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[ 内容 ]
情報の整理は無駄な努力。
革新的アイデアは記憶の連鎖から生まれる。
[ 目次 ]
はじめに 日常を仕事に持ち込むだけで、発想力は向上する
第1章 問題意識がスパークを生む
第2章 アナログ発想で情報を集める
第3章 情報は放っておいて熟成させる
第4章 アイデアを生み育てるアナログ思考
第5章 創造力を高める右脳発想
エピローグ 生活者視点があなたをクリエイティブにする
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
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☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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知人から借りて読む
ボストンコンサルティンググループ(BCG)の元日本代表で、現在は早稲田大学のビジネススクールで教授をやっている内田和成さんの著書
2006年には米誌にて「世界の有力コンサルタント25人」に選ばれていたらしい
名前がなんとなく気になったのだが、結構面白かった
発想力を鍛えるための思考法について語った本なのだが、まずは目次を羅列する
はじめに 「日常を仕事に持ち込むだけで、発想力は向上する」
第一章 「問題意識がスパークを生む」
第二章 「アナログ発想で情報を集める」
第三章 「情報は放っておいて熟成させる」
第四章 「アイデアを生み育てるアナログ思考」
第五章 「創造力を高める右脳発想」
エピローグ 「生活者視点があなたをクリエイティブにする」
見ての通り、キーワードは「日常生活」と「アナログ」である
「このデジタル時代に一体何を」と思うかもしれないが、まずは読んでみることをオススメしたい
さすがコンサルタントだけあって説得力のある語り口なのである
では、一つずつ見ていこう
まず「はじめに」と第一章は、本書の書名にも入っている「スパーク」について実例を上げて説明している
通常、コンサルタントとして必要とされるロジカルシンキングやデータ分析力は、「発想力」という観点から見て否定している
「発想というものはロジックやデータ分析からは生まれない」と言っているのだ
では、どうやって「発想」が生まれるのか
著者は「思考のスパーク」によって生まれると言っている
そして、「思考のスパーク」は「頭の中に情報を蓄え熟成させること」が必要だとも言っている
しかし、ただ情報を蓄えるといことうだけではない
「思考をスパークさせる」には、「問題意識」が必要だとも言っている
ここまでが「はじめに」と第一章で、次の第二章と第三章では、具体的にどうやって「情報を蓄えるのか」、そしてどうやって「情報を熟成させるのか」について述べている
第二章では「情報の蓄え方」である
端的に言えば「アナログ思考」をすることである
言いかえれば「データベースを作るな」ということだ
一生懸命情報を集めて整理して覚えていこうとすると、結局、その事自体の負荷が高くなってしまい、肝心の情報の活用にまでエネルギーが回らない
それを防ぐために必要なことが「アナログ思考」だというのだ
どういうことかというと、インターネットの「検索」やメディアによる二次情報ではなく、例えば、インタビューを行ったり、日々の生活を「問題意識」を持って過ごしたことで得た「一次情報」が重要であるということである
ここで重要なのが、「問題意識」を持つということだ
この「問題意識」(「興味」��言い換えても良いが)を持つことで、日々得ている情報が、「問題意識」を中心に構成される
整理もせず、覚えようともしないので、もちろん、忘れることも多いが、重要だとその時思ったことなら、メモを取るだろうし、そうでなければ、忘れたことは重要ではないことなのだ
第三章は「情報の熟成法」を述べている
情報で「熟成」と言うと不思議な組み合わせかもしれないが、これは、時間を置くことで、余計なことは忘れ去られ、また、他の知識との結びつきも得やすくなる
つまり、「スパークしやすくなる」のだ
この「熟成の仕方」は具体的には、頭の中に引き出し(=PCで言うフォルダ)を作ることで、この引き出しのブラッシュアップ方法も紹介している
第四章は、これまでの話を一旦まとめて、アナログとデジタルの役割を分かりやすく図示し、その上で、発想においてアナログがデジタルに勝る理由を述べている
アナログとデジタルは言葉の意味だけを述べれば「連続」か「非連続」かという違いになる
これを情報に応用するとどうなるか
デジタルは一つ一つの大きな情報が独立(非連続)し、その下にロジックツリーのように体系化されるという特徴を持つが、
アナログは、それら大きな情報も小さな情報も全て並列にクモの巣状につながっている(連続)
ここで「スパーク」という言葉に話はつながる
「スパーク」というのは一見関係の無いような情報のそれぞれがつながりあって新しい発想が生まれるということだが、これはアナログでなければ生まれないのだ(生まれにくい程度かも)
第四章では、このスパークを起こすための方法も述べられている
人と話すこと、頭の中で検索すること、頭の中の引き出しに題名をつけること、集めた情報を俯瞰することなどだ
第五章は、このスパークの仕方をさらに詳しく述べている
第四章の延長線ではあるが、この第五章からエピローグにかけて、著者の発想法のもう一つのキーワードが出てくる
それは「公私混同」である
もちろん悪い意味ではない
クリエイティブな発想をするためには、そこに至るまでに無数のアイデアを出さなければならない
無数のアイデアを出すためには、普段(=私)から仕事(=公)に関わるような、かといって肩ひじ張らない程度に、問題意識を持ち続けることが重要だと言っているのだ
これは「公私混同」とは言っていないが、「はじめに」からずっと著者が言っていることでもある
クリエイティブな発想というのはそんな簡単に身に着くものではないということだ
最後に、本書に書かれている方法論は、コンサルタントとしての長年の経験と訓練による確かな判断能力と思考能力があってこそのものだと思う
