編集です。蒸し暑い真夏の夜に、すっきりとした刺激が欲しい人はにオススメ。星新一などのショートショートが好きな人にもオススメできる一冊です。
投稿元:
レビューを見る
この人の作品はかなりお気に入り。これだけ「笑える」ホラーって今までなかったんじゃ? 単に馬鹿らしいだけのお話じゃあないしね。ちゃんと怖い、なのにすごく笑える。これってかなりすごいかも。この人が長編を書いたらどうなるんだろう?
この一冊の中でのお気に入りは、表題作「夏合宿」と「たまみ」。「夏合宿」の老婆はあまりに素敵すぎ。会いたいです(笑)。このオチはホントに笑えた。まさに「そりゃないよ」。
「たまみ」は言わずと知れた楳図さんの某作品のパロディ(?)だけど、本家本元よりこっちの「たまみちゃん」のほうがすごい。さすがに怖さは本家の方がぐぐっと上だけどね。あと、気になることとして、「三本角の恐竜」はステゴザウルスじゃなくて、トリケラトプスなんじゃないかなあ、とひとことツッコミを入れたい。
投稿元:
レビューを見る
Book Offで衝動買い。
この作者の作品は初めて読む。
読んでみて...一応「ホラー」にしましたが、
何というか...「オチ」があって笑えるという
珍しい芸風(^ ^;
短編集で、いろいろなシチュエーションで
いろいろなドキドキハラハラは感じられるのですが、
最後の最後に「そう来るか」的な展開があり(^ ^
「お笑いホラー」とでも言うのでしょうか(^ ^;
おそらくはサービス精神の現れなのでしょうが。
あと、作者はおそらくかなり若い人なのかと。
言葉遣いが「なうなやんぐ」な感じ。
「深み」「重厚さ」はないけど、読みやすくはある。
文体が「オチのある芸風」に合ってるかな。
長編はどんな感じになるか、ちょっと読んでみたい(^ ^
投稿元:
レビューを見る
「夏合宿」「本と旅する彼女」「廃屋」「たまみ」「ドライ・オア・フレッシュ」の5つの短編集。ホラーだけど、最後にくすっと笑える。
投稿元:
レビューを見る
お気に入りの角川ホラー文庫の短編集。着眼点がすごく変わってて思いのほか気に入った。遠藤 徹をもうちょっとマイルドにした感じ。不思議と記憶に残る話が多いね。『本と旅する彼女』の主人公はちょっと自分と似てる気がしたわ。
投稿元:
レビューを見る
ユーモアホラー?独特の作風。
「本と旅する彼女」がベスト。
以前読んだ『お葬式』のほうが好きだが、この作品も十分に楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
ホラー短編集ですが、どの話も意外な落とし方が面白くて非常に読後感がよい。怖い話からの意外な展開が白けることなく上手くはまっていて、不思議と懐かしいほっこりした気分にさせてくれる。「夏合宿」「本と旅する彼女」「たまみ」が好き。
「夏合宿」夏合宿先の田舎で不思議な体験をする少年。最高の一夏の思い出。
「本と旅する彼女」予定調和的で破滅的。なんてはた迷惑な。
「たまみ」怖すぎるよたまみ。
ホラーと笑いは紙一重なんだなあ。