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ついに完結!
今まであれこれ好き勝手な批評したぶん、ここまできたら、もう何も言うことはないかな。ヾ(´ω`)
何もかも解決して~なんていう、ありふれたエンディングじゃない。
すっきりとした終わりではなくて、これからを感じさせる結末が良かった*
確かに解明されていない部分があって疑問は残ったし、消化できてないところもあるけれど、でもそれがこの作品の持ち味というか。
きっと読み返すたびに、新たな発見をさせてくれることだろう。
ラストで将也が開いた扉の向こうに広がっていたのは、つらいだけの過去か、あるいは如何様にも変えてゆける未来の可能性か…
そんなことを思いながらもう一度読み返してみたら、また違った見方が出来るかもしれない。
障がいのことやイジメのこと…だけじゃない多くのことを、この作品には考えさせられたけど、多分これからも考え続けるのだと思う。
自分にとって、そのきっかけの一つをくれた作品になった。
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聴覚障害を持つ女の子が健常者に苛められてそれでも逆境に負けず…と言うお話かと思いがちだろう、そう言う作品では、ない。誰にでも起こりうる一瞬にして強者が弱者に陥れられ、孤独を選ぶ話だ。孤独である事を賛美もしないし、否定もしない、ただ、人間関係は集団の中で変化し、個人対個人で隠蔽され、非常に見えにくいものであると言う事、見えにくさにうつむいて見ないままで生きていくのもその人の生き方、俯いた頭を上げさせる人が必ず現れるとは限らないのが現実。自分の事をまず自分で解らないと人の事など解る筈がない。
ここに登場する少年・少女・大人たちは、心底互いを信じている訳ではないかもしれないが、関わろうとすることを止めなければ人間関係は完結する事なく、結論を出す事無く続くのだ、と言う物語だった。
結弦の存在が一服の清涼感を与えている。これがなければかなり気持ち悪い性格の子ばっかで、物語の本筋を見失って読んだかもしれんなぁ。
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終わった。
終わったけど、扉を開けたその後がもう少しみたかったなぁ。
答えがどうあれ、やっぱり「可能性」を信じたい。
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お話もきちんと畳めていて、ストーリーに破綻もなく良い作品でした。ただし娯楽作品とは言い難く、特に前半の巻の内容がきついので、もう一度最初から読み返す気にはなれません。
次作はエンターティメント性に溢れた作品を期待します。
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余韻が素晴らしい。何者にもなれないかもしれないけど、いつか何かになれると信じた希望に溢れる終わり方でよかった
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ベタな「らう゛すとーりー」にならなくてよかった
(できれば、最初の「読み切り」を載せて欲しかったなぁ・・・ 切り抜きが捨てられんw)
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最終巻。12/19読了。
その先をやって欲しかったというのはありますが、どんな作品でもそう思えるものは、やはりそれまでが満足だったってことですよね。どうなるのかなとハラハラしっぱなしの7冊でした。
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いい結末でした。終わるタイミングも良かったと思う。こんなに突き抜けるように気持ちが晴れる作品はなかなかない。最初はかなり重かったけどね。いい漫画です。作者のこれからを応援します。
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やーしょーが正義を語らなくて良かった。周りを断罪しなくて良かった。俺は心底、川井さんが嫌いだけど、川井さんが劇的に論破され、悔い改めるようなことがなくて良かったと心底思う。
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※本レビューでは全7巻を纏めて扱っています。
※暴力描写の含まれる作品です。
【印象】
聴覚障碍をもたない少年、聴覚障碍をもつ少女。
小学6年での出逢いと集団いじめ。