バックグラウンドとなる知識と思考法がある程度身についていないと精度が上がらない方法だと思うのだ
本書ではちょっとずつ練習していくことが大事だとも言ってい���が、まずは、ある程度の前提知識を一つの分野で得なければこの方法論は使えないと思うのだ
本書のやり方は確かに興味深いが、まずは情報をシャワーのように浴び、情報量を蓄えることが重要だと思った
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この手の本に救われたことがないのですが、何か応用できそうなことはないかだとか、自分の今の考えと合致することはないかとかそういう目論見で読んでしまいます。
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自分メモ
自分に必要な情報は、すぐに使える形で持つ。
頭の中にとどめた形で持つ。頭の中にないものは不必要。
頭の中にとどめるためには、アナログで。
身体を使って、レ点を打つ感じ。
いつかどこかで、情報が融合・反応して、スパーク!
新たな発想となる。
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内田氏の本は、論点思考から入って逆流して読んでる格好になった。個人的には論点思考を読めば、それでいいかも、と思う。
論点思考を再読したくなった。
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相手に自分の話を印象付けたり説得したりするために「会話の中で使う話題」をしまってく20の引き出しの話が参考になった。これやってみる。
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次回の読書会課題本です。
いかに良いアイデアを出すか?
そのためにはどうするか? という話ですね。
著者独特のやり方が書かれているので 素直に納得とは行きませんでしたが参考になります。
IT技術が発達した今、ネットで検索して調べた!ではアイデアは生まれません! 常日頃「なぜ」という疑問心をもって生活していきたいものです。
好奇心旺盛とかは序の口で その後のデータ引き出し、転換が自分の課題です。
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9/26 朝活@栄の課題本です。
ひらめく(スパークする)には現在のビジネスパーソンがタブーとされている右脳の働きが重要。
普段の生き方オフタイムの常識をそのまま仕事にも活かすというのは、考えてみれば、一日の大半の時間を占める仕事をプライベートと全く切り離すということ自体が無理があるし、長続きしないんだなと感じました。窮屈を強いることなくハッピーに仕事をするという考え方に共感できました。
当日の皆さんのアウトプットを聞くのが非常に楽しみです。
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面白かった。
イノベーションのジレンマの話と作業と仕事は違うという話が特に引っ掛かった。
で、最後のセキュリティのあるべき姿というのも難しいけど考えて見たい
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内田さんの普段の情報への接し方と、そこから生まれるアイデアについてまとめた本。きっちり整理しないやり方は、B型の自分には共感ポイント多し。あまりにも多いのでどっかで読んだような。あれ、2回目かな。いや違うかな。
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著者は、極端な物言いをしている様なニュアンスではあるが、発想のプロセスとして至極真っ当な事が書かれている。
情報をインプットし、それを脳裏に焼き付けるインデクシングの方法が幾つか示されている。インパクトを与える事が重要であり、示されている具体例のエピソードは興味深い。また人に話したり、書いたりするという方法も効果的である。全く持ってその通りだと思う。若かりし頃、記憶力が良かったときは、自分もその様な覚え方をしていた。年を取れば、尚更そういう工夫が必要になると感じる。
実践する事が出来ていない事を、再認識させられた。
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1.クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」
2.顧客志向の自動車泥棒
3.京大教授:梅棹忠夫氏
4.引出しの例(画像1)
5.仮説と連鎖 がこの本での自分のキーワード
「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法」は機会があれば読もう。
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2011年9月26日【朝活@NGO、朝食読書会@栄】
開催報告はこちら→http://ameblo.jp/asakatsu-ngo/day-20110926.html
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結論すると、「自分が直接見聞きした一次情報にこだわり、アナログで考える。」です。それ以上のことはほとんど言ってません。
御立さんの「戦略脳を鍛える」の後に、手に取りました。
同じBCG出身ということでしたが、内田さんの発想法では効率やスピードにはほとんど触れられていません。
自分の興味あることをテキトーに、イイカゲンに普段から収集し、「20の引き出し」として頭の中にストックしていくという方法で発想しているそうです。
インサイトを見つけるためのインサイトは見つかっていないようです。
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作者のテンションについていけなかった。
なんかそれっぽいこと言っているけれど
何行ってるか解からん。
なんや引き出しって。