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「情け」を知る真の大人たれ!(帯より)著者の人情と気風にあふれた60余りのエッセイ集。ほろ苦くもあり面白い!!
新聞配達をしていた高校卒業までの4年間、毎年用意してくれたクリスマス・プレゼント、その配達先の奥方への感謝の想いを綴る「賢者の贈り物」。『生きるのがいやになったとき、読む本があります。一緒に探しませう』と店の横に貼り紙がある古書店のご主人の「人生、ええもんや」。
iPodに浪曲、落語、ベートーベン交響曲全集、オールディーズなど収め「iPodへの冒瀆だあ」と長男に詰られ、熟知したら、相当過激なユーザーにと豪語する「これは便利だ」。
ロードレーサー用ジャージーに長ズボン、サングラスに帽子というスタイルで自転車仲間とグアム島へ、著者だけ入国審査官に「イレズミを見せなさい」と、その筋の方ではないか怪しまれてしまう「濃いオイル」など、表題作のタイトルになってる“くじら”は最後の章で触れられていた。ちなみに最近読んだ『ジョン・マン』にもこの鯨組の話が書かれていた。
お酒は呑めないし煙草も禁煙されコーヒー党だと云う著者。TVで著者を拝見し、一見強面な感じがして実は密かに思っていたのだが、「濃いオイル」を読んで、やっぱり私だけではなかった・・・(-_-;)
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時代小説は未読。池波正太郎氏の作品についての本を以前読んだことがある。エッセイ集は初めて。身近なところに感動のきっかけはあるのですね。
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この人の時代物は結構読みやすくて好きなんだけどな
エッセーは・・・
何がいいたいのかよくわからないものも多かった(汗
家族の話は、どれも面白かったけどね♪
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表紙のイラストを見るだけで読みたくなるね。
2007/3に見た http://akanezora.cocolog-nifty.com/ 〜 映画「あかね空」の原作者。
内容 :
やんちゃな息子たちに振り回される日常から、お気に入りの食べ物や映画、歌、そして忘れられない人たちまで。
イチリキさんの人情エッセイ、お届けします! 『週刊文春』連載「にこにこ貧乏」を単行本化。
著者 :
1948年高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。
97年「蒼龍」でオール讀物新人賞、2002年「あかね空」で直木賞を受賞。ほかの著書に「にこにこ貧乏」など。
2012/1/2 貰う