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フリーのPRマン・漆田亮は、得意先の日野楽器から、ある男を探してくれと頼まれる。男の名はサントス、20年前スペインの有名なギター製作家ホセ・ラモスを訪ねた日本人ギタリストだという。サントス探しに奔走する漆田は、やがて大きな事件に巻き込まれてゆく。直木賞を受賞した、著者の代表傑作長編。
「Amazon内容紹介」より
一気読み.
日本とスペインが舞台.一PRマンが巻き込まれるには壮大すぎる話ではあるけど、面白くて引き込まれた.
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上巻と下巻で世界観がまるで変わる。
上巻は広告業界のビジネスストーリー。漆田の仕事ぶりがとてもスマートで、時々爆笑してしまうほどの面白さだったが、下巻は、何故一般人がそんな危ない目に!と思うほどハラハラドキドキの展開だった。
この本が3つの賞を受賞したのも頷ける。
冒険あり、推理あり、恋愛あり…。ついていくのに必死だった。
サンチェスがいいキャラだった。でもやっぱり漆田に惚れたかな(笑)
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バイタリティあふれる主人公がおれSUGEEEと大活躍し
職業的うんちくや床屋政談も盛り込んだ
中高生ならぬ中高年むけライトノベル
とは時代劇と呼ばれるものだが
本作も題材が江戸時代でないだけで中身は同じ
といったら失礼だろう
大衆向けエンターテイメントとは大衆がそれをもとめているのだから
そうあるべきである
にしても25年前にかかれたとしても古めかしい描写だが
古めかしいからこそ笑いつつ読める
現在同じようなことを現代を舞台に書いたら馬鹿であり
つまりだから時代劇は舞台が現代でないのだから
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ただの、PRマンの仕事じゃない。
外国のテロ組織に乗り込むなんていくらマージンもらえばやるんだよ!って話。普通の経費じゃ済まないよ。
ブラックすぎて笑えた。
後半の怒涛のネタバレのオンパレード。
世間狭すぎ。近場だけでやりすぎ。
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下巻から舞台はスペイン。
もう主人公(漆田)がPRマンという事実を忘却させられる大活劇に唖然(何度死にかけるのw)。
帰国してからはエピローグくらいかなと思っていたが、それにしては残りページの量が多い。そこからのミステリ解決編的怒涛の展開には「満腹でもう食べられないよう」と贅沢な悲鳴をあげた。
後味は決して良くないし、漆田の皮肉屋キャラも鼻についたが、総じて高カロリーな大盛り焼肉定食のような満足感であった。
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サントスらへんの人物関係には全く気づかなかった…。理沙代が死んじゃって、なんとも言えぬ虚無感。そんなに漆田は報われてはいけないのか。
冒頭からじわじわ引き込まれる感じだった。