紙の本
本格化する空襲
2022/11/01 17:22
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついにあいの住む名古屋にも本格的な空襲が始まる。この巻で、疎開先で悲惨な状態にさらされていた、ときを父とあいで連れ戻すが、警報で眠れぬ日々。ときにとって、どっちが良かったのだろう。自宅に防空壕を掘るも、正月から空襲。しかも東南海地震に続いて三河地震まで。
「何かに追い立てられているみたい」「ついに私の中に戦争が入ってきた」という言葉に当時の市民が感じた不安や恐怖を見る。
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投稿者:雪うさぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正月だから敵国は攻撃してこない
という考えは甘かった。
容赦ない攻撃。
疎開先に預けていた妹を対応の悪さから
一緒に帰ることに。
逆プロポーズが良かった
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ページを追うごとにB-29の機体が大きく禍々しく描かれており、戦争がすぐそばまで迫ってきている事ともに、あいの中の恐怖が大きくなっている事がよくわかる。
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画力がかなり上がっている。
洋三一家が合流し、疎開先で虐待されていた三女を呼び戻す。戦局は悪化の一途、とうとう民家まで狙われる。
空襲だけじゃなく、また地震、夜間統制、配給、ストレスフルな人間関係がある一方で、主人公の身近ではまだ希望がある。
希望だけでは生きていけない、という一文が重い。
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先の大戦における、名古屋の一般庶民の生活を描いた漫画の第3巻。いよいよ空襲が激しくなり、軍需工場だけでなく住宅地にも爆弾や焼夷弾が落ちてくるようになった。そのような中で、自前の防空壕を掘ったり、家の屋根板を外したり(焼夷弾が屋根板に挟まると被害が甚大になる)、市民の涙ぐましい努力がリアルに描かれている。重たいストーリーにも関わらず、作風はどこかほのぼのとしているところに救われる。
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疎開先の状況が酷いとは聞いていましたがまさかここまでとは...平和が当たり前な僕達にとっては考えられないです。
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帯文(裏表紙):”お正月は敵も襲ってこない”――そんな楽観をよそに、昭和20年1月3日、来襲したB-29。さらに1月13日にはまた巨大地震が。空襲、そして地震。住み慣れた街は驚くような速さで姿を変える。そんな中、疎開中の三女・ときの様子を見に、あいは父とともに岐阜へと向かった――。
目次:第15話「みんなのお正月」,第16話「記憶の家」,第17話「ときを訪ねて」,第18話「消せない灯り」,第19話「エイミング・ポイント」,第20話「宝物」,第21話「来襲」
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民衆も戦争に巻き込まれていく。
日常がなくなっていくというのはとても不安になるものなんだと思い出させてくれる。
何でもない日、仕事に行くのがだるい日、そんな日々が幸せなんだよね。
平和が当たり前になっている私たちにハッと気付かせてくれる。
戦争はきっともうすぐ終わるよって教えてあげたくなる。