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久しぶりにこの手の小説で大笑いした部分がありました。ヒロインに貰った手作りのプレゼントのくだりです。微笑ましいな、と(笑)もちろん笑いだけじゃなくてキュン!ともさせてもらいました。地味で読書好きの桃霞と「首狩り帝」という二つ名を持つけれど本当は誠実で優しい繚飛が少しずつ心を通わせていく所や、繚飛が桃霞に甘々な所などは読んでてニヤニヤしました。詩の部分は漢字も多くあまり分かりませんでしたが、謎解きの部分は桃霞の読書好きの力が発揮されて上手く出来てるなと思いました。首狩りも本当に首を狩るわけではなかったので読んでてホッとしました。あまりこの手のレーベルで血なまぐさいのはちょっとね…
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やっぱり、葵木あんねさんのは、中華系の話の方が好きですね。今回も楽しませてもらいました。
「首狩り帝」と物騒な二つ名で呼ばれる皇帝の燎飛ですが、実際は噂の一人歩きみたいなものです。彼がきちんと後宮の美姫たちと子孫繁栄に努めようとするのに、彼女達は泣いて嫌がる。なのに、大勢の前では燎飛の寵を得ようと素振りを見せる。そんな風な態度を見せられると、なかなか女性に手は出せないですし、自分の正体を知らないとはいえ、自分を怖がらない桃霞に惚れちゃうのも分かる気がします。
燎飛が桃霞のプレゼントの変な座布団を大事にしてて、生首と勘違いされているのも笑っちゃいました。カバー表紙の帯に隠れている部分にありますけど、確かにあれはひどい。あれを麻袋に入れてにやついていたら、ちょっと皇帝の威厳はないですね(笑
皇族の首狩り=龍気を断ち、記憶を失わせるという設定もなかなかよくて、続きがあったら面白いのにって思いました。
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読み切り。久々に中華もの。
”苛烈な帝の後宮に入った身代わり姫の運命! ”
という売り文句のような、身代わりをメインとした話ではなく、苛烈な帝との鬼ロマ!というわけではないのでご注意。
図書室で、出会った男を文字の神仙”考帰真君”だと思い込む、かなり浮世離れした文字好き乙女と、人に恐れられる皇帝という身分を隠したまま彼女に言い出せずに、もじもじする男とのルルル痒い、ほぼの後宮ロマ。
さくっと楽しめる、乙女ノベルらしい良いロマ
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4274.html
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美貌の従姉妹の代わりに、後宮に入る事に。
そして周囲に何やら言われていても
ひたすらに読みふける根性。
そして顔合わせをしてないとはいえ
仙人と間違う、楽しい脳内。
そこで働いている人ではない=仙人、になるのは
本の読みすぎかと思われますw
事件が始まるまで、ひたすらに甘いです。
本人も甘いですが、周囲も甘い。
ここまで他の人に応援されるのも珍しい、と考えると
それほど恐れられている、という証にはなりますが。
最後まで読むと『首狩り』の意味が分かりますが
確かに、殺してます。