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色も絵もついていて読みやすいが、
若干説教くさくて響いてこない。
村岡花子さんの魅力を的確に表しているとは言い難い。
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中原淳一さんのイラストが添えられたエッセイ。若い世代向けに書かれたものですが、そうでない年代にも新たな発見があるのではないでしょうか。
その一つが「たのしい」という言葉について。
「たのしい」は、「たのし」は(手押し)、思い切って手を伸ばした形。前へ前へと推し進む形。つまり、たのしいというのは、ただおもしろおかしくふざけ廻ることではなくて、ほんとうは思い切り手を伸ばして力をふるうこと。
これは初めて知りました。「旅行や連休が楽しくて、なかなかやる気になれない」と思ったことは多々あります。「たのしかった」からこそ、手を伸ばして、やるべき事を一所懸命する。心がけていこうと思います。
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レトロな中原淳一さんの絵に惹かれて読んでみました。
学生時代、こんな先生いたなぁって懐かしくなるようなエッセイ。女性にとって新しい時代の幕開けです!なんてもう教壇に立つ姿が見えそうです。
もし彼女が現代の日本女性をみたら、いったいどう思うのか‥と想像してしまいました。
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心の美しさを持つことは、特別なことではなく、普段の生活の中で、小さな親切ができること、美しいものを見つけられること。
そういう緩い捉え方は、堅苦しすぎず、すんなりと受け入れることができる。
小さな親切、小さな幸福を見逃さずにいれば、豊かな余裕のある人になれると思う。
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戦後新しい時代が幕開けた意気揚々とする日本が垣間見れた。
物がなく皆等しく貧しいところに、突然革命的と言える男女平等、平和主義の憲法が定められ、日本は貧しいながらも希望に満ち溢れていたのだろう。
月日が過ぎ、それが当たり前の日本に生きる怠惰な私には、この教育が素直すぎて、まぶしすぎて。
そら、理想ではあるけれども〜世の中そんな綺麗事だけでは〜と感じ。
なんとも平和ボケしてしまった。ご先祖様が泣いておられるわ!と数時間改心致しました。
それほど、キラキラと少女たちが希望に満ちて、これを読む姿が想像されます。
目指すとこは皆同じな、ある意味貧しくとも心豊かな時代だったのかもしれません。
ただ、また数十年経てば、今この2021年を心豊かな面白い時代だったと子孫に感じてもらえるような日本に生きたいなぁと思った。
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読書についての考え方が素敵だと思いました。
自分が引き上げてくれたと意識される書物を求めたいと思います。
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母が、好きだった中原淳一氏の絵で、手にした本である。
今の人は、知らない言葉だろうけど、ちょっと「うりざね顔」で、当時としたら、大きな西洋風な目!
そして、スタイル画を抜け出したような、ファッションセンスのモデル画に、皆、母の時代層は、憧れで、眺めたのだろう。
そして、著者は、村岡花子!
テレビドラマも放映されて、若い人も知っているだろう。
色々な翻訳もなされている。
読んでいて、少し、学校の道徳の時間を思い出していたけど、中頃の電化製品が、発達し始めた時、機械化論と光栄論について、考えさせられた。
便利になりすぎて、この日の時代から、全て、変わってしまった現在。
冷蔵庫も、お風呂も、しゃべってくれる。
お金も、持たずに、買い物も出来る。
時間のゆとりが出来て、女性の活躍の時間が、出来たのは素晴らしいが、年をとり、余裕の時間を、有効に使うのに、困っている人もいるのを目のあたりにする事がある。
最後の方に、クリスマスの意義が、記載されていた。
「ホワイト・クリスマス」の意味を……
ずっと、雪の降るクリスマスを、頭に描いていたのだが、大きな間違いであった!!!
自らの持つものを分け与え、クリスマスを祝い、友や身内へ贈り物をして喜ぶ楽しむのを犠牲にして、その資金を社会奉仕の方へ回す事なのだと……!
今夏、とても暑かったけど、お盆休みでさえ、墓参りに行く人達は、減って、海外や国内旅行をする事が、当たり前になっている。
生活習慣が、変化したのだけど、従来の行われるべき事は、継続して欲しいと願う 昭和生まれの私である。
本を読んで、母の時代を考えながら、母を懐かしんでいた。