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投稿者:こーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私の感性とは合いませんでした。
面白いと感じる前に苦痛になってきて挫折してしまいました。
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独創的である.伝えたいことも届くが,なぜか響かない.私が薄情な人間だからかな.
以下あらすじ(巻末より)
深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由は―東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。
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深夜2時46分、「想像」という電波を使ってラジオのOAを始めたDJアーク。その理由は…。東日本大震災を背景に生者と死者の新たな関係を描きベストセラーとなった著者代表作。野間文芸新人賞受賞。
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想像で伝えるラジオ、あるいはこの小説そのもの。喪失を満たすのだ。想像してください。
「きれいごと」感は否めないけど、それでも理想を抱かなきゃ人は生きていけないし、これでいい気もする。良かったです。
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思い。
想い。
つながっていく、どこまでも。
目の前からあなたがいなくなっても。
いつまでも、ずっとどこかで、誰かが。
自分もそうでありたい。
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亡くなった人のことを思って悲しみ続けることは決して悪いことではない。悼み続けることを肯定してくれる感じ、涙が止まらん。
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ずっと読みたかった作品。賛否両論いろんな意見あるでしょうが…とにかく、作者は書きたかったんだよ。あの3.11以降、書かずにはいられなかったんだ。その想いは受け止めたい。
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もう一度読み直してから、再度感想をいいたいのだけど、いま思ったこと。
とても涙もろい私が泣くことがなかったのは、
淡々とした物語の流れだったからかもしれないし、
あの日のことをTVでしかみていなかったからもしれない。
時間は流れて、いつのまにか、あの日おこったこと、
夜も眠れなかった事、不安で不安でしかなかったこと、
ぜんぶがとおくなっていくのがとても怖くなった。
それと同時に時間が流れている事にとても安心した。
あの日いのちがきえてしまった人々のさいごに
ほんのすこしでもあたたかな一瞬が訪れてくれていたらいい
そんなことも生きている私には思う資格なんてないけれど
救うのも、救われるのも、すべては想像なんだなって
すとんと身体の奥におちていったお話でした。
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不思議な本だった。最初から意味がよくわらず追々明らかになっていく『想像ラジオ』。あの日の映像が浮かび上がり、杉の木上にさかさまに引かかっているDJアークが頭の中で真っ暗な闇の中で浮かび上がる。 ポロポロと読みながら涙ができるわけではなかった。だけどじんわりと心に沁みこむ不思議な感覚。読みながら自分がどう感じて良いのかが掴めず、ただただフワフワと読んでいた。
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2014年本屋大賞8位
東日本大震災で亡くなった一人の男が、想像の中だけで聞こえるラジオのパーソナリティとして、死者と生者に向けて自分史をオンエアする話。
第1章~3章まではどのように読んでよいものかわからなかった。被災地の人間でない自分が読んでもわからないのだろうか?と。
第4章になって、非被災地に居ながら震災の生々しい映像を見てPTSDとは言わないまでも少なからずショックを受けた三者三様の戸惑いに対する人それぞれの受け止め方について「想像してごらんなさい」という意味と「想像しかできないんだよ」という2つの意味が掛け合わさっているんじゃないかなぁ、と感じた。
暫くしてから再読してみようと思う。
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東日本大震災で失われた命たちが発する悲しみや想いを電波にした想像ラジオ。
死者たちが声を発していることになるんだけど、震災で亡くなった人たちの魂ってこんなにも穏やかなものなのかな?
どんな状況で亡くなろうと、死ねば諦めがつく?
私はもっと苦しい声がたくさん聞こえてきそうな気がした。
本の中にも書いてあったけど、実際に死者の声を聞くことは出来ないけど、聞こうとして耳を傾ける時間は必要だと思う。
たとえそれが自己満足だとしても。
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正直これは評価が難しいなぁ。DJスタイルってのは斬新なんだけどそのせいで話し言葉すぎるし、結構話がどんどん発散していくので読書という感じはあまりしなかった。話し手とリスナーが想像で繋がるという発想も斬新過ぎて、そこらへん自分でうまく消化できてないのかとも思う。でも実際本を読んでDJを想像するので、この読書自体がすでに自動的に想像ラジオになるんだよな。このあたりの設定は絶妙だと思う。
他にもいいところがいろいろあって、例えばこのスタイルだからこそ被災者と向き合うというシリアスなテーマにも取っ付き易くする効果もある訳で。
本屋大賞ノミネート作品と言う事で読む前から期待値が高すぎたかもな…
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先にレビューを見てしまっていたので、内容がある程度わかってしまっていたからなのか?
自分が直接に震災の被害を受けていないからなのか?
あまり心には響きませんでした。DJアークが軽すぎて、震災で亡くなってもこの程度なの?と疑問を感じてしまいます。
読む人によって印象が異なる作品と思います。
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不思議な小説だ。
最初は何だか分からない内容だったが、段々と話しの内容や背景が分かってくると不思議な感覚になる。
死んだ後の自分がどうであるものなのか、どのように思い感じるものなのかそれこそ想像してしまう。
第二章と四章の差し込みも印象的だ。
不思議な魅力のある小説だ。
作者が発表後、どの様にこの小説が受け入れられるかというコメントがあったのを思い出した。
確かにそれぞれの立場や考えによって捉え方は違ってくると思う。
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記憶として生々しく、公然と語るにはまだ熱を持ちすぎているあの出来事を題材にした作品。
杉の木の上に引っかかってしまった男がDJを務めるラジオがかかり、物語は始まる。
始めは何もわからない。
男はなぜ木の上にいるのか。
想像ラジオとは何なのか。
なぜラジオが聞こえる人間と聞こえない人間がいるのか。
それらの謎が段々と明らかになっていく。
ラジオの語り口で話が進み、普通のラジオのようにBGMが流れたりする。
このBGMのチョイスがまたよい。
耳をすませば、本当に杉の木の上から電波が届くのではないかーーー
思わずそんな気持ちになる作品でした。