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(内容)
グリンダの<魔法の本>にギリキンの国のスキーザー一族とフラットヘッド一族が戦争をはじめようとしていると書かれたのを読んだオズマは、オズの支配者として争いをやめさせようと、ドロシーと共にギリキンに向かう。しかしどちらの一族も素直にオズマに従おうとはしなかった。戦いは始まり、その最中、オズマとドロシーはピンチに!二人を助けようとグリンダも現場に向かうが、手が出せない。
誰が二人の窮地を救えるのか?スキーザーとフラットヘッドは和解できるのか?オズマの支配を受け入れるのか?
(感想)
ハヤカワ文庫のシリーズ最終巻。「完結編」なんて背表紙に書いてあったから、何か大きな出来事が起こるのか?とどきどきして読みました。でもボーム自身は別にこれを最終巻にするつもりはなかったんですよね、病に倒れなければ。というわけで、特に大団円となるわけでもなく、物語はいつもの調子で続き、いつもの調子で終わります。ちょっと拍子抜け。話は面白かった。
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小学生の時、親にねだってオズシリーズを全14冊買ってもらった。あれから10数年経つけど、いまだに本棚の一角を占めている。子供生まれたら読ませたい。予定ないけど。
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とても政治的…な匂いのする作品。
おとぎ話ではない。
頭いいキャラが活躍なさいます。
グリンダはタイトルになってるくせに活躍してないよな。
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買いそびれて何十年、諦めていたオズシリーズ最終巻が、ひょんなことで入手できました。オズの国の端っこに、よからぬ権勢欲を持つ連中がいて、そこへ行く道々知られざる住人たちと出会い、ラストはめでたしめでたし。いいパターンですね。著者の没後も、愛読者に書き継がれているというのはさすが…。