B+ LABEL ふらちなトライアングル みんなのレビュー
- 真船るのあ(著), やしきゆかり(イラスト)
- 税込価格:550円(5pt)
- 出版社:小学館
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紙の本
どっちとくっつくのか。
2002/06/09 14:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『トライアングル』とタイトルにあるように、三角関係な内容ですが、大抵はどっちとくっつくのか、中盤あたりでだいたい見えてくるのが、この作品に限っては本当分からなくて…
それも、そもそもは一哉と陽輔が主人公・悠貴を巡っての三角関係なのに、悠貴が誤解しているからなんでしょうが。
“超”が付くような鈍感な悠貴相手では、ストレートにいかないと仕方が無いとしか言いようが無いです。
紙の本
ある種の郷愁を感じさせる甘酸っぱさ……かも
2007/02/13 18:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人の子を二人で取り合うお話ですが、幸いなことに、三人の関係は、それほど「ふらち」ではありませんでした。
好きな子に素直になれずに冷たく当たってしまったり、恋愛感情を見せる勇気をもてなくて、ひたすら「いい友人」を演じてしまったり。恋敵二人は熾烈に牽制し合いますが、どちらも主人公を前にすると、駆け引きにすらならない稚拙なやりかたでしか思いを伝えられないところなど、読んでいてほほえましいというか、くすぐったいというか、なんとなく癒されました。
このジャンルのお話では、やたらとセレブだったり、会社経営して大金を稼いでいたりと、ちょっとありえないような特殊な境遇の未成年が多くて、そういうのも面白いですけれど、このお話の三人のように、ごく普通の高校生の、いかにもありそうな心の動きを描いたドラマというのは、ややこしいことを考えずに楽しく読めるので、結構好きです。
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