紙の本
ちからわざ
2015/10/10 17:10
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投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マッハとニーチェはともに知覚について論じることが多いのは知っていましたが、詳しい議論は知らず。参考までに購入してみました。
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マッハとニーチェを中心に、世紀転換期のヨーロッパ思想史について論じた本です。
著者の盟友だった生松敬三がヨーロッパ思想史にかんする名著を数多く残していますが、現象学やハイデガーの研究者として知られる著者もまた、この分野にかんする造詣が深く、それぞれの思想家の影響関係について綿密な考察が展開されており、たいへん勉強になりました。また、雑誌『大航海』(新書館)に17回にわたって連載された記事をまとめたものということもあって、親しみやすい語り口で議論が展開されているのも、個人的には高評価のポイントでした。
マッハからフッサールへの影響関係はむろんのこと、マッハ=アヴェナリウスの「経験批判論」に対して厳しい批判をおこなったレーニンや、マッハの思想から影響を受けたといわれるアインシュタイン、さらにムージルやホフマンスタール、ヴァレリーといった作家たちにおける世紀転換期思想の受容のされかたなど、該博な知識に基づく議論が自由闊達に展開されています。
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はじめのうちは同著者の哲学入門書をいくつか読んでいたので理解できたが、やはり途中から着いていくのが辛かった。やはり哲学的修練を積んでいないと分からない。
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面白いのに、ちゃっちゃと読み終われない。現象学の始まりの世界がボンヤリ頭の中に浮かびつつある。
ユクスキュル・マッハそしてニーチェ、その向こうにハイデガー、メルロ・ポンティが待っているらしい。
いまのところはそんな・・・・、