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知らないと言うこと。
捨て去ること。
この2つの後押しをしてくれる。
軽快な語り口で押し付けがましくない。
色々な実験結果やエピソードがあり、1つはハッとさせられるものがあると思う。
前著もオススメ。
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勝間和代さんのお勧めで読んでみました。
固定観念を覆す論考がいろいろされており興味深いです。
インセンティブがなかなか一筋縄でいかないことがよくわかります。
NPOに関わるものとしてはともすれば道徳的インセンティブ一本槍になりがちですが、それだけでは広がらないんですよね。
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人は実際のコストを払わずにすむと、無駄な消費をしがちだ、医療が食べ放題方式で提供されても、同じことが起こる、料金を請求される場合に比べて、消費量が増えてしまうのだ、「病気心配症」の人たちのせいで、本当に具合の悪い人が十分な治療を受けられなくなり、待ち時間が無駄に増えたり、コストの大部分が高齢患者の終末期に投じられ、本来の成果が得られなくなったりする。誰もが意外に知らないのは、世の中のことだけじゃない、自分のことさえよくわかっていないのだ、ほとんどの人は自分の才能を把握するという、簡単そうなことがうまくできない。子どもが学校で過ごすのは1日7時間×年間180日、つまり起きている時間の2割ほどでしかないのだ、それにそのあいだずっと学習しているわけでもない。どんな問題を解決しようとするときでも、たまたま目についた気になる部分だけにとりくんでいないかどうか、気をつけよう、時間と資源を使い果たしてしまう前に、問題を正しくとらえること、いっそ「正しくとらえ直すこと」が何より肝心だ。「ホットドックを食べやすくするにはどうしたらいい?」この問をもとに実験を重ね、フィードバックを収集して、ついにはゲームのルールを書き換えることができた。誰かを説得したいときに、何だって相手の主張のよいところを認める必要があるのか? 一つには、反論には必ずと言っていいほど利用価値があるからだ、そこから何かしら学んで、自分の主張を強めるのに使うことができる、自分の主張に入れ込んでいる人にはそんなことは信じがたいかもしれない、でも忘れちゃいけない、自分が気づいていないということに気づかないことはしょっちゅうあるのだ。
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簡単にまとめてしまえば、失敗を恐れず、思いついたことはどんどん試し、疑問に思うことは何でも追及してみよう。羞恥心や気遣いは不要。固定観念、先入観にとらわれず、視点を変えて、自由な発想で考えてみよう、ということが記された本です。ユーモアとジョーク、アイロニーを交えた口語体の文章なので、理解し易く、あっという間に読めてしまいます。でも、ここで紹介されているエピソードは、ちゃんと心に残っています。それが筆者の狙いでもあるんですよネェ。
サブタイトルに〝どんな難問もシンプルに解決できる〟とありますが、世の中そんなにあまくないような気もするけど・・・。
何はともあれ、読み方によっては、なかなか奥の深~い一冊でしたぁ。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
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原題が Think Like a Freak
本書の内容は独立した2点で構成されていると感じました
・フリークのように考えろ(タイトルどおり)
・インセンティブの与え方で人の行動は変わる(設定が難しいけどね)
この内容については全く同意です
とても重要なことです
その観点では多くの人がこの本を読んでくれることを期待します
ただ、フリークのように考えること自体は実は簡単で
それを阻害しているのがフリークのように行動できないことだと思います
本書にも記述されていますが、フリークは変人とみなされ煙たがられます
本物のフリークは変人とみなされ煙たがられること自体が生き甲斐というのは言い過ぎにしても、少なくともそれに耐えられます
フリークの「ような」人にはきっと耐えられないですよ
フリークは生き様なので都合のいい時だけフリークにはなれません
時には身内や仲間との決別も覚悟する必要があります
本物は子供の頃からそうだから反りの合わない身内との決別は完了済みで仲間は理解者しかいませんからね
本書に足りないのはそこをどうするかという観点だと思います
思い切ってやってみな! 楽になるよ! ってことだと思うけど
本書って大人向きの本だからそれだと無理がありますよ
大人は諦めて10代向けの内容にしたら完璧だったと思います
本書を小中学生に普通に教える世の中を期待しますが、そのためにはまずそう教えることに対して教師にインセンティブを与える教育制度や学校運営が必要でしょう
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サッカーのPKにて、入る確率がもっとも高いにも関わらず、真ん中にシュートを蹴らないのは後の批判が怖いから・。。
いろいろ理由を付けたりして思考や行動をするが、0ベースで考えるというのはどれだけ難しいものだろう。。
ゼロベースで考えることについて、というよりヤバい経済学を読んでる感じ。楽しいことに間違いはない。
