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図書館にて。
昔かなりはまった無印シリーズ。
昔読んだ書評に「誰もが書けそうで書けない物語」とあったがそうだと思う。
でも、どうもそこが薄い感じがしてつまらないと思ってしまった。
私が変わったってことだろうか。
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解説にある通り、割と愉快に読めたのはコメディタッチというか、
ブラックユーモアとして書かれていたからなんだろうな。
それでも浮気相手が妻を攻撃しようとほくそえんでいるところなんて
吐き気がした。
なんで間違ってる方が偉そうで、正しい方がお願いしないといけないんだか。
両親共に若い男に手を出すなんて、もうここまできたら笑うしかない。
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不倫は悪いこと!と強調するほどでもないけど、特に同性に関してだが不倫を自慢する人間はロクでもないと思っている。だが世の中には、「不倫だって美しい」と賛美せんばかりの風潮もあるような気もして、この本も積極的に楽しめるかどうかわからなかった。何故、この本を佐藤優は薦めたのだろう…
読んでみると、案外面白かった。渡辺淳一のようなドロドロ感はなく、それと示唆されることが書いてあっても、描写自体は至って淡白。不倫する側が語り手であっても、「そうかなぁ?」と入り込めないようなところはない。語り手も含め登場人物が動揺しているような場面でも、著者自身の冷めた視点が文章の内部に組み込まれている、と言うのか。
“愛”が絡んでいるからと言って、美談に仕立て上げていないのが、この本のいいところ。
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不倫と言えば、ドロドロした感じだが、この物語はひと味違う。
本当ならドロドロなんだろうけど、笑えたり、呆れたり…
世の中、色んな夫婦がいて人間がいる。
そんな中で生まれる不倫もまた色々。
2013.9.18
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お菓子でいえば、小袋に入ったスナック菓子のような感じでした。気負わずさらっと読んであっという間におしまい…。
不倫というと、そこに何か意味があるのかと深読みさせたり、愛がなんだと盛り込みがちなところ、日常の中にさらっと存在する感じが私的には共感できました。
2016年に読みかえしたのですが、だいぶ時代が違うところもおもしろかった。トレンディー俳優の名前とか…。
男性の不倫は性欲のおもむくまま、女性の不倫は誰かに女として見られたいという気持ちなのでしょう。作者もその辺をつべこべ言わずに書きたかったのかな~と。
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題名からしてドロドロしてて修羅場があるのかな?と思って読んでみたけど、軽く読めてしまいました。ドロドロも修羅場もあったけど、クスッと笑えるし、あきれてしまう話ばかりだったのでよかったです。(あまりドロドロしてると私は読めなかったと思う。)
群ようこさんの話はたまに強烈なキャラの登場人物が出てきます。今回の本はそういう登場人物がけっこう出てて、苦笑いの連続でした。こんな人本当にいるんだろうか?私が知らないだけなのか?と真剣に考えてしまいます。
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不倫をテーマにした12つの短編集。不倫と聞くと、なにかドロドロとした人間関係を想像するかもしれないが、それとは裏腹に、本作は明るめでユーモアに描いた小説である。そのため、本作はどの話を読んでも特別後味の悪いものはなかった。不倫をベースにした小説ということもあり、不倫した者の内面が重点的に描写されている。また、フィクションではあるが、男女間で不倫相手に求める要因が異なるところが興味深かった。