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ストーリーの進展にあわせたものなのか、出版社側からのテコ入れ要請なのか前作までとは少し作風が変わってしまったような気がする。
繊細な描写が少し等閑になった分、ツンデレ分が増えた感じ。
主人公のふらふらした態度はちょっと格好悪いが、分からなくもない。
読者に非現実を以下に現実らしく読ませることが出来るか。それが今後の課題じゃなかろうか、と勝手に思ってみる。
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おおおう。
何か変な新キャラが登場。アダムって名乗っているということは、世界の創造主って考えればいいのかな。いずれにしてもこれで話はまた面白くなってきた。
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5年前、僕は死んだ。
椎堂密が、オメガという存在に変質した――世界滅亡の始まりに。普通に学校に通い、幼なじみに淡い恋をしていた、そんな部分は全部、死んでしまった。
オメガたる僕が抱くのは、僕を殺してくれる”あの人”への想いだけ。
だから、自分に言い聞かせる。
対天使兵器の少女・サクヤ。契約で僕と恋する彼女との日々は、紛いモノに過ぎない、と。本当の望みが叶うまでの偽りの代替品、気休めでしかない、と。
死ねない僕と、僕を殺して世界を救いたいサクヤは、今日も”恋”をする。
でも、それは――決して”幸せ”であるはずがない、世界を欺く恋物語。