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母が亡くなり、新しいお母さんがきて、子供も生まれ、自分の居場所がなくなる主人公。学校ではいじめられて、内も外も落ち着けるところがない中、あることをきっかけに不思議なものたちと出会うことに。
今までと違い、とても楽しい日々を過ごし、学校も楽しくなった。家を除いて。
はじまりはもう何てどうしようもない環境なんだろうと悲しくなりましたが、おばばと会えて、周りとのわだかまりもすっきりし、さらに主人公が一回りもふた回りも成長して、羨ましささえ覚えました。
いつかは入れなくなる日がもしかしたら来ちゃうかもしれないけど、そうなっても主人公はもう大丈夫だなというハッピーエンドでした。
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子連れで再婚する人や、二人目の子供ができる人たちに読んでもらいたい。そして、弟妹ができる一番上の子達にも。
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香月日輪さんらしい、妖と人間の温かいお話。母親と舞子の人間関係が少しリアルで、実際親が気づいていないだけで、こういう悩みというか、小さな問題を心に抱えた子供は、少なからずいるような気がする。でもそれは親だけのせいではないのだろう。短かったけど面白かった。
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図書館で読んで素敵な作品だったので、購入して読み返しました。
子供が思っていること、親が思っていること、人間それぞれ違うから素直にぶつからないとわからないね、と思いました。
物の怪たちの世界は、優しくて不思議で読み終わったあと心がぽかぽかしました!
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お母さんが亡くなって再婚したお父さんと継母の間に赤ちゃんが産まれた。
お母さんの死で寂しさが埋まらない所に、両親は赤ちゃんにばかり目を掛け、舞子のことを放ったらかしにしてしまう。
学校でもいじめっ子3人組に執拗に絡まれ、いつも暗く言い返せないまま、どこにいても居場所がない。
そんな時に出会ったイラズ神社のねこまたのおばば始め、カマイタチの風、キツネの参左、カッパの吉弥、異空間の居心地の良い妖たち。
舞子は居場所を見付け、どんどん生きる力を身に付けて行く。
その一方で、家には居場所がない。
諦め切った舞子に育児に疲れていた継母が溜まっていたものをぶつけてしまう。
蓋をしていた舞子の怒りが溢れる中、香月さんならどう収めていくのだろうと思いながら読み進めた。
おばばは
『完全な人間などおりゃせん。
人間にはそれぞれの物語がある。
自分の物語が大事なのはみんな一緒。
大人だっていつでも素直にいたいんだ。人間の芯の部分は子供も大人もそんなに変わりはしない。』
という様なことを話した。
子供を責めるのではなく、かといって大人を責めるのでもなく、違う視点があるんだよと提示して気付きを促す。
香月さんの物語はいつも決して子供を責めない、子供を尊重する目線が心強い。
最後は両親の反省が早く、うまく事が進み、大人の私には物足りなく感じたが子供にとっては頼もしい味方の一冊になると感じた。
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やさしい物語。何回も読み返したい。
お母さんと仲直りもできたし、これでもうおばばたちのいるところへは行けなくなっちゃうのかな…と思いきや
中学生になった舞子の日常にも当たり前のようにおばばたちがいる最後がとても良い
香月日輪さんだいすきだ〜
素敵な物語をありがとうございます
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ねこまたおばばに会ってみたい。
自分のおじいちゃんおばあちゃんを早くに亡くしたので、主人公の舞ちゃんのように遊びに行けるおばあちゃんがいることが羨ましい。
子どもの世界は狭いから、家庭や学校で居心地が悪いとすべてが楽しくない気持ちになるから、
舞ちゃんにとってねこまたおばばの所へ遊びに行くことが良い息抜きになってホッとした。
人には人の物語がある。
時私には私の人生があるように母親には母親の、友達には友達の人生がある。
普通に生活していると時々忘れてしまうこの事を大事に胸にしまっておこうと思った。