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投稿者:ao - この投稿者のレビュー一覧を見る
『繰繰れ!コックリさん』のスピンオフで、信楽メインのお話です。原作者さんと異なる漫画家さんですが、綺麗な絵で読みやすく、違和感なく楽しめました。コックリさんと信楽さんのコンビが元々好きなので、本編とは違う二人の姿が見れて嬉しかったです。
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私的には、スピンオフってのはアリかナシで言えば、アリだ、ただし、作画を担当する漫画家次第だが
自分だけの絵柄を失わないと同時に、原作者の絵柄に似せられるか、もしくは、求められるモノを描ける高い画力も勿論、大事だが、私はもっと、他にスピンオフの内容を愉しむために重きを置いてる点がある
以前、『FAIRY TAIL ブルーミストラル』の感想を書いた時にも述べさせてもらったが、原作者に対して、尊敬の念と共に、オリジナルの面白さを超えてやるって勝ち気、気概、原作者に向けた対等なライバル意識があるか、そこが私にとっては大事なのだ。無自覚であろうと、心の中に少しでも、それがあれば、話に如実に表れる
そう言う意味では、この『愚愚れ! 信楽さん』はスピンオフとしてレベルが実に高い。オリジナルにはない、遠藤ミドリ先生にも出せない面白さが存分に詰まっていた
コックリさんでなく、化け狸・信楽を主役にしている点も好感が持てる。過去話であるのに加えて、コックリ、信楽ともに、ベタだが特殊性も併せ持つ刑事って職に就いている設定も面白かった
オリジナルでも、稀に男前な一面を見せてくれる彼が、この作品ではそれなりにゲスさを醸しつつも、本当にカッコいいのだ。信楽ファンの女子は手放しで喜べるだろうが、『操操れ!コックリさん』が全般的に好きなファンからすると戸惑うなぁ。でも、カッコいいから文句はない
信楽の、どんな女にも優しくする、この一点だけは同じ男として尊敬できる。他の部分はまぁ、アレだw きっと、彼のような男を「伊達男」と呼ぶんでしょうね。まぁ、普段は「駄目男」だけど
コックリさんの本気モードの姿が見られる第1化け、手錠プレイにニマニマ笑いが隠せない第2化け、どちらも笑えると同時に心温まったが、やはり、私は信楽が一人の女の為にポリシーを曲げる強さが見える第3化けをお勧めしたい
たった一巻で締め括ってしまうのは、実にもったいない。遠藤先生がOKを出せるのなら、是非、続編を描いて欲しいものだ。可能なら、前後編の話を読みたいな
この台詞を引用に選んだのは、オリジナルの信楽が実際に言いそうだ、と納得する一方で、宗一郎先生にしか出せない味をしっかりと感じられたから
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アニメ放送時のCMに興味を惹かれ、本編より先にスピンオフ作品に手を出してしまった。
本編読んでないので比較できないけれど、3話だけじゃもったいない。
やはりおじさんはいいね!
長生きすればするだけ、思い出したくない辛い思い出が増えていく、それが妖怪の哀愁なんだね。
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続刊が欲しくなりすぎる程度には良いスピンオフでした。原作を損なうこともなく、突飛すぎる世界観に引っ張り込むわけでもなく。遠藤先生と宗一郎先生、元アシスタント仲間ということで執筆されたのかな-。原作からの違和感を感じることも一切なかったです。クズ格好いいおじさんのお話。
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繰繰れ! コックリさんの化け狸、信楽おじさんが主人公のスピンオフ第一巻。
狐、狗、狸の中から選ぶならやっぱり狸なんでしょうね。パット見ヤクザ者で、その実はというテイストの話で、本編のようなギャグはあまりなし。個人的にはおじさんの右目の傷の秘密なんてやってほしかったんだけどな。
狐と狸が共に刑事として働いている世界で、二人の関係性とか見ても、本編とはちょっと時間軸がずれ(ちゃっ)ているような感じ。