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なんか重い話だったような…でも、どうも遠い世界のことに感じられるのはなんでなんだろうな。あんまり身近にないことばっかりだったのか、そんなに身に迫って感じられなかったなぁ。
最初から怪しかった彼、途中で「あれ、大丈夫なのかも」って思って、でもって最後にそうきたか!と。探偵くんは、まあ微妙っちゃ微妙な反応を示すところが途中にも出てきたので完全に信じていたわけではなかったけど、まさかオタクくんと同一人物だとは思いませんでした。
助かってよかったね。
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気分は☆2.5であります。
へえ~。犯人はビックリ。
女性が主人公のミステリーの場合、なにゆえ不倫が多いのでしょうね……^^;
決してつまらないわけではありませんが、なんだか冗長。
もっと短くてもいいのでは、という感じ。坂東さんがいいキャラ。
んが、一番なんだかなと思ったのは、比喩の多さとその陳腐さ。
申し訳ないがうんざりしてしまった。文章としてはどうなのだろうか。
タイトルがもっとガッツリくる内容だったらよかったのに。
うーん。面白くないわけではないのだが。
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なかなか面白かった。
後半の一旦収束しかけてまた広がって勢い良く解決していく流れも割りと好き。
が、しかし、トリックが無茶なのと、犯人の目星が割と早い段階でついてしまったのが残念。まぁ、トリックが無茶なんで確信は持てず何となく何かあるな程度だけど。
キャラも良いし、結構長編ながら楽しんで最後まで読めたので、ちょっと勿体無いかな。
著者の作品はあと何作かあるようなのでもう一作くらい読んでみたい。
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左手に告げるなかれとは聖書の言葉。右手でした善行を左手に告げない。良いことをして自分の胸の中にしまって誰にも話さないのは難しい。それが出来なくて殺された木嶋の奥さん。そして彼女のダイイングメッセージはみぎ手。ボランティア、見栄、人間関係、コンビニ競争、様々な問題を含みながらもあまり現実味がなく物足りない感じ。
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いやあ、ミステリーらしいミステリーなんだけど…。
女性作家の乱歩了賞作なので、ちょっと期待してたのだけど、いまひとつ。
全体的にリアリティががっぽり欠けてて、物語に入っていけなかったなぁ。
スーパーとか、万引きGメンとか、面白そうな要素にもうちょっと突っ込んで
欲しかったなあ、と。
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導入部は面白いな、と思って読み進めていったのですが、
途中、何かが噛み合わない感じがして仕方がなかった。
謎に対する感性の違いなんだろーか。。。
それとも不倫相手の中年男と、それに阿る主人公がイヤなのか。。。
うーん。
でもやっぱり一番本を叩きつけたくなったのは、犯人の正体が
あの人だったからでしょう。
唯一好感を持てたキャラだったのに…。
【収録内容】
第一章 氷のバラ
第二章 不審者
第三章 生贄
第四章 誘い水
第五章 審判
<解説> 尾形明子
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渡辺容子公式サイト - Rose is a rose
http://www.watanabe-yoko.com/
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昔、不倫関係にあった元上司の妻が殺害され、容疑者にされたヒロインが潔白を証明するために真相究明に乗り出す。
やることは素人探偵だが、万引きを取り締まる警備の仕事にまつわる洞察力、会話の駆け引き等、ディテールが読ませるので飽きさせない。
携帯もメールもない時代のミステリーらしく、アリバイトリックに留守番電話と転送機能が鍵なのが懐かしい。
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第42回江戸川乱歩賞受賞を取られてるそうです。
主人公、八木薔子(しょうこ)は保安士。いつも万引きを捕まえてる。。ある日、薔子の以前付き合ってた不倫相手の妻が殺された。疑惑は薔子へとかかる。。
その疑いを晴らすべく独自で捜査を開始する薔子。
手がかりは「ミギテ」と書かれたダイイングメッセージ。その言葉の意味は?不倫相手の妻は誰に?なぜ殺されたのか?
最後は意外な結末でした。全く犯人像が浮かばず、途中ヒントらしきものはあるのですが、あまりにもありふれててまさかそんな人が犯人とは。。。と。
さすが江戸川乱歩賞だ。ただ最後があまりにも。。。え?どうして?的な。。。。なんで?みたいな。。あー言えない。
推理を楽しみたい方はどうぞ。お勧めです。
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[これぞ万人受けミステリー]だと言える本。登場人物のキャラクターや事情、人間関係、もちろん事件の内容、伏線、フェイクのバランスがとにかく良いです。
社内不倫の露見に伴いキャリアだった過去を捨て、デパートの保安官を生業としている薔子。しかしかつての恋人の妻が殺害され、その容疑者とされてしまう。
自らの嫌疑を晴らすために、元恋人、そして謎の探偵と共に自分なりに事件の調査を開始するうちに、最近起きているコンビニスーパーバイザー連続殺人事件とも関わりあうことに。
私は薔子のキャラクターに好感を抱いたけれど、それはつまり大勢の読者も同様だということで、彼女を主役にしたシリーズが出来ています。
古典ではない王道をお探しの方はどうぞ。受賞作品でもあるので、有名どころが好きな人にもお勧め。そして、バランスが良すぎて、一歩間違えば二時間サスペンスなところもあるので、ミステリーはTVで派もぜひ。頭の中での映像化しやすさは抜群。
2010年10月26日 16:27
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ずい分前に発表された時に気になりながら読まなかったのを、今回新装版で出ているのをみて読みたくなりました。犯人が実はこんなに近くにいたことに驚くと共に考えたなと思いました。
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万引きGメンの八木薔子。
かつての不倫相手の妻が殺害され、容疑者とされてしまう。
自分の手で謎を解くために、動き出す。。
この前「エグゼクティブ・プロテクション」を読んで
あれ?この八木薔子って・・・って思ったので
コレを読み返してみました。
やっぱ同一人物だよね?
そっか~、この八木ちゃんが、数年後には
クール&ビューティで、スーパーサイア人みたいに強いボディーガードになるわけね。
いったい彼女に何があったんだろう(笑)
この小説は、よくできてるんじゃないかな~
犯人も「え?」って感じだったし。
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インパクト大のイントロ、最終章「審判」のまさかの結末・・・さらにまさかの続編あり?!一気に読んじゃいました。
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第42回江戸川乱歩賞受賞作
この賞の傾向として個人的感覚であるが、ある業界を描くことが主になっている気がする。今回は万引き犯を捕捉する保安士が主人公。
過去のトラウマ的出来事に立ち向かいながら自分に着せられた容疑を晴らすべく真相を突き止めようと奮闘する様子が文章の細部から読み取れる。
この物語の魅力は登場人物の人間らしい普通さ、ではないか。この世には完璧な人間などおらず過ちも犯すだろう。そんな人間が必死に過去の出来事に向き合ってその場の問題に立ち向かう。そんな姿だからこそ自分はこの作品に興味を持つのではないか。そんな事を考えさせられた作品であった。
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殺人事件が、不倫による女の戦い、万引きGメンの実情や、企業買収による問題へと色々と変化してゆき、非常に面白かった。途中までは。最後がとってつけたような展開というか、それまでの話を全て無にする安易な犯人像に陳腐な動機という…最後の最後が残念だった