投稿元:
レビューを見る
これは結構好みがわかれるのでは。塩野さんがまだ若い頃に書かれたものなので文章もそんな雰圍氣が漂っている氣がします。ブルジョワ嗜好が前面に押し出されているところとか(笑)。でも読んでいてやっぱり面白い。『再び男たちへ』の方が好きですが、これはこれで楽しいと思います。
投稿元:
レビューを見る
イタリア、ファッション、または歴史のどれか1つでも興味があれば楽しめます。「イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻」ではイタリアにやって来たイギリス男のとったある行動を紹介。カフスボタンを忘れた彼がイタリアで購入したモノとは?
投稿元:
レビューを見る
男女を起点にした人間関係をするどく喝破している。すごい。この慧眼。掌編エッセイだから実に言葉が凝縮されてる。付箋を貼りながら読んだ。
投稿元:
レビューを見る
「男たちへ」となってはいるが、塩野七生的スタイルの書だ。これをバイブルに自己変革を図る男なんて居るのかしらん。居たとしたらきっと塩野七生に馬鹿にされるに違いない。
投稿元:
レビューを見る
『銀器をめぐるお話』を高校の選択現代文の授業で読んだのを機に彼女のエッセイにはまった。
文章が淡々としていて好き。
投稿元:
レビューを見る
そろそろカエサルかなと思い、そのつゆ払いとして読んだ。まぁ、悪くない。ためになる言葉もいくつかあった。
投稿元:
レビューを見る
日本に居たときかだったらかなり反発したと思われる箇所が随所に見られる
が、ヨーロッパ式の優雅さ(または「時代遅れさ」とも言うかもしれない)にどっぷり浸かり、ヨーロッパ故の優越感、既得権益などを知り、享受してしまっている今、ほぼ全てにおいて共感をもって頷いている。
この本はもちろんフツウの男たちに向けて書いてあるが、われわれ女性も読むべきである。なぜならそれまでフツウであった男がフツウでなくいい男になった時に、私たちもそれに匹敵するような女でなければならないから。
(2005.1.15)
投稿元:
レビューを見る
フツウでない筆者が男へのメッセージを書いたのだから、フツウでない男になるだろう。読みづらかった。そのうち再読する予定。
投稿元:
レビューを見る
知的な女流作家のいう男性論なんて読んでも意味がないといっているのは塩野七生自身だけれども、これは塩野七生の挑戦ではないだろうか。
女性ファンが多い作家だからあえてこのようなエセーを書く気になったのだろうか。
つねにルネサンスやローマに言及するところが面白い。
投稿元:
レビューを見る
自分にもし男の子が生まれたら、こんな風に教育したい。
ヨーロッパの男性は、女性に優しくなければならない、とされているようなところがあって、
そして実際そう育てられていて、
そうか、それはこういうところから来てるものなんだな、と納得した。
小さな息子を持つお母さんへ、
特にオススメの一冊。
投稿元:
レビューを見る
【目的】
【引用】
【感じたこと】
身体全体からえもいわれぬ明るさを漂わせている男。
「明るい男」が成功者。
暗黒面にばかり気をとられているひとではない男。
自分の仕事に90%の満足と10%の不満を持つ男。
…納得。気をつけます。
【学んだこと】
投稿元:
レビューを見る
1993.3.20 3刷 500
インテリ男はなぜセクシーでないか?浮気弁護論、殺し文句についての考察。男の色気、嘘の効用について。成功する男、わが心の男。腹が出てきたらもうおしまいか等々、塩野七生が男たちに贈る辛辣にして華麗、ユーモアと毒にみちた54章の「男性改造講座」。若者から老人まで、男が本当の大人になるための最良のバイブル。
投稿元:
レビューを見る
評価3.0
塩野さんが世の男どもに送る男性論!! ちょっと読みたいw
いや是非読みたい。 呼び覚ませ私の中の「マゾ」
投稿元:
レビューを見る
塩野七生さんの男性論。
なるほどと思うところもあったが、読み飛ばした部分もかなりあった。
引用したのは、共感したところではなく、おもしろいと思ったところ。
P.13
男は結局のところ、頭の良いのが最高だ
つまり、ここで言いたい「頭の良い男」とは、何事も自らの頭で考え、それに基づいて判断を下し、為に偏見にとらわれず、何かの主義主張に凝り固まった人々に比べて柔軟性に富み、それでいて鋭く深い洞察力を持つ男、ということになる。要はものごとに対処する「姿勢(スタイル)」を持っているかいないかの問題である。
P.34
遊びは、バリエーションを愉しめる所にしか存在しない。つまり、選択の自由が楽しめるところにしか、存在しないのである。
P.63
よく、話題のない人、という評価を耳にすることがある。だが、話題の全くない人などいるものではない。共通の話題がないか、それとも、精神的なつながりを持っていない者同士が話すからである。
ともに同じ「世界」で遊ぶためにはぜひとも必要な、「同じ言語」で語ることのできる繋がりとなると、恋愛と似ていて、一生出会わない人と何度となくである幸運な人と、はっきり分かれるように思えるのだ。
P.71
「装うとは、着る人間の個性に合ったものであるべきである」
という従来の考えに私は全く賛成しない。
「装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいか」
で決まるものだと私は信じている。だからこそ素晴らしいのだ。
P.330~336
男が上手に年をとるために
戦術一 まず、自分の年齢をいつも頭の中に刻み込んでおくこと。
戦術二 そして、自分の年齢と、共存共栄の方法を考え、実行すること。
戦術三 強いて、若づくりをしないこと。
戦術四 居直ること。つまり、自然体であること。
戦術五 一か所、どこかに派手な色を使うこと。
戦術六 恋をすること。
戦術七 優しくあること。
戦術八 清潔であること。
戦術九 疲労を見せるのを、恐れないこと。
戦術十 セックスは、九十歳になっても可能だということ。
戦術十一 利口ぶった女の書く、男性論なんぞは読まないこと。
投稿元:
レビューを見る
3月21日読了。古今の映画俳優とイタリア男に精通した著者が語る、イイ男についてのエッセイ集。カッコつけない=ナチュラルなだけの男にはてんで魅力がないというが、力んでカッコつけても見苦しくなってしまう・・・。が、「いい男になること」に対して自覚的でない人間がいい男になるはずはないやな。まあ、平凡な日本男児がこの本を読んだからとて急にセクシーになることはできないが・・・。イタリア男が装いでイギリス男に完敗する、フィレンツェでのエピソードが面白い。「粋」を分かる人間でありたいものだ。