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聞く耳を持たない人を説得するには、物語を語るのがいちばんだと言うだけあって、具体的なエピソードが満載で読みやすい。「ヤバい経済学」もそういうことだったのだな、と納得。
先入観や常識にとらわれずに、どう問題設定して考えるか。納得のいく事例ばかりで、とても咀嚼しやすかったのだが、これを血肉にすることは、難しいなぁ、私には。でも、分かりきったことでも、小さな問題でも、向き合って、考え直してみよう。彼らのように、楽しんで。
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本書は、一般的な考え方に捉われない、一風違った考え方を提供してくれる。例えば、普通の人が大食い大会で優勝できるか、などである。
著者は一風異なった考えを述べているが、そのような角度で物事を見るためには、「脳を鍛える」ことが大事だと思う。思考はパターンだ。身につけることで、色んな考えができるようになる。自分の考えに凝り固まるのではなく、自分は「知らない」ということを認めて新しいことを吸収していく姿勢が大切なのだろう。
また、失敗を人は怖がりすぎる。異なった考えを主張するのも、誤りを恐れているからだ。失敗してもいいから自分の考えを述べる。次に生かす。失敗こそが成長だ。やめるのではなく「捨て去る」という考えを持つことで、何かを諦めたりするのにも踏ん切りがつける。機会費用を考えて、それに費やす時間を別のことに裂けばいいだけだ。後は、結果と姿勢で示せばいい。
思考法について、自分なりの考えを磨いてくれる一冊だった。
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①ゼロベース思考とは(サッカーPKの話を例に)
経済学的アプローチ…
感情や主義主張を脇にどけて
→データをもとに世の中のしくみを理解
→どんなインセンティブがうまく行くのか行かないのか
→具体的な資源や観念的な資源の配分
→資源が手に入りにくい原因はどんなものか明らかに
②『知らない』と言う
なぜ言えないか? 得をするから、道徳のコンパス
わからないとあえて言ってみる
③正しい問題を設定する
大食い小林の話
④真実はいつもルーツに
避けて通りたいところに鍵がある
⑤子供のように考える
楽しむ、生まれつきの才能はそれほど関係ない
⑥インセンティブ
人と自分のインセンティブは違う
人が口に出す希望と実際にやりたいことは違う
関係の枠組みを変える(金銭、敵対、友好、協調、権威)
⑧庭に雑草を引っこ抜かせよう
インセンティブ上級
⑨聞く耳を持たない人を説得する
主役は相手
自分の主張が完璧のふりをしない
相手の主張の良い点を認める
罵詈雑言は胸に
物語
聖書は説得の方法がたくさん書いてある
⑩やめる=捨て去る
死前検証
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目のつけどころを変えて、問題の本質を見抜き、解決しようという本。
まず、問題を見抜くには、様々なバイアスのせいで偏った先入観があるため、直感や主義主張を排除して考えないといけない。
そして問題を解決するにはインセンティブについて正しく理解する必要がある。
本文は口語体で書かれており、ページ数の割には短時間で読むことができる。
様々な実験結果やエピソードが出てくるので楽しみながら読み進めることができた。
実際ゼロベースで考えることの大事さはわかっているが本書にも書かれているとおり忙しさにかまけて考え直したりものごとをじっくり考えることをしていない。まずは前例を疑ってみることから始めようと思う。
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知らないことを知らないと言えない、それどころかわかっていないことすらわかっていない、か。確かに、無知の知には至らず。きゃしゃな日本人がニューヨークで開催されたホットドッグ早食い選手権で優勝した話、インドでコブラに悩むイギリス人領主がコブラの皮をもってきた者に懸賞金を出しらコブラの養殖が始まった話、なんてのは面白かった。「子どものように考える」ってのは結構実践できている。でも「やめる」、見切りをつけるってのには明らかに逆行しているな。やりだしたら損得抜きでやめない。それもある意味「フリーク」ではあるまいか。
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疑陽性の話は目から鱗。こんなの誰が騙されるんだろうと思うようなスパムとかって、なるほど、そうだったんだ…。
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・インセンティブが大事
・道徳的インセンティブは人を動かせない
・コブラ効果
・ナイジェリアの詐欺師(いかにも嘘っぽいメール)
・生命保険詐欺のトリック(本を使って犯罪者を誘導)
・やめることについて
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特に印象に残らない本。
柔軟な思想が重要ですってイメージしかない。
ゆるい文章も少し不快。
なんというか、全体的に真剣味を欠く。
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ホットドッグをもっとたくさん食べるにはどうすればいい?
どうしたらもっとホットドッグが食べやすくなるか?