そして高校3年生になった少年は過去と向きあう。
【類別】
青春、ヒューマンドラマ、ロマンスの要素。
【脚本等】
分かりやすく構成されています。
各登場人物について、程度の差はあれど掘り下げて描写されます。
【画】
表情や振る舞いに関する細かい描写に惹かれます。
手話が分からなくても文脈を読むことで楽しめます。
【備考】
以下は過去に投稿したレビューの記録ほぼそのままです。
◆1-3巻についてのレビュー(2014年05月22日投稿)
<印象>
聴覚障碍をもたない少年、聴覚障碍をもつ少女。
小学6年での出逢いと集団いじめ、不和、別れ。
そして、高校3年生になった少年は過去と向きあう。
<類別>
強いていえば学園もの、ヒューマンドラマでしょうか。
しかし分類しがたいです。
<筋立て>
1巻にて題材がはっきりと示されます。行為の重さという観点では2巻からが本番なのかもしれません。
複雑な構成は無く、読みやすいものです。
<画>
描写、特に表情から察することが好きな人の気にいる作品だと思います。
絵柄としては安心感のある雰囲気、デフォルメは中程度です。
◆4巻についてのレビュー(2014年06月28日投稿)
<備考>
1-3巻と同様です。
本巻では主人公よりも周囲の心情に焦点が当てられました。
◆5巻についてのレビュー(2014年08月22日投稿)
<備考>
1-4巻と同様です。
本巻では人物同士の衝突が色濃く描かれました。
<画>
所々に少しの崩れが見られます。
◆6巻についてのレビュー(2014年10月29日投稿)
<備考>
1-5巻と同様です。
本巻では人物それぞれの抱える心情がはっきりと描かれ、次巻での締めを匂わせます。
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精神的にきついが再読しなければならない、その価値のある作品。次回作は無理をせずに月刊で、比類なき構成力を楽しませてほしい。
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そんな漫画みたいに人生上手くいくわけないじゃん。…そう思っても泣けてくるのは何故なんだろう。
彼らの一つのピリオドは素晴らしい形になったと思います。
そんな上手くいくわけないじゃん。漫画だから上手くいくんだよ。現実はそんなに甘くないんだ。…正直な所、そんな風に思ってしまうくらい、彼らの選択・歩みは出来すぎなくらい明るく希望に満ちています。
それでも、例えそれがフィクションだったとしても、どうしようもなく切なくなるものがあります。それは多分、ハリウッド映画のように巨大な困難を画期的なアイディアや力で乗り越えたから得られるカタルシスではなく、日々の営みの中で誰もが少しずつ傷つき、けれどしっかり古傷として残りながらも、本当に少しずつ少しずつ癒されながら歩み続けている姿を描いているからじゃないかな、と。そしてきっと、誰もがそういう経験を持っているからこその共感。
共感。
そう、今の自分と照らし合わせて苦しかったり切なかったり、羨ましかったり妬ましかったり。それでも、将也や硝子達に幸せになって欲しいと願うのは、きっと自分も幸せになりたいと思うからでしょうか。
彼らのように前向きには生きられないけれど、それでもそんな風に思えたのはこの作品のおかげなのかもしれません。
ていうか、将也、リア充過ぎて共感できねぇ…っ!!!
彼女が美少女の上に、ボーイッシュ妹、しかも蓮っ葉幼馴染とかありえねぇ…!!!
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終わってしもうた…。
前巻が鬱だっただけに、今回のパーッと道が開けていく感じというか、光が照らされていく感じに救われました。
みんながみんな仲良くニコニコとかじゃなくて、少しずつわだかまりもあるんだけど、それでも共に生きていく、っていう。
それぞれのたくましさに心打たれた。
これからもきっと大変だけど、一歩ずつ一歩ずつ、苦労して苦悩しながらも、前に進んで行ってほしいです。
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最初からどうしても拭えない嫌な重さが嘘のように 気持ちのいい終わり方(*≧∀≦*)
いい意味で裏切られて とっても嬉しいです♪
うまく行き過ぎだろ!と言われるかもしれないかど
漫画なんだからそれでいいと思います
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最後の扉を開ける場面、震えるな。緊張感がある。10代だから描けたのか、人間の心を、日常をえぐる作品。名作。